堆肥にして畑に撒くこともできるし、ゴミも減らせるしで、さっそく作ってみたいのだけど・・・。
入れてはダメなものなんかはあるのかしら?
我が家の庭も、季節によって雑草や落ち葉が大量に出て困っています。
とくに冬場は落ち葉をゴミ袋に詰めて何度も捨てるのって、結構大変なんですよね・・・。
そこで、コンポストについて調べてみると、メリットがたくさんありました!
今回はコンポストについて
- 使い方
- 設置場所
- 落ち葉コンポスト
- メリット
- オススメなコンポスト
などを紹介していきたいと思います。
コンポストの使い方!どこに置いて何を入れる?
コンポストとは?
コンポストとは、落ち葉や生ゴミなどを、微生物や菌の力で分解発酵して堆肥(たいひ)を作ることです。
また、堆肥のことも英語でコンポストといいますよ。
さらにコンポストを作る容器のことも、コンポストといいます。
腐葉土は植物と土を混ぜて作ったもので、葉の形が残っているものをいい、堆肥は生ゴミや樹木の皮などから作られ、土のようになったものです。
どちらも同じような使い方をすることができますが、堆肥は家庭菜園やガーデニングで使われることが多く、主に土地を改良する目的で使われます。
堆肥を土に混ぜると・・・
- 栄養豊富な土になる
- 保水性があがる
- 通気性がよくなる
- ふかふかになる
と、メリットがたくさんあるんです!
苗を植える前の土作りをするときに混ぜて使うことが多いですよ。
コンポストの使い方とは?
材料と使い方にわけて説明していきます。
- コンポスト(容器)
- 落ち葉・生ゴミなど(処理したいもの)
- 米ぬか、ピートモス、くん炭など(発酵を促進させるもの)
- 土
発酵を促進させるものはなくても構いませんが、あった方が早くできあがります。
コンポストの使い方
- 容器を設置する
- 容器に落ち葉・生ゴミなどを入れて、米ぬか、土を被せる
- ときどきかき混ぜて空気を入れる
- 2~3を繰り返してコンポストがいっぱいになったら、コンポストを取り外して土やビニールなどを被せて保温・放置
この手順になりますが、次で詳しく説明していきます。
1.容器を設置する
容器は色々なタイプがありますが、土の地面に直接被せて使うタイプは、10cmほど穴を掘って埋めます。
風などで動いたり倒れたりするのを防ぐためです。
2.容器に入れていく
落ち葉・生ゴミなどを入れていきますが、それだけだと発酵・分解が進みません。
土を被せることによって、その中の微生物の力で発酵が進みます。
さらに米ぬかを混ぜると、発酵がスピードアップしますよ!
落ち葉、土、落ち葉、土・・・と交互に入れていくといいでしょう。
3.かき混ぜる
週に1回ほどかき混ぜて、空気を含ませるようにすると、より早く発酵・分解がすすみます。
4.コンポストがいっぱいになったら取り外す
コンポストがいっぱいになったら、コンポストを取り外します。
中身を土やビニールなどをすっぽり被せたら、しばらく置いておきましょう。
被せるのは、中身が飛ばないようにするためと保温する目的があります。
微生物の活動が活発になると土の中の温度が上昇していくので、熱を逃がさないように保温したほうが、発酵が早くすすみますよ。
設置場所
コンポストは、日当たりがよく水はけのよい場所に設置するといいですよ。
上でも説明しましたが、コンポストがいっぱいになったら取り外して次のコンポストを作り始めることになります。
ある程度の場所が必要になることを考えて始めるといいですね。
またガーデニングや畑で使う場合は、あまりに遠すぎると運搬が大変なので、堆肥を使うときのことも考えておきましょう。
入れていいもの、ダメなもの
【入れていいもの】
- 土
- 落ち葉
- 乾燥した雑草
- 野菜くず
【入れてはダメなもの】
- 湿った落ち葉
- 腐った野菜くず
- 硬いもの(骨・肉・貝など)
- 塩分の高いもの
- 油っぽいもの
水分が多すぎると発酵がすすみにくいので、乾燥したものを入れるようにしましょう。
腐った野菜などは、カビが生える原因にもなります。
硬いものは微生物が食べるのに時間がかかり、そこだけいつまでも残ってしまうこともあるので、入れないほうが無難でしょう。
また、塩分の高いものや油っぽいものは、微生物が死んでしまうこともあります。
みかんの皮やバナナの皮など、防腐剤がついているものも微生物が死んでしまう原因になるので注意してくださいね。
次は雑草や落ち葉のコンポストについて詳しく見ていきます。
[adsense]
コンポストに雑草や落ち葉を入れても堆肥になる?
ただし、いくつかポイントがあります。
雑草や落ち葉から堆肥を作るには・・・
- 水分量が少ない
- 微生物によって分解しやすい植物の葉を選ぶ
ことが重要です。
コンポスト向きの植物
どんな雑草や植物でも堆肥になるのですが、コンポストに向いている植物というのもあります。
マツやスギのような針葉樹より、
- ケヤキ
- クヌギ
- ナラ
などの広葉樹の方がコンポストによいでしょう。
針葉樹は、水分が多く腐りにくい(微生物が分解しにくい)ため不向きとなります。
また、広葉樹でもカキ・クスノキ・イチョウなどのように、葉にツヤがあるものや葉が肉厚なものは水分が多く発酵しにくいです。
どのくらいの期間がかかるの?
自然の森林などでは、落ち葉は1~2年かけて腐葉土になります。
落ち葉コンポストでは、6ヶ月ほどで腐葉土(堆肥)にすることができるのです。
土に米ぬかを混ぜることによって、微生物が活発になり発酵・分解がさらに進みます。
早ければ、3ヶ月で堆肥ができあがることもありますよ。
なんだかよさそう!
