土用の丑の日と聞くとうなぎを思い浮かべますよね。実際我が家も土用の丑の日はうなぎを食べます。むしろその日ぐらいしか食べないし、献立も困らず嬉しい日です。

でもそもそも土用の丑の日って何なのでしょうか?いつからうなぎと言われるようになったのか気になりますよね。またうなぎが苦手だったり、アレルギーの方もいると思います。そんな方はうなぎ以外何を食べればいいのでしょうか。そして、2016年の土用の丑の日はいつなのか。

そんな気になることを全部まとめてみました。


土用の丑にうなぎ以外のものを食べるのはアリ?

今ではすっかり土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が定着してきていますよね。しかし、絶対にうなぎを食べないといけないというわけではありません。

昔から土用の期間は暑さがとても厳しく夏バテしやすい時期でした。そんな厳しい暑さを乗り切るために栄養や消化のことを考えて身体にいいものを食べるという習慣になりました。

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「う」がつくものを食べると病気にもならず、夏バテも乗り切れるという言われていたんですよ
 なるほど!うなぎ以外はどんな食べ物があるのですか?
説明していきましょう

うどん

炭水化物のうどんは効率よくエネルギーに変えてくれます。消化吸収にも優れていて、さっぱりしているため食欲がないときでも食べやすいです。

梅干し

梅の酸味で唾液の分泌が促進されて食欲不振が解消されます。また、クエン酸が疲れをとってくれて、新陳代謝を活発にしてくれるため夏バテ防止に効果的です。

きゅうり・カボチャ・冬瓜・スイカ・ゴーヤ(瓜科である食材等)

夏が旬の瓜は栄養価がとても高いです。体内の余分な熱を冷ましてくれる効果があり、利尿作用があるのでむくみ防止にもなりますよ。

土用餅

土用に食べるあんころ餅です。ガガイモの葉を煮出した汁で餅粉を練り込み、その餅を味噌汁にいれたものを食べる習慣がありました。江戸時代になって餅を食べやすい大きさに丸めて、小豆で作った餡で包み込んであんころ餅を食べるようになったのです。

お餅は「力餅」、小豆は「厄除け」で食べると暑さに負けず、無病息災で過ごせると言われています。さらに、小豆に含まれるビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、

  • 疲労回復
  • 肩こり
  • だるさ
  • 筋肉痛
  • 夏バテ

に効果があるんですよ。

土用しじみ

必須アミノ酸、カルシウム、鉄分、ビタミン類など栄養価がとても高いです。昔から土用しじみは腹の薬と言われていました。「腹」とは肝臓のことで肝臓の働きを助けてくれる効果があり、疲労回復の強い味方です。しじみは夏が旬なので普段よりより栄養価が高くなることから土用の日に食べるということですね。

飲んだ次の日にも良いと言いますよね。しじみは小さくてもとっても働き者ですね!

土用卵

土用の時期に産みおとされた卵のことです。完全栄養食品と言われている卵は特にタンパク質はとても良質でほかにもカルシウム・鉄分など栄養価が高く、さらに人の体内では生成できない8種類の必須アミノ酸などの栄養素が含まれています。

良質なタンパク質は胃腸の冷えを体の中から暖めて免疫力を高めてくれるんですよ。このように卵は栄養たっぷりなため、土用の期間に産みおとされたものは特に精がつくというわけですね。

うなぎと同じように精がつく食べ物とされているのです。

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ややこしいですが、うまきとは関係ないんですよ~。でもうなぎと卵で栄養満点ってことで理にかなってますね。食べてみてくださいね

このように土用の丑の日はうなぎだけと決まっているわけではありません。夏の暑さで食欲がなかったり、季節の移り変わりで体調が崩しやすい時期を乗り切れるような栄養たっぷりの食べ物を食べて夏バテしないように頑張りましょう。

冷やしうどんに梅肉ときゅうりのせたり、しじみの味噌汁や、しじみのだしの卵焼きなど食べるものいっぱいですね

そもそも土用の丑にうなぎを食べるようになった理由は?

うなぎを食べるのが定着したのは江戸時代のある出来事からなんです。実はうなぎは夏が旬の食べ物ではありません。味も濃いしこってりしていて、夏に食べる気にもならずなかなか売れなかったそうです。

そんな中、何とか売り上げを伸ばしたいと困っていたうなぎ屋さんが、蘭学者である平賀源内に相談したことが始まりです。平賀源内は「本日土用の丑の日」と張り紙を貼ることをアドバイスしました。

すると宣伝文句は大ヒットして大盛況となったわけです。そこから他のうなぎ屋さんも真似をして広まっていき「土用の丑の日はうなぎ」という風習が定着していったのです。

平賀源内は雑学帝王で「夏にウナギを食べると、夏バテしないんですよ」なんて知識も披露していて「源内先生が言うことであれば間違いない」とみんなが納得したのでしょう。

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ちなみに天然うなぎの旬は秋から冬にかけて8月~12月の時期なんですよ。冬の土用の丑の日もうなぎを食べましょう

 

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2016年の土用の丑はいつ?

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2016年の土用の丑の日は7月30日(土)です。実は「土用の丑の日」は春夏秋冬4季にわたってあるのですが、平賀源内の話にあったように、うなぎを食べる習慣があるのは夏の土用の丑の日だけなのです。

では、土用の丑の日の意味について説明していきますね。

「土用」の意味

「土用」いうのは立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日の期間のことを言います。

  • 立春(2/4頃)の前約18日間…1/17~2/4頃 
  • 立夏(5/5頃)の前約18日間…4/17~5/5頃
  • 立秋(8/8頃)の前約18日間…7/20~8/8頃 
  • 立冬(11/7頃)の前約18日間…10/20~11/7頃

 

「丑の日」の意味

「丑の日」とは十二支の「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)・・・」の丑のことです。十二支は年を数えるときだけじゃなく、日にちを数えるときにも使われます。12周期なので2016年の7月6日、18日、30日・8月11日、23日となります。

そして一般的な「土用の丑の日」にあたるのは、立秋(8/8頃)の前約18日間…7/20~8/8頃 ですので7月30日となるわけです。

ちなみに1年に2回来る年も結構ありますよ

まとめ

「土用の丑の日」についてまとめますね

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  • 2016年の土用の丑の日は7月30日(土)
  • 土用の丑の日はうなぎじゃなくてもOK
  • 暑い夏を乗り切れるような栄養満点な食べ物を食べましょう
  • 嫌いじゃなければせっかくだから是非うなぎを!

土用の丑の日にはうなぎ以外でもよかったのですね。そして改めて昔の人の考えはスゴイと感心しました。せっかく創り上げてくれた風習だからこそこれからも続いていきたいですよね。なんだか深く感じますね。

今までうなぎを食べなかった方も食べていた方もこの機会に是非今年の夏は美味しいうなぎを食べて夏バテしないようにしましょう。



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