2018年6月18日に、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が起こりました。

そのとき、私はJR神戸線の電車内にいました。

そこから2時間半電車はその場から動かず・・・。

席を確保できていなかったので、2時間半ずっと立ちっぱなしでした。

その後、次の田舎の駅で降ろされ、自宅まで63kmの距離。

何もない駅で降ろされた写真がこれ。

家は63km先。途方に暮れました。

電車は地下鉄なども含め、ほぼ全線運休へ。

そう、私は朝10時半の時点で、帰宅困難者になってしまいました。

そこからどうやって情報を集めて、どうやって帰宅したのか、反省点なども踏まえて体験談を紹介したいと思います。

この記事でわかること

  • 国の基本の考え方は「むやみに移動を開始しない」こと
  • X(旧Twitter)や鉄道会社の公式情報での情報の集め方
  • 電車が止まったときに車・バス・タクシーが使いにくい理由と、帰り方の選び方

帰宅困難者になった際の対策方法

神戸線の魚住駅という駅で強制下車させられ、路頭に迷いました。

まずは「むやみに動かない」が基本

体験談の前に、大事なことをお伝えします。

内閣府の帰宅困難者対策のガイドラインでは、大きな地震のときは「むやみに移動を開始しない」ことが基本原則とされています。
いっせいに帰ろうとすると、道路や駅が大混雑し、救助や消火のじゃまになったり、余震で危ない目にあったりするからです。

会社や学校にいるなら、そこにとどまるのが基本です。外出先なら、自治体などが開く一時滞在施設を利用する方法もあります。
家族との連絡には、災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板(web171)が使えます。

私のケースは、地方の小さな駅で降ろされ、その場にとどまる場所もなかったため、安全を確かめながら移動しました。

電車以外の交通手段を使う

電車が止まっているので、私がすぐに思い浮かんだ方法が

  • 妻に車で迎えに来てもらう
  • バスやタクシーを使う
  • 最悪復旧するまで歩いて帰る

の3つです。

妻に連絡をとり、駅まで迎えに来て貰うことを考えましたが、息子の幼稚園が休園となっており、

  • 息子も一緒にくること
  • 高速道路を通ること
  • 妻が知らない道であること
  • 電車が止まっているのでおそらく渋滞すること

などを考慮すると、やや危険な香りがしてきました(^_^;

バスやタクシーも考えましたが、63kmの道のりですので、タクシーは料金が怖すぎますし、バスも何度も乗り継がなくてはいけません。

魚住駅にはタクシーもバスもいませんでした。

バスはTacoバスという本当に魚住駅周囲だけを回るというものはありましたが・・・

歩いて帰ると言う選択肢も考えましたが、自宅までの距離が10kmや20kmならば現実的ですが、63km、しかも重い荷物を持っては非現実的でした。

スマホで歩いたらどうなるかを調べると13時間かかるということでした。

途中下車させられた駅はかなり小さな駅でしたので、もう少し先の大きな駅に行けば突破口が開けるのではないかとも考えました。

帰宅困難者が絶対活用するべきネットからの情報

帰宅困難者になった際に、ぜひ活用したいのがSNSです。

とくにX(旧Twitter)からは、今起きていることをすばやく知ることができます。

ですので、もしXのアプリを入れていなければ、ふだんから入れておきましょう。

ただし、SNSには間違った情報やデマも流れます。運転状況は鉄道会社の公式サイト・公式アプリ・公式アカウントで確かめるようにしましょう。

  • 大阪方向
  • 三宮 大阪
  • 三宮から大阪
  • 山陽電車
  • 阪神電車
  • 阪急電車
  • JR西日本

などで検索すると今の電車の運行状況、道路の渋滞状況などを知ることができます。

上り方向の道路の混雑状況は半端ではありませんでした。

この阪急電鉄の公式アカウントの投稿で、運転を再開したことを知りました。

JR神戸線は止まっていましたが、山陽電鉄は徐行運転を再開したことをX(当時のTwitter)で知りましたので、山陽電鉄で神戸方向を目指しました。

電車がマヒしているときに車・バス・タクシー移動はNG

今回のようにJRなど電車が動かない際に、皆が考えることは車移動です。

自家用車はもちろん、タクシーやバスを使って移動しようと試みます。

その結果、大渋滞となります。

それもシャレにならないくらいの渋滞になります。

歩いた方が早いのではないかというレベルの渋滞になります。

今回山陽電鉄を使ってなんとか三宮までは到達できたのですが、そこから先はどの電車も動いておらず三宮からの移動手段をいろいろ探していました。

すると、三宮から西宮までのバスが出ていることがわかり、そちらに並ぼうとすると・・・・

とにかく長蛇の列ができていました。

ですので、次に考えたことは三宮よりも前の停留所に先回りしようということです。

2つ前の停留所である、「神戸税関前」という停留所まで行き、そこから発車するバスに乗ろうとしました。

そこでお客さんとバスの運転手が話しているのを聞いていると・・・

バスの運転手「西宮から三宮まで2時間半かかった。上りはもっともっとかかるだろう。4,5時間か、長ければ6時間くらいかかるかもしれない」

 

(;゚ロ゚)

 

ろ、6時間だと・・・。

三宮から西宮までで、6時間だと・・・。

大阪までは何時間かかるんだ・・・・。

 

バスはあかん。

タクシーもあかん。

車移動はとにかく絶対にあかん!!!

