みょうがは、薬味としてそうめんや蕎麦の付け合せに欠かせないものですよね。わたしもあの爽やかな香りやシャキシャキとした歯触りが好きでよく食べています。
でも食べ過ぎると物忘れをすると昔からよく言われていますよね。その話は本当なのでしょうか。みょうがのそのような点や効能等について調べましたので、ご紹介しますね。
みょうがを食べると物忘れするってホントなの?
よくみょうがを食べると物忘れすると言われていますが、実際の効果としては、逆にみょうがを食べることで、頭をすっきりさせることができるのです。
なぜこのようなみょうがにまつわる言い伝えがあるのでしょうか。このような言い伝えには諸説あるのですが、インドのお話が元になっているようです。
お釈迦様の弟子に物忘れの名人のお坊さんが一人いたそうです。
そのお坊さんは、悟りも開くほど大変仏道に優れていたのです。でも何故なのか自分の名前を忘れてしまうのです。そこでお釈迦様は、その僧の名前を書いた札を首から下げさせました。でもその事すら彼は忘れてしまいます。
そしてとうとう自分の名前を覚える事のないまま亡くなったのです。その後僧の墓からみょうがが生えたのですが、そのために皆がそのみょうがを食べると生前の僧のように物忘れすると言い出し、それが伝えられているというものです。
ということで、物忘れをすることと実際のみょうがとは何の関係もないので、安心して食べてくださいね。
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みょうがの栄養と期待できる効能は?
みょうがは、ショウガ科ショウガ属の多年草で独特な匂いがしますが、あの匂いの要因となっている物は、α-ピネンなのです。
α-ピネン
血液の循環を調整したり大脳皮質を刺激して気分を高めるという作用があります。そして、発汗作用や眠気を覚ましたり、消化の促進を図るといった効能があります。
アルファピネンは油に溶ける性質があるので、みょうがを薬味として使う場合にも油分を含む料理等と合わせて食べると吸収がよくなりますよ。
カリウム
体外へ余分な塩分を排出する効果があり、浮腫の防止や血圧を下げ、夏バテにも効果があります。
カンフェン
抗菌作用や抗炎症作用があります。
ゲラニオール
鎮痛作用や鎮静作用に効果があります。
ミョウガジアール
辛み成分なのですが、血液の流れをよくする作用があります。
みょうがはダイエットにもいいの?
みょうがのカロリ-は、100gで12Kcalしかありません。直接ダイエットに働きかけるといった働きは持っていないのですが、この100g中に210mgもカリウムが含まれているので、体内の水分を排出してむくみの解消等になるのです。
また、みょうがは90%以上が水分で血をサラサラにするという効能もあるのでダイエット中に取り入れてもカロリーも気にせず体調を整える事ができますよ。
でも食べ過ぎはダメ?食べるときの注意点はある?
好きなので沢山みょうがを食べたいと思っている方もいると思いますが、食べ過ぎると何か体に支障が出るのではないかと不安に思っている方もいるかも知れませんね。
胃腸に刺激を与え過ぎる
多少大量に食べると、人によっては問題が出る場合があります。というのも生のままで薬味などにして沢山食べると胃腸に刺激を与え過ぎることがあります。そしてお腹を壊すということがあるようです。
でも火を通し天ぷら等にすれば辛みも和らぎ、含まれる成分も弱くなるので多少沢山食べても支障はありません。
栄養の吸収を弱める
胃が弱い方だとあの苦味成分が栄養の吸収を弱める事があるといわれています。気になる方は、みょうがを刻んで水にさらしてキッチンペーパー等で挟んで軽く水気を取る様にするといいですよ。
無理しない程度に風邪予防にもなりますので、食事に取り入れたいですね。
最後に
「みょうがを食べると物忘れをする」
という言い伝えは気にせず、安心してみょうがを取り入れてくださいね。
みょうがを食事に少しずつ取り入れると体に徐々に良い効果が現れます。あく抜きには刻んで水に軽くさらしたり、色鮮やかにする場合には酢水につけるといいですよ。
- α-ピネン・・・・・・血液の循環の調整、大脳皮質を刺激、発汗作用、眠気防止、消化の促進
- カリウム・・・・・・浮腫みの防止や血圧を下げ、夏バテ改善
- カンフェン・・・・・抗菌作用や抗炎症作用
- ゲラニオール・・・・鎮痛作用や鎮静作用
- ミョウガジアール・・血液の流れをよくする作用
いずれにしても食べても物忘れをするわけではなく、逆にみょうがには素晴らしい効能があります。ぜひ食事に、みょうがを取り入れて味に刺激を加えたり、食材としてうまく調理してより良い体調管理に活用してくださいね。
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