意外と知らないお彼岸の常識。あなたは知っていますか?私は親になって初めてお彼岸の常識を知りました。初めて知らないんだとわかった年はとても恥ずかしい思いをしました。
親になっていてもなっていなくても、常識はきちんと知っておきたいものです。また筆者のように子供を産むと子供にもきちんとしたこ事を教えていきたいと思います。子供にまで恥ずかしい思いをさせたくないと強く思いました。
今回は
- お供えのお菓子の定番
- おはぎ(ぼたもち)以外のおすすめ
- お彼岸のお供えののしについて
これらのことについてまとめてみました。
筆者が知らなくて損した「お彼岸のお供え物」について、知ってて得する知恵袋なんかもご紹介します。分かっているつもりで実は知らない事が沢山。知っているのと知らないのとでは人としての常識レベルの差が天と地ほど開いてしまいます。
私のように赤っ恥をかかぬよう、さあ!あなたも常識マスター!
お供えのお菓子の定番はおはぎ(ぼたもち)!
こしあんと粒あんの違いなのか? 米粒がおおきいのがおはぎ、完全な餅になっているのがぼたもち?大きさの違い?作り方や材料(値段)の違い?
いえいえ違います。実はおはぎとぼたもちは基本的には全く同じものなのです。
違うのは食べる時期だけで、ぼたもちとおはぎをこう書くとどうでしょう。「牡丹餅」「お萩」。ぼたもちは牡丹の季節つまり春のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てたお菓子なのです。
その一方おはぎは、萩の季節つまり秋のお彼岸に食べるものの事で、こちらもあずきの粒をその季節に咲く萩にに見立てたものなのです。
その由来は、「倭漢三才図会」に「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあります。つまり簡単に言うと、「牡丹餅」→「ぼたもち」となり、「萩」を丁寧に言って→「おはぎ」になったというのが、一般的な説です。
春はぼたもち、秋はおはぎと春秋使いわけるものなのです。このことを知って、筆者は「さすが日本・・・四季を大切にする素晴らしい国だなあ」と感心しました。
また、春のお彼岸に食べるぼたもちは「粒あん」で、秋のお彼岸に食べるおはぎは「こしあん」というところもあるようです。
なぜ時期によって違うのかというと、秋は小豆の収穫シーズン!なので秋は小豆が柔らかいので粒あんを、春は収穫から時間がたってしまい皮が固いのでこしあんにするという理由があるんです。
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お彼岸のお供え おはぎ以外ならコレ!
お彼岸にはぼたもちやおはぎが定番ですが、このぼたもちやおはぎ以外にもお供えするお菓子があります。お菓子以外のお供え物もあることを知っておくと便利です。では実際にはどんなもの、いくらぐらいのものを用意すればいいのでしょうか。 相場として言われているのはお供え物の金額は5千円から1万円です。あまりに高価なものを持参するのは避けましょう。相手に気を遣わせてしまいます。以下にぼたもちやおはぎ以外でお彼岸に適したお菓子、そしてお菓子以外のお供え物をまとめてみました。
お菓子
- 砂糖菓子・落雁
- クッキー
- カステラ
- パウンドケーキ
- マドレーヌ
- プリン
- ようかん
一般的に盆菓子と言われる砂糖菓子や落雁もありますが、そんなに沢山食べないですし、もしお客様に配るといっても・・・時期を選びますよね。
今までにいただいて嬉しかったのは、身内の方や法事の参列者の方に高齢者やお子さんがいる場合を想定したクッキー、カステラ、パウンドケーキ、マドレーヌ、プリンやようかん、ぼたもちやおはぎ以外の和菓子などなど、日持ちしそうな焼き菓子の方が印象に残っていますよ。
お供え物はすぐに食べられるようにすることもマナーのひとつ。プリン、お菓子、ようかんなどは、箱から出してお供えしましょう。
また、法事などでは終わった後に参列者にお供えを配る事もあるので、小さい袋に入っていて小分けしやすいものがおすすめです。
