毎年流行する嘔吐下痢。

今年、我が家ははじめて感染しました。

真夜中に、眠った状態で口や鼻から噴水のように嘔吐する息子。

もちろん、布団はゲロまみれ

とりあえず、眠れる状態にしなきゃ、子供もかわいそうだし、家族に感染拡大することも。

実際、嘔吐処理マニュアルというのは、何度も耳にしていたため知っていました。

しかし、それが布団となるとまた別。

シーツをはいだまではOKでも、そのあとまた寝るため寝床は整える必要があります。

そして、その嘔吐処理をしても、また嘔吐される可能性も・・・。

そこで私は、何度も嘔吐下痢を経験したことのあるママたち数人と、小児科でも話を聞いてきました。

 

今回は、嘔吐下痢の布団処理について

  • 処理方法
  • やってはいけないこと
  • 次への備え
  • 完治後

など、4つの項目にわけお話ししていきたいと思います。

これを覚えていると、いざという時必ず役に立つでしょう。


嘔吐下痢の布団処理方法は?

まず、吐瀉物がついた布団をそのままにしておくのは、大変危険です。

その吐瀉物にはウイルスなどの病原菌が含まれていて、感染力を持っています。

そして、それが乾燥してしまうと、空気中に飛散し、さらに感染拡大の可能性が高まるのです。

  1. まず第一に、吐瀉物の処理をしましょう。
  2. 続いて、吐瀉物を取り除いた布団の消毒です。
  3. それが済んで、やっと洗濯に取り掛かります。
この3つの工程を詳しく説明しますね。

1.吐瀉物の処理

先ほども申しましたように、吐瀉物をそのままにしておくのはもっとも危険です。

ただ、そのまま素手で処理に挑むのは大変危険なため、準備が必要となります。

嘔吐下痢

  • マスク
  • エプロン
  • ビニール手袋(使い捨て)

を装着し、

  • ゴミ袋
  • キッチンペーパー
  • 消毒液

を用意しましょう。

嘔吐処理

消毒液は、こちらの記事↓にも記載がある通り、塩素系漂白剤を薄めて作ります。

 

ここまで準備ができたら、処理の開始です。
  1. 吐瀉物にキッチンペーパーをかぶせる
  2. 吐瀉物を中心へ包み込むよう集め、ビニール袋に入れる
  3. キッチンペーパーを汚れがある箇所にかぶせ、消毒液を撒く
  4. 3をビニール袋に入れる
  5. ビニール手袋を裏返すように外し、ビニール袋に入れて捨てる

ここまでで、吐瀉物を布団から除去した状態となります。

嘔吐処理

※ただし、消毒液は漂白剤なため色落ちの可能性があるため、注意ください。

 

続いて、その汚れが染み込んだ布団をそのままにはしておけません。

2.布団の消毒

吐瀉物を処理したら、布団を動かします。

洗面所や浴室等で、汚れた部分を洗い流す必要があるのですが、この時新たなビニール手袋を装着しておきましょう。

汚れた部分をきれいに洗い流す必要があります。

洗い流さず洗濯機に入れてしまうと、他の洗濯物にも菌が移る上、洗濯槽にも菌が残ってしまいますからね。

この時先ほどの消毒液を使って洗うことができるといいのですが、漂白の色落ちを避けたい場合、熱湯を用いて消毒しましょう。

ノロウィルスなどのウィルスは、85℃以上で1分間の熱を加えると殺菌効果があるといわれています。

嘔吐下痢

そのため、汚れを洗い流したあと、熱湯に浸すだけでも殺菌効果があるというわけです。

3.洗濯

ここまでできて、やっと洗濯に取り掛かります。

ただし、嘔吐下痢でない家族の衣類と一緒に洗うのは避けましょう。

嘔吐下痢

ここまでできたら、マスクやビニール手袋等を処分し、しっかり石鹸をつけて手を洗ってください。

 

嘔吐下痢患者、嘔吐下痢の処理をした人が触った可能性のある場所も、消毒液を浸した布で拭くようにしましょう。

嘔吐処理方法としてやってはいけない注意点!

吐瀉物を処理して、布団消毒・洗濯したらいいんでしょ・・・と思いがちですが、やってはいけないこともあるので、ここもしっかり押さえておいてください。
  • 吐瀉物に素手で触れる
  • ゴシゴシ拭く
  • 消毒(熱湯消毒含む)せずに洗濯
  • 他の洗濯物と一緒に洗濯
  • 水しぶきを立てて激しくこすり洗い
  • 吐瀉物を乾燥するまで放置

これらはすべて感染を広めてしまいます。

とくに、「どうせまた吐くから、あとで処理したらいいや。」というのは危険です。

ウイルスの塊がそこにある・・・ということを忘れずに!

 

まずは吐瀉物を処理した上で、次の備えでまた嘔吐した際にも対処できるようにするのです。

次の嘔吐下痢への備えが大切!

また先ほどの工程を、布団が汚れたらやる・・・、というのは大変ですよね。

そのため、少しでも次の負担を軽くするための備えが必要です。

実際に、小児科で嘔吐下痢患者を点滴の間寝かせる部屋の写真を撮ってきました。

嘔吐下痢

  1. カバーをかけた布団
  2. 枕元を重点的に、敷きパット
  3. 敷きパットの上に、防水マット
  4. 防水マットの上に、バスタオル

この順番で布団をセッティングしましょう。

ちょっとした汚れなら、一番上のバスタオルの処理だけで済みます。

ただ、冬場の掛け布団は非常に困りますよね。

 

バスタオルや夏用のタオルケットなどを、顔がかかる部分に掛け布団を挟むようにセットしていたら、もしもの時にはその部分のみを洗えばいいので被害を最小限におさえられるでしょう。

我が家では、防水シートがなかったので、このようにセッティングしました。

嘔吐下痢

そして、枕元には、

  • ビニールをセットした洗面器
  • ビニール手袋
  • 空気清浄機
  • スプレー

をセットしましたよ。

嘔吐下痢

嘔吐下痢完治後!家をクリーンに

嘔吐も下痢もおさまると、とりあえず安心しますよね。

ただ、目には見えないウイルス(菌)が残っています。

嘔吐下痢患者が寝ていた布団は、吐瀉物がかかっていなくても、きれいに洗濯し、布団は天気のいい日に干しましょう。

また、空気中にもウイルス(菌)が浮遊している可能性もあるため、窓を開けて空気の入れ替えをし、ウイルス除菌スプレーなどをオススメします。

 

参考文献:ノロウイルス その感染症と食中毒 現場対策P43〜48

最後に

ポイントのおさらいです。

  • すぐに洗濯するのではなく、吐瀉物を取り除き、消毒してから洗濯
  • 吐瀉物がかかった布団を放置するのは危険
  • 速やかに布団は処理し、次への備えを
  • 被害を最小限に抑えるべきセッティングを
  • 完治後は、徹底除菌

 

ただ私・・・ここまで処理方法を説明していますが、息子の嘔吐を素手で受けてしまいました。

すぐに手を洗い、消毒液で触った可能性のある箇所もすべて消毒しましたが、感染の恐怖に怯えています。

 

しかし、今回色々なママ友に話を聞く中で、皆一様にいうのが「布団が一番大変だけど、ここを怠るかどうかで感染拡大が違う」と・・・。

中には、噴水のような嘔吐で壁まで吐瀉物まみれになったというママもいましたが、皆それを乗り越えてきている・・・。

そういった先輩ママの経験談は、きっとあなたの役にも立つのではないでしょうか。



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