「ああ、うちのフライパンもうダメじゃん」
料理の相棒が弱ってくるほどカナシイことはありませんね。
毎日毎日使うものだけに、いくら上等なフライパンを買っても寿命はあります、ダメにもなります。
でもくっつきや焦げ付きを防ぐ方法を知っていれば、その寿命も少しは延ばしてあげられるかも!
後半では、主婦歴の長いワタシが使ってこれはいい!
また広告に惑わされずに次に使ってみたいオススメの★★★三ツ星フライパンを選んでみました。
食材がフライパンにくっつかない方法は?
フライパンの材質で代表的なのがテフロン(これは商標登録なので、次からフッ素樹脂加工とします)・鉄・アルミ・ステンレス・セラミックというところですが、材質に関わらず、食材がくっつきにくくなる方法を調べてみました。
- フライパンの温度
- 食材の温度
フライパンの温度
食材がフライパンにくっついてしまうのは、鍋肌の温度が約80度になったときで、食材のたんぱく質と鍋肌が結合しやすくなるからなんです。
なので、くっつかないようにするには80度以上に鍋肌を熱くしておくといいワケ。
ただ一度80度以上になったフライパンも、お肉や野菜を投入するとまた温度が下がってしまうことがよくあり、さらに野菜などから水分が出ることでくっつきやすい状態に!
鍋肌の温度が下がりはじめそうなときは、食材を混ぜる、ターナーなどで炒めることでフライパンの表面の温度が下がらないようにしましょう。
また餃子や焼そばを焼くときにけっこうたくさんお水を入れますが、よりくっつかないよう蒸し焼きするには、水ではなくお湯を入れるのが正解!
くっつき温度である80度を避けることができます。
いっぽう、鍋肌の温度が高すぎても焦げとくっつきの元になってしまいます。
「うわあ、焦げ付いてきたよ」と思ったら、いったん火から外すか、中華のコックさんがやっている回し油をやってみましょう。
炒めている途中に鍋肌のぐるりに油を回すアレ!
これは、一見油でくっつきを防いでいるように思いますが、本来の目的は鍋肌の温度を下げるためだそうです。
食材の温度
次に大切なのが食材自体の温度。
冷凍食品はともかく、冷蔵庫から出したばかりの食材は冷たいのでそのままフライパンに投入すると、くっつきやすいワケです。
なるべくなら常温に戻してから使うようにしたいですね。
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もしも焦げ付いてしまったら?お手入れの方法は?
長持ちさせるためのお手入れを紹介します。
なぜ焦げ付くのか。
どのフライパンもやがては焦げ付きはじめますが、そのいちばんの原因は、以前に焦げ付いた成分が鍋肌に残ってしまっているから。
修復するような気持ちで、一度しっかりとお手入れしましょう。
ここでは代表的なフッ素樹脂加工・鉄のフライパンの場合を紹介します。
フッ素樹脂加工のフライパン
ホームセンターで売っている1,000円以下のものは、”消耗品”と割り切って使うパターンもありますよね。
半年で買い替えるのもアリですが、やっぱり物は大事にしたいもの、お手入れをして焦げグセを直しましょう。
主な方法は以下4つ。
- 天日干しして木のヘラで焦げ落とし
- 水から沸騰させて放置
- 玉ねぎの皮を使う
- 重曹かお酢を使う
1 天日干し
これがいちばん簡単、フライパンをキレイに洗い、焦げ付きを濡らしたまま天日干し。
乾ききったら木ベラでこすって焦げを落としきります。
2 水から沸騰
水をフライパンに入れて沸騰させ、5分ほど沸かしてから一晩そのまま放置。
やわらかいスポンジか布キレで焦げ付きを取り除き、キレイに洗います。
それでも落ちきらない、また焦げ付いてしまったときにはコチラをどうぞ!