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お菓子以外
- 缶詰
- お餅
- 昆布
- かまぼこなどの練り物
- 佃煮や海苔
- ハムの詰め合わせ
- 果物
- お花線香
常温でも置いておけるものがおすすめですよね。昔は缶詰が定番で缶詰を持参する人が多かったです。お餅、昆布などは日持ちがしますので重宝します。 他には、かまぼこなどの練り物、佃煮や海苔、ハムの詰め合わせなど賞味期限の長いものは助かります。逆に、お肉、魚など、殺生に繋がるものはタブーですのできをつけてください。 お花やお線香、お菓子のほかには、故人が好きだったものを選んで持っていけば喜ばれます。故人の好きなものだったり、お供えの後身内の皆さんでいただける物であれば問題ないのですが、お菓子以外ですと果物がおすすめですね。 お供えには丸い形、フォルムのものが良いとされています。ももやメロン、それから夏のお盆の時期などはスイカなどはとてもいいんじゃないでしょうか。バスケットに入っているような果物のセットもいいですね。 お供え物として相応しい花は、胡蝶蘭、蘭、白ゆりです。基本的には薔薇などトゲを持つ花はタブーです。気を付けましょう。 そのほかにも、お線香お茶「お線香代」「お菓子代」という名目のお金(3000~5000円)という方もいらっしゃいます。
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お彼岸のお供えののしはどうする?
一般的に品物に付けるのしは、四十九日までは黒白、それ以後は双銀の結びきりの水引です。のしの表書きは御供または粗供養としてください。下段には名前を丁寧に書きましょう。 筆者が調べたところ、あるホームページに「ご法要包装イメージ」などが写真で載っていたりしてとても分かりやすかったのと、ご法要の包装紙が神式包装イメージと神式・キリスト教用の包装紙もあったりして、今は包装紙やのしまでも多様化しているんだなあと感心しました。
また、多様化のリスクとして相手様がどこの宗教かを知らないまま対応してしまっても怖いので、わからない場合は一般的なものをお送りするほうがいいと筆者は思いました。
結び切り
一度結ぶと引っ張っても二度とほどけないことから、「二度とないように、一度だけ」という意味がこめられます。
法要のお供えの場合、のし紙の水引きは黒白、双銀、または黄白の結び切りがよいでしょう。水引の色は地方や地域によっても違います。黄白の水引きは関西地方や北陸地方などで使われます。表書きには「仏前」と書くのが一般的です。
のし紙の水引きの上段は目的によって書き方が変わってきます。お寺でお礼の品を渡す時には、無地の白い紙、もしくは水引きが紅白で蝶結びになっているのし紙を選びましょう。表書きには「粗品」または「上」と書くのが一般的です。水引きの下の段には差出人の名前を記入しましょう。
筆者の地域では黒白の結び切を使用しますが、関西地方や北陸地方などでは黄色白の結び切りが一般的です。
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まとめ
- お供えの定番はおはぎ(ぼたもち)
- お菓子は小さい袋に入っている個別包装や日持ちのするものがおすすめ
- お供えには丸い形、フォルムのものが良い。
- お花やお線香、お菓子のほかには、故人が好きだったものが喜ばれる
- お供え物の金額は5千円から1万円
- 訪問してお供えを渡す際には、施主様へ手渡す
- 地域や風習によってのし神や水引きを確認してから選ぶ
- お供えものを宅配便で送ってくださった方にもお返しをする
- お返しはいただいてから1ヵ月以内に
お供えを持参する場合はなるべく日持ちの良いものを選び、持参したらまずはお仏壇に供えて仏さまに挨拶するのが大切です。一番大切な事は常識を頭に入れたうえで、いかに故人の方を思った行動が出来るかという事です。
気持ちの良いご挨拶をし返されることが日本の伝統を大切に思ういいところなのではないでしょうか。
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