植物性・動物性の違いについて教えてください。
それぞれの特徴や使い方など、詳しくお話しますね。
生クリームのパッケージを見たことがありますか?
動物性のものには生クリームと記載がありますが、植物性のものにはホイップと記載されています。
どんな違いがあるのか、気になりますよね!
今回は、
- 生クリームの植物性と動物性の違い
- 植物性と動物性のものを混ぜて使えるのか
- 植物性クリームは体に悪いと言われるわけ
この3点について、詳しく解説していきますね。
植物性生クリームと動物性生クリームを混ぜてガトーショコラに初挑戦!
お菓子作りが苦手というあなたも、絶対できます。
参考にしてみてくださいね。
生クリームの植物性と動物性の違いは?
植物性生クリームとは、植物性脂肪を主な原料とし、食品添加物なども含まれているものを指します。
動物性生クリームとは、乳脂肪のみを原料とした、乳脂肪分18%以上のものです。
原料の違いで動物性なのか、植物性なのかにわかれます。
また、乳脂肪分が18%未満のものは、生クリームと表記することはできません。
正確にいうと、生クリームではないんです。
だから、植物性の方のパッケージには「生クリーム」の記載がなく、「ホイップクリーム」と書いてあるんですね。
次のものに、どんな違いがあるのか確認していきましょう!
- 原料
- 値段
- 味
- 使い方(泡立ち方)
- カロリー
- コレステロール
- 賞味期限
植物性生クリーム
- 原料
コーン油や大豆油など乳化剤などを加えて、クリームに加工したもの。 - 値段
比較的安価で、手にしやすい(200円前後)
- 味
あっさりとした味わいで、生乳独特の香りを感じない(生乳が苦手な人にオススメ)。
- 使い方(泡立ち方)
添加物が含まれているため、分離しにくい。
- カロリー
100gあたり約390kcal - コレステロール
100gあたり約4mg
- 賞味期限
未開封で1ヶ月程度、開封したら1週間程度で使いきる。
動物性生クリーム
- 原料
生乳や牛乳を分離して抽出した「乳脂肪」のみを原料とし、乳脂肪分が18%以上。 - 値段
乳脂肪の%が高いほうが高価、気候や牛の餌の値段により変動(300~400円台)。
- 味
脂肪分が高いほど、コクがあるが口解けよい・生乳の香りや旨みを感じる。
- 使い方(泡立ち方)
泡立てやすいが分離しやすい(濃厚に仕上げたいものに向いている)。
- カロリー
100gあたり約340kcal - コレステロール
100gあたり約120mg
- 賞味期限
未開封で10日前後、開封したら3~4日で使いきる。
植物と書いてあるとヘルシーな感じがするのに、カロリーが高いのは意外ですよね。
混ぜて使うことってできるんでしょうか?
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料理やお菓子作りで混ぜて使っても大丈夫?
混ぜて使ってOK!
動物性生クリームは濃厚で美味しいのですが、時間が経つと黄色く変色しやすく崩れやすいという欠点があります。
作ってから食べるまでに時間が経過する場合は、生クリームが崩れてしまうのです!
植物性生クリームと混ぜて使うことで、変色を防いだり崩れをなくすことができる。
食品添加物の効果のひとつですよね。
動物性生クリームと植物性生クリームを混ぜたときの比率が、味や見た目を左右するということになります。
簡単にできるので作り方を詳しく紹介しますね。
炊飯器で簡単ガトーショコラ
オーブンは使わずに、炊飯器を使ってできるガトーショコラを作ってみました。
- 植物性生クリーム 100cc
- 動物性生クリーム 100cc
- チョコレート 200g
- ホットケーキミックス 50g
- 卵 3個
作り方
- チョコレートを湯煎して溶かす(塊が残らないように丁寧に)
- ①にホットケーキミックスを入れて混ぜ合わせる(ホットケーキミックスがなくなるように)
- ②に生クリームを入れて混ぜる
- ③に卵を割りいれ、混ぜる
- ④を炊飯器に入れて、炊飯ボタンをON
- 約40分で完成
完成したガトーショコラで、お茶タイム。
泡立てた植物性生クリーム・動物性生クリームをそれぞれのせて食べてみました。
両方美味しい!
植物性生クリーム→あっさりしていてチョコレートの濃厚さのほうを感じます。
動物性生クリーム→クリーム自体も濃厚でチョコレートとクリームの両方濃厚さを感じ、たくさんは食べられないような・・・(←個人的感想です)
植物性生クリームは体に悪いって言われるのはなぜ?
植物性生クリームには食品添加物が多く含まれており、それがトランス脂肪酸1)の塊いわれるからです。
このトランス脂肪酸を過剰摂取すると、心筋梗塞など心臓の疾患を引き起こす可能性が高いとされています1)
食品添加物は、栄養ではありません。
体内に残存すると、脂肪として蓄えられ代謝を落とす原因となってしまいますね。
これらのことにより、動物性生クリームを使用したほうがいいといわれているのです!
あくまでも、過剰摂取しすぎた場合ですよ。
200mlの植物性生クリームには、約0.6gのトランス脂肪酸が含まれているというデータがありますよ3)
トータル2g未満にすることが大切なんです。
参考)1)トランス脂肪酸に関するQ&A(厚生労働省)
2)すぐにわかるトランス脂肪酸(厚生労働省)
3)食品中の脂質とトランス脂肪酸濃度 平成26・27年度調査結果(厚生労働省)
まとめ
今回のポイントは以下の通りです。
- 動物性→乳脂肪分だけで作られており、濃厚で生乳の風味があり泡立てやすい
分離しやすい・黄色く変色しやすく崩れやすい - 植物性→食品添加物が含まれているので、分離しにくいが泡立ちにくい
さっぱりしており、生乳の風味はない - 動物性生クリームと植物性生クリームは混ぜて使用してよい
- 植物性生クリームの過剰摂取は体に悪影響がある
動物性生クリームと植物性生クリームの違いが、わかったでしょうか?
動物性生クリームと植物性生クリームと混ぜて使うことで、単価を安くおさえることがでます。
自分好みのコクや旨みがうまくつくれると、生クリームを使ったお料理やお菓子作りにもバリエーションが増えて楽しくなりますよね。
ぜひ、試してみてくださいね。
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