スーパーの油コーナーに行くと、たくさんの種類の油が売られています。

ごま油やオリーブオイルなんかは色や香りも独特で、調理方法や好みが分かれますね。

 

でも、サラダ油とキャノーラ油は、色も似ているしそもそも何から作られているのかわからない!

私自身も

レシピに「サラダ油」って書いてあるんだけど、他の油じゃダメなの?

と疑問に思ったことは数知れず…。

とくに、レシピどおりに作るのが原則のお菓子作りでは、勝手に材料を代えちゃって大丈夫なのかと気になってしまいますよね。

これから、サラダ油とキャノーラ油について

  • 原材料
  • 主な成分
  • 向いている料理

に注目しながら、多くの方が疑問に感じているサラダ油とキャノーラ油の違いをはっきりさせちゃいます!

色も容器も値段もなんとなく似ていますが、どうやら違う点もあるようです。

結論

  • サラダ油は「低温でも固まったり濁ったりしないように精製した植物油」という種類の名前
  • キャノーラ油は、なたね(キャノーラ種)から作る油で、主な成分はオレイン酸
  • 市販のキャノーラ油の多くはサラダ油の基準も満たしているので、お菓子作りでも代わりに使えます

サラダ油とキャノーラ油の違いは?

いつもキャノーラ油を買うんですが、同じように売り場に並べられているサラダ油も気になっています。

キャノーラ油との違いはなんですか?

最初に、日本農林規格(JAS規格)でサラダ油がどのように定義されているのかを紹介します。
サラダ油とは
0℃に保ち5時間半経過した後でも清澄である植物油

 

つまり、冷やしても固まったり濁ったりしない植物油ということです。

しかし、これを見ただけではキャノーラ油との違いがなんなのかわかりませんね。

これから、次のような点を比べながら、それぞれの油の特徴を見ていきます。

  • 原材料
  • 主な成分
  • 製造方法
  • 風味
  • カロリー
  • 価格

この中で、サラダ油とキャノーラ油で違いがあるのは、原材料と主な成分だけ!

その他の風味やカロリーなどはほぼ一緒なんです。

これから、詳しく解説していきますね。

原材料

それぞれの油がなにから作られているのか紹介します。

サラダ油 キャノーラ油 違い 原材料

サラダ油

サラダ油の原材料は、JAS規格で「なたね・綿実・大豆・ごま・紅花・ひまわり・とうもろこし・米・ぶどう」のいずれかと決まっているんです。

この中から2種類以上の植物油を混合したものは「調合サラダ油」と呼ばれます。

キャノーラ油

キャノーラとは、カナダで品種改良されたなたねの一種。

つまり、キャノーラ油≒なたね油というわけです。

主な成分

使われている原材料によって、含まれる成分に違いが出てきます。

サラダ油

市販されているサラダ油の多くは、大豆油となたね油などを混ぜた「調合サラダ油」です。

大豆油には、体内で作り出すことができない必須脂肪酸「リノール酸(オメガ6)」が多く含まれています。

不足すると成長に障害が出ることもあるため、食品から摂取する必要があります。

子供の成長にも欠かせない成分ですよ。

キャノーラ油

キャノーラ油(なたね油)の主な成分は「オレイン酸(オメガ9)」。オレイン酸は、悪玉(LDL)コレステロールを増やしにくい脂肪酸とされています。

他にも、オレイン酸には熱に強く酸化しにくいといった特徴があります。

製造方法

次に、油の作り方を紹介します。

サラダ油もキャノーラ油も、ほとんどが以下のような方法で作られています。

  • ①原油を作る
  • ②精製
詳しく説明しますね。
①原油を作る

なたねなど油分を多く含むものは、圧力をかける「圧搾法」という方法で搾油を行います。

一方、大豆など油分の少ないものは、「抽出法」という方法で、溶剤を使って油分を抽出。

(溶剤はその後の工程で除去されます)

他にも、圧搾法で搾油した後に残った油分を抽出法で取り出す「圧抽法」という方法もあります。

②精製

①で作り出された原油から、不純物を取り除いていきます。

脱ガム・脱色・脱酸・脱ロウ・脱臭などを行って、低温でも固まったり濁ったりしない油を製造。

 

サラダ油のように冷蔵庫に入れても固まったり濁ったりしない油を作るためには、しっかり精製を行う必要があるんです。

ちなみに「サラダ油」という名称は、「冷たくしても固まらないため、サラダにかけるドレッシングやマヨネーズの材料に適している」というところから名付けられたそうですよ。

風味

サラダ油は、精製度が高いことが条件となっていることもあり、香りや味にクセがないのが特徴。

また、キャノーラ油にも香りや味はほとんどありません。

どちらの油も食材の味や香りを邪魔しないため、幅広い料理に使用することができます。

カロリー

味や香りに違いがないのなら、健康のことを考えてカロリーが低い方を使いたいです!

 

それでは、それぞれのカロリーを紹介します。

驚きますよ~!

