節分になるとあちこちで恵方巻きが売られ、最近では恵方巻きのロールケーキまで登場していますね。元々は大阪で行われてきた風習なのですが、今では全国で売られているほど知名度が上がってきました。
そんな恵方巻きにはいろいろとルールがあります。しかも地方によって様々で、一体何が正しいの?と思うことも多いですよね。そんな恵方巻きの食べ方とルール、効果的に食べるための知っておきたい基礎知識についてまとめてみました。
恵方巻きって奥が深いんですよ。知っておいて損はない恵方巻きの正しい食べ方と基礎知識でしっかり一年の厄落としをして幸運を呼び込みましょう。
恵方巻きの食べ方とルールは?
恵方を向いて食べる
毎年、今年の恵方は・・・と恵方巻きを販売しているお店などに書かれていたりしますよね。この恵方の方角に向かって巻き寿司を食べるというのが恵方巻きの最大のポイントです。
その年の歳徳神(としとくじん)様がいる方角に向かって食べるとご利益があるとされています。
この恵方、毎年やっていても、
と私はかなり雑な方角でいつも食べています(笑)
これがあれば方角が正確に分かりますし、恵方を調べる手間もなくなりますよ!!私も今年からは完璧な恵方を向いて食べられそうです。
恵方とは?
その恵方は干支に基づいて決まっており、毎年その方角は変わります。そのため、毎年違う方角を向いて食べるのです。
無言で食べる
無言で食べるというのは有名ですが、その意味を知ると絶対しゃべらないほうがいい!!と思えます。
- しゃべると福が逃げる
- 願い事をしながら食べる
恵方巻きは基本的に神様に向かってその一年の無病息災などの願い事をしながら食べるんです。例えば、神社にお参りした時、神様に向かって雑談などのおしゃべりをする人はいませんよね。それと同じなんです。
私は無言で食べてはいけないのはなぜなのか知らず、ただ、そういうものだと思っていましたが、理由を聞くと納得。子供にも毎年「しゃべらないで食べよう!」と言うのですが、子供は途中で笑ってしまったりついついしゃべってしまったりしますね^^
子供でもやっぱりきちんと理由を伝えると理解してしゃべらずに食べてくれそうですね。きちんと理解できる年齢になってきているので、これからは子供にもそういったことを伝えていきたいなと思いました。
一気に食べる
口から離さずに食べるというのもルールの一つです。
これにもきちんとした意味があるのです。口を離さずに食べることで幸せと縁を切らないと言われています。
巻寿司は長いので口を離さずに一気にというとかなり苦しいものですが、意味を知ると口を離さずに食べたくなりますね^^
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地方や家庭によって違うルール
基本的には上記の3つのルールがメジャーですが、地方や家庭によってさらにルールが違ったり、細かいルールがあったりしますね。
そんなルールをご紹介します。
笑いながら食べる
笑いながら食べるという人もいるようですが、これは初物を笑いながら食べるという風習と混同しているのではないか?との説もありますね。私も小さい頃、恵方巻きを食べる時に無言で笑いながら食べると聞いたような気がするようなしないような・・・。
でも基本的に神様に向かってお願いをしながら食べるのですから、大声で笑いながら食べるのは失礼に当たるのかなとも思います。
少なくとも怒りながら食べるのでなければ、大丈夫ですね。
立って食べる?座って食べる?
私は座って食べるものだと勝手に思い込んでいましたが、立って食べるという家庭もあるようです。特に決まりはないようなので、子供ならぼろぼろこぼさないように座らせたり、その家庭の風習や状況に合わせて立って食べても座って食べてもいいんですよ。
食べている途中でお茶を飲んでもいい?
