この間、栗を食べていたら中から虫がでてきたの!!
山で拾った栗とかだと、農薬など使ってないから虫がいること多いわよね。
 一口で食べてたら間違って食べちゃってたかも!
あの虫って気持ち悪いけど・・・
万が一食べちゃっても大丈夫なのかなぁ?

 

ほくほくしている栗って、ホントおいしいですよね。
私はもちろん、子供も大好きで、時々ご近所さんから頂いたりすると、すぐにゆでて食べちゃいます。

でもこの栗、中に虫が入っていることってありますよね?

食べようとして割ってみると、中から虫がでてきて「わっ!」っとビックリすることが。
私は割って食べるので、もし虫が入っていても見つけられるですが、もし見つけられなくて食べちゃってたら・・・

考えるだけでもおぞましいですね(~_~;)

そこで今回は、栗の中にいる虫に関して、

  • 食べても大丈夫なのか
  • 虫の正体
  • 虫食いされている栗の見わけ方
  • 取りだす方法

などを紹介しますね。


栗の中にいる虫を食べてしまっても大丈夫?虫の正体は?

栗の中には虫がいるかも?でも、害はないので大丈夫

 

栗の中にいる虫を食べても大丈夫なのかしら?
結論からいうと・・・

栗の中にいる虫は食べても大丈夫です!

虫の正体は・・・

  • クリシギゾウムシ
  • クリミガ

の幼虫であることがほとんど。
どちらの虫も毒性などはないので、万が一食べても害はありません。

それぞれの虫に関して詳しく紹介しますね。

クリシギゾウムシ1)

ゾウムシ類で成虫の口さきが長く、鳥(シギ)のくちばしに似ていることが名の由来です。

この口さきで栗のイガに穴をあけ、果皮と渋皮の間に産卵。
ふ化した幼虫は、果実に食入し果実内を食害します。

収穫してからしばらく置いておくと、果皮に円形の穴が開き、老熟した幼虫がでてきますよ。

この幼虫、なんと・・・

「食べられる虫ハンドブック・うまい昆虫ベスト10」の9位にランクインされており、「甘くてクリーミー」と紹介されていますよ。2

 

おいしいようですが・・・
下の画像をみてから挑戦するかは決めてくださいね。(笑)

この姿をみると・・・
おいしくても、食べようとまでは思えません。
ちなみに、こちらが成虫の姿です。

たしかに、口さきが長いですね。

 

クリミガ3)

成虫はふ化後間もなく果梗の基部や葉裏に1個ずつ産卵。
その後、ふ化した幼虫はすぐ果実に食入し、栗の実を食べて成長していきます。

10月下旬以降になると、老熟幼虫が脱出した穴がみられますよ。

こちらも、海外では食べられているようです。

 

画像もどうぞ

 

やはり、食べる勇気はでないです。

「食べれる虫」ではあるようですが、やはり虫がいないに越したことはないですよね。

そこで次に、虫食いの栗の見分け方についてお伝えします。

虫食いされてる栗の見わけ方は?

 虫食いされている栗、どうせなら処理する前に選別したいのだけれど・・・
虫食いされているか見分けることは出来るのかしら?

見分ける方法があるので、紹介するわね。

意外と簡単ですから、まずこの方法で虫食いのない栗だけに選別しましょう。

  • 穴が開いている栗は、実の中に虫がいるか虫が食べたあとなので拾わない
  • バケツなどたっぷり水が入る容器に栗を入れ、そのまま半日放置して浮いてきた栗は虫食いなので捨てる
  • 重ならないように栗を並べて1日ほど置き、栗に白い粉がでてきたらその栗は捨てる

 

実に穴が開いている栗は、見ただけでわかるので確実に取り除けますよね。
水に浮く栗は中に虫がいて栗を食べているか、もう食べられた後のものなので取り除きましょう。
また、白い粉がでてくるのは、虫が幼虫になって活動しているのものなので虫が入っています。

以上の方法で、虫に遭遇する心配なく、栗をおいしく食べちゃいましょう!

栗拾いしたら穴の開いている栗は捨てて

もしそれでも不安な方には栗の中の虫を処理する方法がありますよ!

栗の中にいる虫を取り除く方法は?