 

と、バス移動をあきらめました。

こちらが乗れば最後、6時間コースの、阪神西宮行きのバスです(^_^;。

ギュウギュウに乗っています。

車も全くと言っていいほど動いていません。

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帰宅困難者がするべき最善の帰宅方法・対策は?

あくまで今回のケースですが、三宮駅から残された距離は30km程度。

この状況で私に残された手段は2つでした。

1つは、JRなど電車の復旧をひたすら待つということです。

幸い三宮についた時点で昼間(13時半くらい)でしたので、復旧すれば電車は動く時間です。

ただ、いつ復旧するかは誰にもわからないのが辛いところです。

夜に復旧するかもしれないですし、最悪この日は復旧しないと言うことも考えられます。
(結果的に15時に阪急および阪神電鉄が復旧しましたが、これはあくまで結果論です。)

 

それを考えて私が取るべきと考えたもう一つの方法は、自転車で移動すると言うことです。

「自転車で移動とかアホか!」

と思われる方もいるかも知れませんが、30km程度ならば自転車でいけば、2−3時間で到着することができます。

バスなどで移動するよりも遙かに早く到着できます。

ただし当然自転車を購入する必要があります。

もう自転車しかないと思い「三宮 自転車」で検索して出てくるYAMADA CYCLE CENTERへ。

ところが売っている自転車は、いずれもカゴがない自転車ばかり。

しかも高い!!!

大きなバッグを持っていたので、カゴがないのは辛い・・・・。

それならば大きなリュックを購入して、バッグをリュックに入れてこの自転車で帰ろうとも考えましたが、周囲のデパートやお店はことごとく閉まっていて、大きなリュックを買う店もない・・・。

そこでそのあたりの人に自転車屋がないかを尋ねて尋ねて・・・

やっとたどり着いた、自転車あさひ!!!!

ここならママチャリがありそうだ。

さあ自転車を買って帰ろう。

としたのが15時前。

X(当時のTwitter)をチェックしていると、阪神電車が15時過ぎから復旧の文字が!!!!

 

(;゚ロ゚)

 

自転車買ってたらやばかった・・・。

あくまで結果論ですが、16時復旧ならば、気付かずに自転車で帰っていました。

今回はたまたま自転車を購入する直前で復旧の情報が入ってきたので、買わずに済みましたが、選択肢として自転車を購入して帰宅する手段は全然アリだと思います。

むしろ大渋滞でギュウギュウのバスで6時間かけて帰るよりはましです。

個人的にマウンテンバイクでですが、関西から中国地方や東北地方まで行ったことがあるので、自転車で長距離移動することはハードルとして低いもので、歩くよりは遙かにましです。

ただし、自宅までが10kmくらいならばわざわざ自転車を買わずに歩いたでしょう。

なお、余震が続いているときや、道路に倒れた塀・ガラスなどがあるときは、徒歩でも自転車でも危険です。混乱が落ち着くまで安全な場所で待つことも、立派な選択肢です。

よくある疑問(Q&A)

Q. 地震で電車が止まったら、すぐ歩いて帰ったほうがいい?
A. 国の考え方は「むやみに移動を開始しない」です。会社や学校、一時滞在施設などの安全な場所にとどまり、情報を集めてから動くようにしましょう。

Q. 家族と連絡がつかないときは?
A. 災害時は電話がつながりにくくなります。災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板(web171)、SNSなどを使いましょう。ふだんから家族で使い方を決めておくと安心です。

最後に

本来ならば朝9時過ぎに自宅に着く予定が、実際に帰宅できたのは18時でした。

今回、私が帰宅困難者となり、学んだことは以下の通りです。

  • 大きな地震のときはむやみに移動を開始しないのが基本。
  • SNSとくにX(旧Twitter)から情報を集め、鉄道会社の公式情報で確かめる。
  • そこで得るべき情報は、動いている電車はないか、復旧しそうな電車ないか、皆はどうやって移動しているか、などです。
  • タクシー、バスを含め車移動は基本NG。歩くくらい時間がかかることもある
  • 安全が確かめられ、距離が30km〜50kmで山道でなければ自転車を購入して移動するのも選択肢としてアリ。

だということです。

とくにXの情報は非常に役立ちますが、公式の情報と照らし合わせることも忘れずに。

皆さんが帰宅困難者となった際の参考になれば幸いです。

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