夏休み、とくにお盆には親戚が集まり、みんなで海や川に出かけることもあるのではないでしょうか?

例に漏れず、うちの子たちも

みんなでどっか行きたい!

海水浴か川遊び、プールがいい〜。

なんてお願いされることもしばしば。

お盆くらいから暑さも少しおさまり始めるので、出かけやすくなることもあり、海岸や川辺は大混雑しています。

しかし、ご存知ですか?

実はお盆の期間、さまざまな理由から、水辺はとっても危険な場所に変わってしまうのです。

うちの祖母からも、「お盆に水辺に近づくのはやめなさい」と叱られたことがあります。

 

今回は、お盆に海や川が危険な問題について、

  • 海がダメな理由
  • 迷信
  • 川がダメな理由
  • いつからならok

などを説明していきますね。

後悔する前に、ぜひご覧ください。

どうしてお盆の海は危険なの?

お盆に海に行こうとしたんですが、「お盆の海は危ないからやめなさい」と止められました。

どうしてですか?

お盆の海が危険な理由は以下の3つの危険性が挙げられます。

それぞれについて詳しく説明しますね。

  • 土用波の発生
  • 離岸流が起こりやすい
  • 有毒クラゲの大量発生

お盆の海

土用波の発生

お盆の時期、8月の半ばには、台風が発生しやすくなります

この台風の影響によって、「土用波」という、うねりが強い波が発生するのです。

この波は、高さが2~3メートルにもなる大変危険な波となります。

こんな波が発生すると、砂浜で子供を一人遊ばせるのも危険だし、いざという時に親も道連れ・・・なんて可能性も怖いですよね。

離岸流

また、土用波によって作られた高い波によって、「離岸流」に巻き込まれる危険性も出てきます。

離岸流とは、海岸から沖に向かって流れる強い引き潮のことで、一度巻き込まれたら逆らうことは大人でも大変難しい怖い波なのです。

このような怖い波に突然巻き込まれることでパニックを起こし、溺れてしまう原因に・・・。

お盆に海難事故、よくニュースで見ますが、こういう理由があるのね。

クラゲ

さらに、お盆時期から海にはたくさんのクラゲの姿が見られます

お盆時期はクラゲの成長時期に当たるのですが、実はこのクラゲたち実際は増えたのではなく、もともといた小さなクラゲが成長して大きくなり、見えるようになっただけなのです。

お盆時期によく見られるのは、透明で丸くゼリーのようなミズクラゲですが、このクラゲの毒性はそれほど強力ではありません。

しかしクラゲの中には、非常に毒性の強いものもいます。

近年では、青むらさき色でビニール風船のような見た目を持つ、カツオノエボシというクラゲを間違って触ってしまう事故を耳にしますが、死亡例もあるほど。

このクラゲの毒は強力ですので、見つけても絶対に触らないようにしましょう。

 

お盆の海には怖い迷信が?!

そんな危険がお盆の時期にはあるんですね、でもそれ以外にも迷信もありますよね?
そうなんです。

お盆には怖い迷信があります。

お盆の海や川

お盆時期には「地獄の窯のフタ」が開く

お盆の時期には亡くなった人が帰ってくる、と言いますよね。

実は、お盆は地獄の閻魔大王様もお盆お休みを取るのです。

もちろん地獄の鬼たちも。

すると、地獄の大釜のフタが開けっ放しになり、さまざまな霊がこの世とあの世を行ったり来たりすると言われています。

お盆に海に入ると足を引っ張られる

お盆時期に海に入ると、海の事故で亡くなった霊が足を引っ張り、海中に引きずり込まれる・・・なんて怖い話を聞いたことはありませんか?

地獄の大釜のフタが開くことで、悪さをする霊がこの世に入り込み、フタが閉まる前に人を引きずり込もうとすると言われています。

え~!!怖い

実際には、先にお伝えした土用波や離岸流によって沖や海中に流されることから、足を引っ張られるように感じるのです。

しかし、お盆には亡くなった人が帰ってくる時期というところから、そのような迷信が生まれたのでしょう。

昔の人は、お盆時期に海に入ることが危険であることを怖い話として広めることによって、事故が起こるのを防いでいたのかも知れませんね。

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お盆の川もダメ?

川ならいいんですか?
お盆は海だけでなく、川やプール、水辺がよくないとされています。

とくに川は、以下のような理由も危険とされる所以です。

  • てっぽう水の発生
  • 川の水は水温が低い

 

お盆の川遊び

夏になると、川遊びもしたくなりますよね。

川にも、危険は潜んでいます。

川においては、自分たちがいる場所とは別の上流地域で大雨が降ることで、川の水が量と勢いを増し洪水のように一気に押し寄せてくる「てっぽう水」に襲われる危険があります。

あっという間に水位が上がり、避難しようかどうか迷っているうちにてっぽう水に飲み込まれてしまうのです。

また、川の水の水温は、夏でも結構冷たいですよね。

山から流れてくる川の水は、地下で冷やされた水のためとても冷たく、流れている水は温まりにくいので、冷たさを保ったままです。

 

夢中になって遊んでいるうちに体が冷え、心臓に負担がかかったり体力を奪われ、流れに飲まれて溺れてしまう危険があります。

夏は暑いから大丈夫と思って油断すると、危険な目にあってしまいます。

冷えからくる体力低下で起こる事故については、川だけでなく海やプールなどのすべての水場においても言えることです。

自分の体力に自信があっても、水辺で遊ぶ時には休憩をしっかりとって、注意しながら遊びましょう。

 

それに、迷信などから、海だけでなく、水辺には霊が集まるとも言われていますしね。

 

お盆が明けたらOK?NGな期間は?

じゃあ、お盆が明けたら大丈夫なんですか?
基本的にはいつも水辺には危険が付きまとうので、この期間は安心というのはないんですが、とくにNGとされる期間は以下の通りです。
お盆時期の8月13日~8月16日は避ける

 

一般的に、お盆とは8月13日~8月16日をいいます。

この時期に土用波や離岸流が起こりやすいといわれているため、この時期は避けた方がいいでしょう。

お盆

しかし、水辺で遊ぶときには、お盆時期でなくても注意しながら遊びましょう。

とくに小さなお子さんからは、絶対に目を離さないでください。

 

年によって異なりはしますが、基本的にお盆を過ぎると台風の発生も落ち着いてきます。

天気予報をチェックして、近くの海で台風が発生していないことを確認したら、比較的安心して海や川で遊ぶことができるでしょう。

ありがとうございました。

お盆の海は危険というのには色々な理由があったんですね。

勉強になりました。

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 台風の発生によって土用波や離岸流が起こりやすい
  • クラゲが大きく成長する時期なので、有毒クラゲに刺されやすい
  • お盆によく聞く怖い迷信には、事故を防ぐ役割がある
  • 川やプールにおいても、てっぽう水や低水温の危険がある
  • お盆時期の8月13日~8月16日は水辺を避ける

 

今回はお盆時期に海や川で遊んではいけない理由についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

うちの子たちにも、理由をしっかり説明すると、怖がり納得してくれました。

これらの危険性に注意して、楽しい夏休みをお過ごしください。

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