虫を取り除く方法ってあるのかしら?
いくつか方法はあるので、紹介するわね。

山で拾った栗や無農薬の栗だと、どうしても虫の心配がありますね。
上記で紹介したように、「栗の中にいる虫は食べても大丈夫」とわかっても、できれば回避したいものです。

そこで、栗を入手したらすぐに栗の下処理をすることで、虫を取り除くことができます。

その処理方法を以下に紹介しますね。

栗についている虫を取り除く方法

  1. 栗についている汚れなどを水で洗い流す
  2. 鍋や大き目の容器などに栗をいれ、水をはる
  3. 2の状態で半日ほど放置する
  4. ざるにあげ、水をきる
  5. 新聞紙などの上に重ならないように並べ陰干しし、乾かす

以上のように、水に栗を入れているだけで苦しくなった虫が出てきて息絶えます。
また、その際に、浮いてきた栗は虫食いなので捨てましょう。

しかし、これでもなんだか不安な方のために・・・

続いては、最強の処理方法!
  • 卵をふ化させない
  • 虫が残っていたとしても生きたままにしておかない

方法も紹介しますね。

すぐに低温でゆでる処理をすれば、卵ならそれ以上成長しませんし、虫がいたとしても息絶えます。

低温処理の方法

  1. 栗1kgに対し、水2Lを用意
  2. 水を鍋に入れて火にかけて、水温80℃にする(温度計で計ることをオススメ!)
    そこに栗1Kgを入れ、弱火にし80℃の状態をキープする
    80℃以上にしないことがポイント!
    1分間80℃のお湯に浸したら、ざるにあげ水をきる
  3. 新聞紙の上などに栗を重ならないよう並べ陰干しし、表面を乾かす
  4. ビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存
    この時、結露で湿らないようビニール袋の口は全開にしておく

冷蔵庫に入れたあとも栗が乾燥した状態を保つために、時々かき混ぜてください。
また、結露があればふき、カビが発生しないように注意しましょう。

なお、冷蔵庫の栗はまだ生栗と同じなので、加熱してから食べてくださいね。
ゆで時間は、栗が普通サイズなら1分ほど、栗が大きければ2分ほどです。

0℃で保存し、4~6週間ほどすると糖度が4倍になるようですよ!

ここまでしても、ゆでる前に皮をむく時や食べる時に虫がいるかもしれません。

そんな時は、以下の方法で対処しましょう。

ゆでる前

ゆでる前、皮をむいて料理する時に虫を見つけることがあると思います。

そういう時は、栗の実は硬い状態なので割って取りだしましょう。

ゆでた後(食べている時)

この時点でもし虫を見つけても、爪楊枝などで取りだせば食べることはできます。

栗の中の虫は料理する時に見つけたら取って

栗の中にいる虫問題が解決したら、保存方法についてもどうぞ!
関連記事)栗は冷凍保存できる?解凍方法も一緒にご紹介!

 

参照:1)長野県農業関係試験場 農作物病害虫データベース「クリシギゾウムシ」
参照:2)新刊JP 「食べられる虫ハンドブック内山昭一/著」
参照:3)島根県農業技術センター「虫害名:クリシギゾウムシ、クリミガ」

まとめ

今回のポイントをまとめます!
  • 栗の中にいる虫は栗を食べて成長しているので、もし食べてしまっても大丈夫
  • 栗の中にいる虫は、クリシギゾウムシかクリミガの幼虫がほとんど
  • 栗を水に半日つけることで、虫を処理できる
  • ゆでる前の栗なら割って虫をとりだす
  • 食べる時に見つけたら爪楊枝などで取りだせばよい
  • 栗を低温でゆでれば、卵ならそれ以上成長せず、虫がいたとしても息絶える
  • 穴が開いている栗は拾わない
  • 水にいれ、浮いてくる栗には虫がいるのですてる
  • 栗を並べて1日ほど置き、栗に白い粉がでてきたら虫がいる

 

栗は外のカラが硬くて食べるのは一苦労ですが、いろんな料理やスイーツに使えるので私は大好きです。
でも、虫がいるとがっかりですね。
虫は食べても害がないのはわかりましたが、やっぱり取り除いて気分よく食べたいものです。

そのために、今回紹介した方法をぜひ試してくださいね。



関連記事はこちら!