でも、証拠なんてないじゃない?
泣き寝入りするしかないのかしら?
部活中に、財布を盗まれちゃったわ。
でも、泣き寝入りは絶対にダメ!
まずは、学校に報告することは大事よ!
実際、学校で盗難にあったことある人、どこの学校であろうが、時代に関係なく実は多いです。
ですが、子供は親にバレると、自分が怒られるから・・・。
親も、証拠もないのに学校に申し出るなんて、なんだか面倒な親と思われる・・・。
などと、学校への報告を躊躇する人も多いんですよね?
でも、考えてください!
学校へ報告しなければ、学校は現状を把握できないまま。
犯人は野放し。
また、被害が出る可能性「大」な上、そういう盗みという犯罪を行って「問題なかったから」と、悪いことをしたその子を危機感もないまま社会に放ってしまう・・・。
考えれば、怖いことですよね。
そこで今回は、学校で盗難にあったら
- まずやること
- 警察に介入してもらっていいのか?
- 学校は何をしてくれるの?
- 自己責任なのか?
などについて、実際に盗難にあった経験も踏まえ、お話ししたいと思います。
学校で盗難にあったらやるべきこと!
すぐに警察に通報?
まずは、学校への報告から。
1番は、盗難に気づいた段階ですぐに学校の先生に報告することです。
すぐに報告すれば、それだけすぐに対処してもらえます。
ですが、家に帰ってから「あれ?」と、気づくことも多いんですよね。
その場合は、すぐに学校へ電話することをオススメします。
留守電には、「教師の働き方改革の一環で、6時から翌朝7時半までの電話対応は行っておりません」というアナウンスが流れる学校が多いです。
もし、欠席メールなど、学校へのメールシステムがある場合、そこへメールすることでより早く状況が学校に伝わります。
うちの子の学校の場合、欠席・早退連絡フォームに「相談」という項目があったため、夜のうちにそこに状況を書いてメールすると、翌朝すぐ先生から電話をもらえました。
報告する内容
- いつ
- どこで
- 何を盗られたのか
盗られた時の状況は、細かく伝えましょう。
部活中(何時から何時頃の間)に、部室前に皆で置いていたリュックの真ん中くらいに入れていた財布を盗られたこと。
部活前には、確実に財布があったこと。
財布の中身は、いくら入っていたのか、お金以外に入っていたもの(食券・ポイントカード・プリクラ)などを報告しました。
定期券を紛失した場合については、こちらの記事を参考にされてください。
関連記事)定期券を紛失したらJRの場合どうする?慌てる前にまずはコレ!
学校に連絡すると同時に、警察にも通報していいんじゃない?
学校での盗難!自ら警察に連絡してもいい?
学校に警察が来る=大事件です!
誰が通報したの?
何があったの?
噂の的になります。
そこで注目されるのが、実は犯人よりも・・・被害者。
ですが、現実問題の部分で、実際にあったことをお話しします。
警察は、まず通報者に話を聞いた後、次に先生に何があったのかを聞きますよね。
そこで、先生が詳しく知らないうちに、学校に警察が来てしまうのは大問題。
もちろん、子供だけじゃなく、親も呼び出され、詳しい聞き取りが行われます。
そして、どこまでの調査を望むのか?
そこで、ある学校では、一人ひとりに取り調べが行われました。
聞き取りや、持ち物検査。
結果・・・、そういう取り調べに不快感を感じた生徒から攻撃されたのが、通報した被害者だったそうです。
そこからいじめが始まり、被害者だったはずの子がまるで悪いことをしたかのように扱われ、学校としても大問題になったため、警察へ通報はしないという学校も多いんだそう。
もちろん、犯罪は犯罪だからと警察に介入してもらうという学校もあります。
ただしそこの判断は、被害者の親や子供がすぐに警察に通報ではなく、学校と相談の上・・・という流れがいいようです。
学校で盗難にあった場合!学校側の対処とは?
- 生徒(被害者)に聞き取り
- 親に連絡
- 一緒に現場検証
- 関連する近い子達への聞き取り
- 一緒に捜索
- 職員会議
- 校内盗難届の提出
- 学年集会
まずは、詳しい状況を子供に聞いた上で、一緒に現場検証をしたそうです。
そして、部活中だったため、部員の他の子は被害にあってないのかや、その時間帯何をしていたのかを聞き取り。
顧問と先輩が全員の持ち物をチェックした上で、部員全員で盗られた現場周辺に財布だけでも捨てられていないかを捜索したそうです。
結果、何も出なかったことから職員会議が開かれ、財布内に入っていた食券だけは、すでにお金を払って購入したものだったため、学校側が補償してくれることになりました。
最後に、校内における盗難届を提出して終わりです。
1日のうち、朝メールを見てすぐ、途中経過、結果報告と、3回担任から電話がありました。
しかし驚くことに、うちの子が盗難に遭い皆で捜索したにも関わらず、その直後にまた2人同じ部内の子が財布からお金を抜かれるという盗難にあってるんです。
そこで、学年集会が開かれ、盗難が多発していること・貴重品の扱い方などについて、注意喚起されたそうです。
学校での盗難は自己責任なのか?
実際、その後学校が行ってくれた対応は、犯人探しではありませんでした。
部員が多過ぎて、部室に入りきらない荷物ですが、全部を部室に入れるのは大変なので、毎日貴重品だけを部室内のロッカーに入れるということです。
そして、自分で南京錠を購入してきて、自分の貴重品ロッカーに自分で毎回鍵をかける。
公立高校では、なかなかすぐにお金をかけて防犯カメラをつけるなどの対応はしてもらえません。
自己責任ですね。
そこで、もう同じ部の子が犯人ではない(貴重品ロッカーが導入されたことを知らない人物が犯人)ということを子供たちが認識できたため、部活自体は安心して行えるようになったようです。
犯人が見つかったわけではないので、モヤモヤは残りますが、今後は絶対気をつけなさい!というしかありません。
ただ、学校側に伝えたことで(対応する前に第二の被害者は出ましたが)、その後部内の被害は出ていません(他の部への被害者はさらに出たようで、そこは学校対応の甘さでしょうが)。
また他校では、特定の生徒を狙った盗難も行われていると聞きます(財布だけでなく、教科書や体操服が盗まれたり)。
それは完全に、嫌がらせであり、いじめです。
泣き寝入りは被害者の心を追い詰めるだけなので、学校への報告は必須でしょう。
学校で起こるトラブルとして、近年多いタブレット破損!
そちらについては、こちらの記事で紹介してます。
関連記事)学校のタブレットを壊した!弁償になるの?【事実】我が家の事件簿
最後に
体験談としてお話ししましたが、全てに当てはまるわけではありません。
盗難は、犯罪です。
もし我が子が人のものを盗むようなことをしたら・・・、私だったら、捕まえて欲しいと思います。
大学推薦がもらえなくなる?
退学になるかもしれない?
そんな問題よりも、犯罪をしておいて、のうのうと暮らしていけるその根性が怖い。
悪いことは悪いと理解できる心をしっかり持って、大人になってほしい。
そういう常識は、勉強云々より大事なことだと感じますけどね・・・。
うちの子の財布を盗んだ犯人も、学校で問題視されている、大変なことをしてしまっているということに気づいて欲しいですけどね。
もし捕まったら・・・という危機感を持ってもらうということが、学校へ伝えるということの重要性にも感じます。
今回は、もし学校で盗難にあった場合・・・の流れを、体験談としてお伝えしました。
一つの参考になれば幸いです。
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