子供がマーライオンのように嘔吐して大変。

そして、夫までトイレに閉じこもることに・・・。

わぁ〜・・・感染拡大しちゃってますね。

どう吐瀉物を処理してますか?

え?

キッチンペーパーで拭いて、雑巾掛けしているわよ。

もしかしたら、その方法が間違っていて、感染拡大につながっちゃってるのかも?

 

嘔吐下痢になると、何が大変って・・・吐瀉物(嘔吐物)の処理!

適当な処理をしていると、家族みんなに感染拡大してしまう結果に。

 

実は我が家・・・子供が0-157になり、保健所の立ち入りがあったりと大変な経験をしたことがあります。

その時に、しっかり処理マニュアルを習った上に、書籍も入手。

その後、子供が嘔吐下痢になっても、家族が感染したことはありません。

そう・・・しっかり嘔吐処理マニュアルがわかっていたら、感染拡大は防げるんです!

 

そこで今回は、覚えておきたい嘔吐処理マニュアル!

  • 処理方法
  • 感染防止方法
  • やってはいけないこと

などにわけ、説明しますので、参考にしてください。

嘔吐処理方法は?

正しい嘔吐処理方法を知りたいわ!
では、マニュアルとして以下の方法を覚えておくといいわよ。

必要なものを用意し、消毒液を作ります。

 

用意するもの
  • エプロン
  • 使い捨てマスク
  • 使い捨て手袋
  • ペーパータオル
  • 新聞紙
  • 塩素系漂白剤(キッチンハイター)
  • ビニール
  • 500mlのペットボトル(空のやつ)

 

使い捨てマスクや手袋は、ホームセンターや100均のものでかまいません。

塩素系漂白剤は、どこのお宅でも大体あるキッチンハーターが便利です。

消毒液の作り方

まず、消毒液を準備しましょう!

嘔吐処理

  1. ペットボトルのキャップに塩素系漂白剤を入れ、2杯分ペットボトルに入れる
  2. ペットボトルに水道水を注ぎ、500mlにする1)

嘔吐処理方法

ここまで準備できたら、実際に嘔吐物を処理していきます。

嘔吐処理

  1. エプロン・マスク・手袋を装着
  2. 新聞紙やキッチンペーパーを使って、吐瀉物を中央に向かって集めるように掴み、ビニールに入れる
  3. 残った吐瀉物の上に、キッチンペーパーをかぶせる
  4. 最初に作ったペットボトルの液を、上からかける
  5. 拭き取りビニール袋に入れる
  6. 液が残らないように拭き取る
  7. 拭き取ったペーパーもビニールに入れ、密閉して処分
  8. 手袋とエプロンを外し、手袋は処分、エプロンは嘔吐した人の衣服とともに洗濯
  9. 最後にマスクを外し、ビニールに入れて捨てる
  10. しっかり手洗いをする2)

 

拭き取る時は、静かに包むように

間違えてもゴシゴシこすったり、菌が飛散するようなやり方はやめましょうね。

ゴミ袋は1つずつしっかり結んで、最後にいくつか出たゴミ袋をまとめてさらに袋に入れて処分しましょう。

そして、マスクを外すのは最後です。

エプロンは、消毒液につけ置きした後、しっかり洗いましょう。

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私、雑巾でゴシゴシこすっちゃってたわ!
それは、菌を広げていたかも!

その他!家庭内の感染防止方法は?

嘔吐物さえ処理しちゃったらもう安心ね!

ちょっと待って!

処理したら終わりじゃないわよ。

トイレに行った後、手を洗うまでに触ったものはありませんか?

もし、手に菌が残っていたら・・・、感染拡大につながります。

そこで、先ほど作った消毒液が役立つんです!

消毒液を使って、家中除菌をしましょう。

除菌

消毒液をつけた布やキッチンペーパーで、

  • トイレのレバー
  • ドアノブ
  • 蛇口
  • 電気のスイッチ
  • 階段の手すり
  • 洗面台

などを拭きます3)

 

触った可能性のある場所を、しっかり拭くことで除菌できますよ。

 

この方法、実際に保健所の人に教えてもらい、立会いのもと、一緒に家中を除菌しました。

目には見えない菌だから怖いんですよね。

嘔吐処理の仕方でやってはいけないこと!

何気なくやっていることで、間違えて感染を拡大させてしまっていることもあるので、注意ください。
  • 汚れた布団やカーペットを、浴槽につけて踏み洗い
  • 吐瀉物が乾いてから処理
  • 使った雑巾を使いまわし

汚れた布団やカーペットを、浴槽につけて踏み洗い

これは、菌を撒き散らしてしまいます。

また、菌が付着した浴槽をきれい洗いきれないまま家族がお風呂に入ってしまうと、感染拡大しちゃうでしょう。

 

そこで、布団やカーペットなどを洗う際は、まずは乾く前に吐瀉物を取り除き、消毒液につけ置きすること。

(漂白効果があるので、色落ちしちゃうものはご注意ください。)

色落ちしてしまいそうなものは、80度のお湯を用意し、そのお湯を使って洗濯しましょう。

嘔吐処理

消毒液を使えない場合の、詳しい洗濯方法はこちら。
  1. 吐瀉物を除去
  2. 熱水(80度)で10分間洗濯
  3. 一度流す
  4. 60度のお湯で10分間の本洗いを2回
  5. すすぎを4回(各3分)4)

吐瀉物が乾いてから処理

嘔吐したのが子供だったりすると、先にそっちの対処に追われ、吐瀉物が乾燥してしまうことに・・・。

乾燥してしまうと、菌は空気中に飛散してしまいます。

そのため、乾燥する前に処理をすることが大切です。

使った雑巾を使いまわし

なんども嘔吐するからと、吐瀉物を拭いた雑巾や、マスク・手袋等を使い回すのはやめてください。

目に見えない菌が、広がってしまう可能性があります。

処理に使ったものは、しっかりビニール袋に入れて封をして処分が鉄則です。

 

参考文献:1)2)3)4)ノロウイルス その感染症と食中毒 現場対策P43〜48

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • キッチンハイターを使って、消毒液を作っておくと役立つ
  • 吐瀉物を処理する時は、エプロン・使い捨てマスク・手袋をして
  • 吐瀉物は、ビニールにまとめる
  • 消毒液で家中を除菌
  • 吐瀉物を乾燥させない
  • 布団やカーペットなど、消毒液を使えない場合は、熱水洗濯

 

吐瀉物の中には、ウイルスが100万個以上も存在しているので、正しい処理を行わないと感染を拡大させてしまうのです。

今回説明した方法を、ぜひ実践してみてくださいね。

 

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