これは本来のルールからするとNGとなりますね。
実際にこれに関しては、お茶は飲まないほうがよいと考えている人の方が多いのです。やはり、神様にお願い事をしている間にお茶を飲む人はいませんよね。
ただ、恵方巻きを食べる習慣は元々は関西を中心に行われてきた行事であり、しかも江戸時代の終わり頃に大阪の商人の商売繁盛と厄払いが起源だという説が有力です。
太古の昔から伝わるような神事というわけではないですし、願い事をしながら「あぁ、お茶が飲みたい。喉が詰まる~~~」などと雑念が入ってしまうよりは、喉が詰まりそうなら飲んでもよいかもしれませんね^^
神様にお願いするのだからそれくらい我慢しなければ願い事は叶えてくれない!と思うのであれば我慢するという考え方もありますが、そこは人それぞれ自由にしてもよいのではないでしょうか。
恵方巻きは切ってもいい?
そういった場合は切ってもいいのか気になりますよね。
答えは、あまり気にする必要はない!です。
上でも書きましたが、恵方巻きの習慣は江戸時代の終わりから始まった商売繁盛の行事で、元々は宗教行事ではないからです。
子供やお年寄りなど、一本食べられないような場合などは切っても大丈夫です。縁が切れないようにという意味もありますが、願い事をしている間だけ無言でというのが基本です。一口や二口だけでも大丈夫という考え方もあります。破ったから罰が当たるというような厳しいものはないでしょう。
神様はそんなに心が狭くないでしょうから。気持ちが大切ということですね。
また、切るというのは悪縁を切るという意味で食べるという意味もあるそうなので、そういった食べ方もいいかもしれませんね。
例えば、病気などの悪縁を切るなど。もし気になるのであれば、そういった悪縁を切るという意味にしてみると気が楽なりますね。
恵方巻きを食べる時間は?
私は小さい頃から普通に夕食に食べていたので、気にしたことはありませんが、元々そういった風習のない人は気になりますよね。
でも時間は気にしなくても大丈夫です。
一番多いのは家族みんながそろう夕食です。家族みんなで願い事をしながら楽しく食べましょう。
恵方巻きの具材の意味は?
恵方巻きは7種類の具材が入っている
恵方巻きの具材
- かんぴょう
- しいたけ
- 卵焼き
- でんぶ
- きゅうり(三つ葉)
- 高野豆腐
- うなぎ(アナゴ)
これがよくある恵方巻きの具材ですが、これも地域や家庭によって少しずつ違ってくるようです。
七福神に見立ててという由来から、どれが大黒様?とか思ってしまいますが、どんなに調べてもそういった情報がなく、どうも7種類ということが大切なようです。
私は恵方巻きはオーソドックスなしいたけとかが入ってるのが一番ご利益がありそうだと思って、大好きな海鮮巻きを我慢してましたが、海鮮巻きでも7種類入っていたらOKということになりますね。
・・・でも7種類の海鮮が入っていたら高いでしょうね(^^;)やっぱり買えないか・・・(笑)
でも自分で7種類の刺身用の柵を買ってきて7種類入れればリーズナブルにできますね。具材にはこだわらなくてもいいことがわかってよかったです。
大正時代にはお新香をまいただけのものだったという情報もありますし、7種類の具というのは後になってできたこじつけだとも言われています。
好きな具を巻いて七福神様だ思えば何でもよいということになりますね^^
まとめ
- 恵方を向いて食べる
- 無言で食べる
- 一気に食べる
- 願い事をしながら食べる
- 他にも地方によって様々なルールがあるが基本的に古来からの宗教行事ではないので、細かいことは気にせず神様に向かって願い事をするという目的で食べるとよい
恵方巻きは比較的新しい行事ですが、やはり節分に家族そろって願い事をしながら食べるのは楽しいですね。ただそれだけで幸運がやってきそうです。
元々は大阪の商人が商売繁盛を祈って始めたという説が有力ですが、節分という日にその年の神様がいる方角に向かって願い事をしながら食べるという風習はこれからも大切にしていきたいですね。
全国的に有名になったのはセブンイレブンが平成元年(1989年)に広島で販売を開始したことがきっかけです。そこからどんどん広まったのですが、共働きなどで多忙な家庭が増え、子供が1人でご飯を食べる孤食という言葉ができました。
せめて節分の日には家族そろって恵方巻きを食べてわいわい過ごしたいものですね。
恵方巻きの習慣はこれからも後世に伝えて大切にしていきたいですね。
byももママ
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