3 玉ねぎの皮
いちばん外側の茶色いぺらぺらの皮をフライパンに入れ、水から沸騰させます。
しばらく放置して焦げを木ベラなどでこそげ落としましょう。
4 重曹かお酢
洗浄用の重曹かお酢をスプーン1杯と200ccほどの水をフライパンに入れ、沸騰させます。
しばらく放置して焦げを木ベラなどでこそげ落としましょう。
鉄のフライパンは少し特別、塩洗い
乾いたフライパンに塩をひとつかみいれ、火にかけます。
つぎに火にかけたまま捨ててもいい布キレで鍋肌を塩でゴシゴシ。
このまますぐに使うときも使わないときもサッと洗い流し、水気を拭いて熱し、油ならしをしてリスタート!
フッ素樹脂加工のフライパンの平均的な寿命は約2年、鉄製のフライパンは本気で使いこなせば一生ものとも言われます。
鉄製のほうは、以下のようなひと手間が苦にならない人にオススメです。
- はじめて使うときは油ならしをする
- 調理したらスグにお皿に移す
- まだ熱いフライパンにお水をジュッをさける
- 汚れたまま放置しない
- なるべく洗剤を使わない
- 洗ったらしっかり拭き取る
- 毎回、油をサッと塗っておく
などです。
汚れを放置しないほうがいいけれど、かといって熱いフライパンにお水をジュッと入れると、フライパンの鍋肌また多層構造が傷みやすくなるとか。
なのでひとまず汚れを洗い流すときはお湯を使いましょう!
スキレットを使ってみたい方はコチラ→ニトリで人気のフライパン!ニトスキって何?
フライパンの選び方は?オススメはコレ!
では、主婦歴の長い私がオススメのフライパンを紹介します。
好みも使い勝手のポイントも人それぞれなので、参考までにどうぞ!
IH対応 ゴールドマーブル フライパン 26cm深型 ★★★
1品5役 焼く・炒める・蒸す・茹でる・揚げる のなんでもこいタイプ。
今、実際に使っているのがコレです。
お鍋の季節には土鍋代わりにも使えて、とっても重宝しました。
フタ付きではありませんが、大きめのお鍋のフタで間に合っています。
スイト こだわり職人 使いやすい鉄フライパン 26cm ★★★
レビューに「 もっと早くこのフライパン知りたかったです。一度違う鉄のフライパン買って自分で育てましたが時間と労力の消費が半端なかったです。」とあり、扱いやすい鉄のフライパンといえそう。
娘がいて、日頃から鉄分の補給が気になっているので、コレなら鉄のフライパンデビューをしてもいいかな。
手持ちの鍋のフタが使えそうなこと、取っ手が加工されていて素手で持てるのも高ポイントです。
柳宗理(IH対応)セラミックコーティング アルミフライパン 18cmふた付き ★★
日本を代表するプロダクトデザイナー考案の機能美、注ぎ口がついているところもグッド!
人にプレゼントするのにもいいな。
IHコンロの掃除方法ならコチラ→IHコンロの掃除方法を実践!今後の汚れ予防もバッチリ対策
最後に
- フライパンのくっつきを防ぐには、鍋肌と食材の温度がポイント
- 鍋肌は約80度がくっつきやすい
- くっつきはじめたら油回しも有効
- 餃子の蒸し焼きはお湯がベター
- 鉄製のフライパンはとくに長持ちのためのひと手間を
- 深型フライパンはほぼ万能!使い回しやすい
あるとき、カウンター席だけのレストランで女性シェフに聞いたことがあります。
「壁にいろんなフライパンが掛けてあるけど、家ではどのタイプを使ってるの?」シェフは笑って言いました、「テフロン加工のよ、なにかと楽だしねー」。
やっぱそうなんだー、同感!
過去にはティファールも朝日軽金属のも鉄の中華鍋も使ったことがある私が最近使い倒し、コンロにほとんど出しっ放しぱなしのが深型のフッ素樹脂加工のフライパンです。
厚手でそのぶん重いんですが、1年たってもそのくっつかなさに脱帽です!
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