悩めるママ
悩めるママ
うちの両親も亡くなって、私たち兄弟はそれぞれ持ち家があるし、実家をしばらく空き家にしようと思うんだけど、火災保険って住んでないならかけなくてもいいかしら?
空き家の火災保険の必要性ね。
それについて、詳しく話したいことがあるわ。
先輩ママ
先輩ママ
悩めるママ
悩めるママ
え!何?意味深!
怖いんだけど・・・。

 

全国的に増加している空き家。

ですが、そういった空き家で困るのが、維持費。

その中でも、火災保険は住んでいないんだから、かけなくていいんじゃない?と思われる方、多いですよね。

しかし!

ハッキリ言います!

もしもの時、大変なことになりますよ・・・!

今回は、そんな空き家の火災保険事情について

  • 必要性
  • 最悪な結果
  • かけるべき内容

など、最悪な体験談と共にお話ししたいと思います。

空き家に火災保険は必要?

悩めるママ
悩めるママ
住んでないんだから、火災の心配もないわけで、電気を止めておけば、火災保険も必要ないわよね?
いいえ。
そういう問題ではありません。
先輩ママ
先輩ママ

答えから言うと・・・、空き家にも火災保険は必要です。

火災保険は、火や電気系統からの出火による火事だけに対応した保険ではありません。

  • 火災・落雷・破裂・爆発
  • 風災・雹災・雪災
  • 水災
  • 外部からの衝突・水濡れ・盗難
  • 破損・汚損

などの補償に対応しています。(※かけている保険内容によって異なります。)

いつ何時起こるか分からない、もしもに備えての保険は、かけておかなければ、もしもの時に全て自己負担としてふりかかってくるのです。

悩めるママ
悩めるママ
なんだか、あんまり現実味がないわ。
空き家だから、お金をかけたくないのよね。
普通そうよね。
では、一例として起こった最悪なパターンを紹介するわ。
先輩ママ
先輩ママ

火災保険を最低限にした結果!起こった最悪な実体験

これは私の祖母宅の話なんですが、祖父母が亡くなり、母は他県の遠方に、母の弟は近所の持ち家にという感じでした。

そのため、家はそのまま形見分けや整理もしていない状況で、法事の度に祖母宅に皆が集まるため、定期的に私や叔父が空気の入れ替えをしに行くという状態で空き家に。

火災保険は、数十年前のまま。

祖母の死後、火災保険の支払い管理者を叔父に名義変更しただけで、内容の見直し等はせず費用を抑えていました。

そこで起こったのが・・・火災!

火元は、お隣(漏電でした)。

延焼による、火災で全焼しました。

悩めるママ
悩めるママ
え〜!
こちらに原因はなくても、お隣からのもらい火ってあるんだ。
もう最悪です。
全国ニュースで、燃えている祖母宅を見るショックったらありません。
先輩ママ
先輩ママ

ですが、燃えてしまったものをいつまでも嘆いても仕方ない・・・。

まず、確認すべきことが

  • 家の名義人
  • 保険の名義人
  • 保険内容

全て燃えてしまっている可能性もあるので、なければ

  1. 支払い口座を確認(どの口座から引き落としているのか、分からなければ銀行に問い合わせ)
  2. 引き落としを確認できたら、保険会社に連絡
  3. 保険会社に契約内容を確認
  4. 保険会社が現場検証

という流れになります。

結果、祖母宅は・・・最低限の火災保険のみ。

物損は入っておらず、解体費用が出るかどうか・・・という結果に。

悩めるママ
悩めるママ
え?
でも、お隣の起こした火事でしょ?
お隣に請求できないの?
基本的に、火元のお隣には損害請求できません。
つまり、自分の家の火災は、それぞれの火災保険で賄うという仕組みです。
先輩ママ
先輩ママ

火元に重大な過失がない限り、損害賠償請求はできません。

ただし、お隣が「類焼損害補償特約」にオプションで入っていると、1億円まで補償してもらえるので、延焼火災にも対応可能です。(ただし、加入しているお宅は少ないので、念のため聞いた方がいいでしょう。)

結果ですが・・・

宮大工が造った、細工の細かい祖母宅・・・、中には100万単位の着物や大きな仏壇やお位牌もそのまま全焼。

缶に入った写真まで全て燃え、被害額数千万円が・・・現状泣き寝入り。

火災保険で解体費用が出るかどうか・・・という状況です。

しかも、火事で焼けた家の解体は、業者が非常に嫌がります。

そのため、値段もつり上がってしまう現状。

火事で得るものは、何一つなく、全てを失う結果に。

空き家に火災保険の必要性、分かりましたよね?
先輩ママ
先輩ママ

空き家に火災保険!かけるべき内容は?

実際、火災保険はかける内容によって費用が異なります。

どこまでかけるのかは、それぞれのお宅によって異なるので、

  • 隣家と近い場合、火災・落雷・破裂・爆発の補償+類焼損害補償特約
  • 川が近いお宅は、水災の補償もプラス
  • 高台や、雪の多い地域の場合、風災・雪災の補償をプラス
  • 交通量の多い道路や、事故が多い場所に建つお宅は、外部からの衝突などの補償をプラス
  • 空き家でも室内に、物が全て置いてある状態ならば、物損保障をプラス

といった感じで、それぞれの条件に応じた保険のかけ方をオススメします。
(地震の補償はまた別な、地震保険に。)

 

最後に

もしもに備えての保険。

もしもなんて、万が一。

でも、その万が一が起こった場合、うちのように最悪な事態とならないため、備えておくことは非常に重要です。

誰も住んでいないから、空き家だからは、関係ありません。

逆に、放火による火災でお隣に迷惑をかけてしまうことだってありえます。

備えておくことがオススメです。

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