雑草や落ち葉で堆肥を作るのは、どんなメリットがあるのかしら?
雑草や落ち葉で堆肥を作るメリットは?
- ゴミを減らせる
- ゴミを捨てる手間が省ける
- 堆肥を買わずにすむ
- 家にあるもので堆肥が作れる
- 環境に優しい
- エコ
- 初期費用もほとんどかからない場合も
ゴミとして出してしまえばそれまでですが、自宅で堆肥を作ることによって環境にも優しく堆肥を作ることができます。
コンポスト容器を用意するなどお金もかかりますが、自治体から補助金が出るところもあるんですよ。
市町村のホームページなどをチェックしてみてくださいね!
雑草や落ち葉から作った堆肥の特徴は、市販の固形肥料や液体肥料と比べて、ゆっくりと長く肥料効果が得られます。
実際にどんな容器があるのかしら?
こんなコンポストがオススメ!
- 被せるタイプ
- 密閉型の回転式タイプ
- 木枠で作る
- ベニヤ板
- 掘るだけ
- 植木鉢コンポスト
- 段ボールコンポスト
市販のものから、手作りや簡単なものなど場所や落ち葉の量によって選ぶことができますね。
詳しく紹介していきます。
被せるタイプ
黒いコンポストは太陽の熱を吸収するため、内部温度が上昇しやすく、発酵が進むため効率がいいですね。
大きいので、インターネットなどを利用すると自宅まで運んでもらえて便利です。
見た目にもこだわった木でできたコンポストは、とってもかわいいですね!
お値段はプラスチック製のものよりしてしまいますが、丈夫でナチュラルな木枠でできているので、庭に置いても違和感があまりないのが嬉しいです。
密閉型の回転式
自立した回転式なので、どこにでも置けて、回転させれば中身が均一に混ざり発酵が進みます。
手作りコンポスト
木枠・ベニヤ板
木枠で囲い、雨よけをつけたタイプです。
おはようございます。
我が家の手作りコンポストです。
枯葉や雑草カットした葉などを
入れて、時々米ぬかや使い古した土を
被せます。
下から取り出すと、ふかふかの堆肥が
出てきます~😃
それをこれから庭全体にまきます。
中にはみみずがいっぱい🐛
土壌改良してね~
よろしくね~👨🌾 pic.twitter.com/p9Pmas7vrG— bekora2011 (@bekora2011) 2017年4月15日
おしゃれなコンポストですね!
自分で作れば、庭にあったものができあがり、愛着も沸きます。
でもちょっとDIYに自信がない場合、このようなものはいかがでしょうか?
穴あきゴミ箱で受付け、最終的にはこっちにうつされ、コンポストになる。 pic.twitter.com/sluSRw8zo5
— よっちゃん@ニューヨーク・スローライフ (@nyslowlife) 2015年8月26日
こちらは木枠と屋根を繋げたものなので、簡単に作れそうですね。
ただ少し小さいので生ゴミなどはいいかもしれませんが、落ち葉コンポストにするにはもう少し大きさがあるとよさそうです。
植木鉢コンポスト・段ボールコンポスト
植木鉢や段ボールで作るコンポストは、小型のものとなるため、マンションや庭のない人に最適です。
パーマカルチャー菜園入門という本をよんで、段ボールコンポストを作る。
段ボール、腐葉土、落ち葉、米ぬかが材料。
これで生ゴミを堆肥にできる🍂 pic.twitter.com/CIPT3JMHau— あいじ (@ERkd6FilhQDBf6E) 2018年11月22日
植木鉢や段ボールでは大量の落ち葉を処理できないため、生ゴミの堆肥作りに役立ちます。
掘るだけ
もっと簡単に作るには、「掘るだけ」でもできますよ。
5/3、ナス穴を掘りました。以前、いろいろと教えて貰ったブロガーの方が、よくナス穴を掘ってらっしゃったのを思い出して、掘ってみることにしました。たぶん、2~30センチ掘ったでしょうか?とう立ちしたチンゲン菜、天恵緑汁の絞りかすコンポスト、ミカンの皮、EM竹パウダーぼかしを入れました。 pic.twitter.com/rheUmKJEwQ
— うさ (@usa7zz) 2018年5月4日
庭に穴を掘って落ち葉を入れ、その上から土、シートの順に被せます。
掘って埋めるだけなので、微生物が分解するのに半年~1年ほどかかりますよ。
まとめ
まとめます。
- コンポストとは、微生物や菌の力で分解・発酵して堆肥を作ること
- 作った堆肥は土地を改良する目的に使われる
- コンポストは日当たりがよく水はけのよい場所に設置するといい
- 微生物が分解・発酵することを考えて、入れるものに気をつける必要がある
- コンポスト向きの植物・・・ケヤキ・クヌギ・ナラなど
- コンポストに不向きの植物・・・針葉樹(松・杉)・カキ・イチョウなど
- 市販のものから手作りなど、色々な形の容器がある
材料
- コンポスト(容器)
- 落ち葉・生ゴミなど
- 米ぬか・ピートモス・くん炭など(発酵を促進させるもの)
- 土
使い方
- 容器を設置
- 容器に落ち葉・生ゴミなどを入れて、米ぬか・土を被せる
- ときどきかき混ぜて空気を入れる
- 2~3を繰り返してコンポストがいっぱいになったら、コンポストを取り外して土やビニールなどを被せて保温、放置する
コンポストはゴミを削減することから環境にも優しく、自分で堆肥をつくることができるなど、メリットがたくさんあることがわかりました。
我が家はクヌギの葉がたくさん落ちるので、コンポストを作ってみたいと思います。
【副業に興味ある方必見】隙間時間にライターをしてお小遣いを稼ぎませんか?