サラダ油もキャノーラ油も、カロリーはほぼ同じで100gあたり約890kcal!(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年では、なたね油が887kcal。以前の成分表では約921kcalとされていましたが、計算のしかたが見直されました)

その他にも、大豆・ごま・米・紅花・オリーブなど、ほとんどの植物油のカロリーが同じなんですよ。

価格

食用油は原料や輸送費の高騰で値上げが続いていて、2026年も大手メーカーが家庭用の油の値上げを発表しています。

価格は店舗や時期で大きく変わりますが、同じくらいの容量なら、サラダ油とキャノーラ油の間に大きな差はありません。

ただ、サラダ油の場合、どんな材料を使っているかによって価格が変わってきます。

たとえば、国産なたねを使った油などは、一般的なものの何倍もの値段がするものもありますよ。

これまでに紹介したそれぞれの特徴を表にまとめるので、そちらも参考にしてくださいね。

サラダ油 キャノーラ油 違い 比較

※表のカロリーと価格は掲載当時の数値です。カロリーは今の成分表では約890kcal、価格は値上がりしています。

表にすると、違いが少ないことがよくわかりますね。

 

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サラダ油・キャノーラ油!それぞれ向いている料理は?

 

どちらの油も、あまり違いはないんですね。

じゃあ、調理方法に合わせて油を選ぶ必要ないんですか?

 

そうですね。

どちらもクセがなくどんな料理にも使いやすい油ですが、あえていうなら次のような使い分けがオススメです。

サラダ油 キャノーラ油 違い 向いている 料理

  • サラダ油…マヨネーズやドレッシングなど冷たい料理
  • キャノーラ油…揚げ物など高温で調理する料理
理由についてはこれから詳しく説明しますね。
サラダ油

低温で保存しても固まったり濁ったりしないサラダ油は、マヨネーズやドレッシングなど冷やして使う食材の材料として適しています。

クセがないことから、揚げ物や炒め物にも使いやすいですよ。

ただ、サラダ油に使われることが多い大豆油に含まれるリノール酸は、加熱すると酸化しやすいという特徴があります。

酸化した油を多く摂取することで、動脈硬化や肌荒れにつながる可能性もあります。

キャノーラ油

キャノーラ油に多く含まれているオレイン酸は熱に強く、リノール酸に比べて加熱しても酸化しにくいのが特徴です。

健康を気にする方は、揚げ物など高温で調理する時はキャノーラ油を使うといいですね。

また、ほとんどのキャノーラ油がサラダ油としても認められているため、冷たくする料理にも適しています。

 

油が体へ及ぼす影響が気になる方は、こちらの記事もオススメです!

 

お菓子作りでキャノーラ油をサラダ油の代用にしていい?

お菓子を作ろうと思ったら、レシピに「サラダ油」とあります。

今、わが家にはキャノーラ油しかないんですが、代用しても大丈夫でしょうか?

大丈夫です!

お菓子作りで、サラダ油の代わりにキャノーラ油を使っても問題ありません♪

サラダ油 キャノーラ油 違い 代用

 

 

味や香りに大きな特徴がないキャノーラ油は、お菓子の風味を邪魔することもありません。

ちなみに、市販されているキャノーラ油の多くは、JASの定めるサラダ油の基準にも当てはまります(容器の表示で確認できます)。

キャノーラ油もサラダ油の一種ということになるので、代用しても問題ありません。

よくある疑問(Q&A)

Q. 米油やごま油でも代用できる?

A. 米油はクセが少ないので、サラダ油の代わりに使いやすい油です。焙煎したごま油は香りが強く、お菓子の風味が変わります。太白ごま油のように香りの少ないものなら使いやすいですよ。

Q. オリーブオイルで代用してもいい?

A. 使えますが、エキストラバージンオリーブオイルは香りや色があるので、仕上がりの風味が変わります。くせのない仕上がりにしたいときは、キャノーラ油や米油がおすすめです。

 

まとめ

サラダ油とキャノーラ油について、わかりやすくまとめます!

    • 原材料
  • サラダ油…なたね・綿実・大豆・ごま・紅花・ひまわり・とうもろこし・米・ぶどう
  • キャノーラ油…カナダで品種改良されたなたねの一種
    • 主な成分
  • サラダ油…リノール酸
  • キャノーラ油…オレイン酸
    • 製造方法
  • 圧搾法…なたねなど油分の多いもの
  • 抽出法…大豆など油分の少ないもの
  • 圧抽法…圧搾法と抽出法を合わせたもの
  • 風味
どちらも、味や香りがほとんどしない
  • カロリー
  • ほとんどの植物油が100gあたり約890kcal(八訂)
  • 価格
  • どちらも同じくらいの価格(値上げが続いているので店頭で確認を。サラダ油に使われる原材料によっては高価なものもある)
  • お菓子作りで、サラダ油の代わりにキャノーラ油を使ってもOK!

 

サラダ油とキャノーラ油をとくに使い分けせずに気分によって購入していましたが、あまり違いがないことがわかって安心しました。

どちらの油もクセがないためどんな料理にも合いますが、健康が気になる方はそれぞれの成分を意識して使い分けるのもいいですね。

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