春は出会いの季節でもありますが、別れの季節でもありますね。会社関連でも、長年会社に貢献して来た方が定年退職を迎えると言うことも多いのではないでしょうか。
退職祝いの贈り物、せっかくですから、感謝をこめて、今までのさまざまな苦労や実績、会社でのさまざまな思い出がそれを見るたびに蘇るようなものをプレゼントしたいですね。
でも、結局どういうものを贈れば喜ばれるのか?私自身も、お世話になった上司の退職祝いに頭を悩ませた思い出があります。そんな私からの、プレゼント選びのヒントをご紹介しますね。
定年退職のプレゼント!男性へのおすすめは?
定年退職のお祝いのプレゼントの方法のひとつは、主流のもの、人気のあるものをチョイスすることです。
または、退職後に新しい職場で活躍する方にはそこで使えるものを、やっと自分の時間が持てると安堵している方には趣味関連のものをプレゼントするのもひとつだと思います。
★グルメ
食べることが好きな上司や同僚には、牛肉や蟹、お菓子などのグルメ商品を。ご家族と一緒に楽しんでいただけます。
★お酒
アルコールが好きな方には、日本酒、焼酎、ワイン、ビールなどのお酒を贈るとよいでしょう。ボトルに名前を入れてくれるサービスをしてくれる会社もあるようです。
★高級レストランの食事券
ペアチケットを贈って、奥様と一緒にステキなディナーを楽しんでもらいましょう。
★旅行券、温泉宿泊券
会社勤めも終わって、ひと段落。ちょっと時間が出来たから旅行や温泉でも・・・と出掛けるときに嬉しいアイテム。
★趣味関連
退職する方の趣味が分かっていれば、その線で攻めていくことも。
- ゴルフウェア
- テニスウェア
- ウォーキングウェア
- 名前やメッセージ入りのゴルフボール
- 名前入りブックカバー
- 音楽鑑賞やスポーツ観戦のチケット
★ベルト
おしゃれな方なら、ベルトはいかが?ワイシャツ、ネクタイはしなくなっても、ベルトなら使ってもらえます。もちろん、新しい職場で活躍する方向けにもおすすめです。
★似顔絵入り名前の詩
名前の一文字ずつを使ったポエムをプロの作詩家が作ってくれ、似顔絵とともにデザインしてくれます。人柄やエピソード、思い出など、詩の中に取り入れてもらうことができるんですよ。
予算は20000円~30000円で作ってもらうことができます。個人的にはこちら、とてもおすすめです!
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知っておきたい!NGな贈り物ってあるの?
①現金
プレゼントを選ぶのを放棄した感が否めませんし、何より、目上の方に現金を贈るのは失礼にあたります。
②文房具・腕時計
おしゃれな万年質などがありつい贈りたくなりますが、実は文房具もNGアイテム。文房具には「勉学に励め」というメッセージが隠されており、失礼にあたるのです。
また、腕時計にも「ますます精進しろ」という意味があり、ふさわしくありません。
③仕事に関連するもの
ビジネスバッグやネクタイなど、仕事に関連するものは、退職するのですから、もう必要ありません。不必要なものを押し付けるのは失礼ですよね。
また、再就職するという方にも、「これまで以上バリバリ働け」というメッセージが伝わってしまい、今まで働いた労をねぎらうといった趣旨からはずれてしまいます。
④靴、靴下、下着、スリッパ、玄関マット、バスマット
靴や靴下、下着、スリッパなど、いわゆる「下に着ける」ものは、目上の人に贈るプレゼントとしては失礼にあたります。これは下に見ている」=見下しているというイメージがあるからです。
同じように、「踏みつけられる」イメージのある玄関マットやバスマットもNGなプレゼントです。
⑤興味のないもの、好きでないもの
プレゼントの基本ですが、相手の興味のないもの、好きでないものは当然喜ばれません。定年退職される方の嗜好や趣味を前もってそれとなくリサーチしましょう。
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贈る時期や予算は?
おすすめの品とNGの品をいくつかご紹介しましたが、贈る時期や予算の相場なども気になるところですよね。
贈る時期はいつごろがいい?
まだまだ現役!という考えの方も多いので、表書きに「退職祝い」はNGです。「御礼」「御餞別」などとしましょう。
心のこもったメッセージを添え、ねぎらいの気持ちを言葉にして渡しましょう。これから再就職する意欲のある人に向かって「これからはゆっくり休んでください」というメッセージや挨拶はNGです。
定年退職の贈り物は、基本的に職場単位で贈りますが、もし、送別会に出られないなどの理由で個人的に渡したいと言うのであれば、それもプライベートな贈り物と考え、会社の外で渡します。ランチ時などに一緒に外出し、さらりと渡しましょう。
ただし、重いもの、かさばるものは、自宅に郵送するのがマナーです。
贈り物の予算は?
定年退職の贈り物、どのくらいの予算で用意したらいいか悩みますよね。結論から言うと、これと言った決まりはなく、相手との関係や贈る側の人数によって調整して行ってよいのです。
たいていの場合、勤続年数の長い定年退職ではそれだけお世話になった人数も多いと思うので、10,000~30,000円くらいの品物を贈るのが妥当でしょう。
個人的に贈る場合は、5,000~10,000円の範囲内で考えておけばよいでしょう。
私たちが実際にあげて喜ばれたもの
私が実際に贈ったものは、
「定年退職のプレゼント!男性へのおすすめは?」の章で紹介した似顔絵入り名前の詩です。
女性社員一同で上司にプレゼントしたのですが、上司の名前が上手に詩に組み込まれていて、ほんわかした雰囲気に仕上がっていてとても喜んでもらえました。
長年会社に貢献してきた上司や同僚とのさよなら。退職しても、会社でのことを忘れないでいてほしいですよね。私たちの場合小さな会社だったこともあり、品物とともに社員全員の寄せ書きの色紙もプレゼントしました。
既成品だけでなく、手書きのものを・・・。という係長のアイディアで、退職された上司も感涙されていましたよ。
メッセージを一緒に贈る場合には、
定年退職のメッセージ!素敵な例文と書き方のポイント
こちらも参考にしてみてくださいね。
最後に
- プレゼントのおすすめは、グルメ・お酒・高級レストランの食事券・旅行券、温泉宿泊券・趣味関連・ベルト・似顔絵入り名前の詩
- 贈る時期は、送別会の場か、なければ出社最終日の退社時に。
- 贈り物の予算は、10,000~30,000円あたりが妥当。
- NGな贈り物は①現金、②文房具、腕時計、③仕事に関連するもの、④靴、靴下、下着、スリッパ、玄関マット、バスマット、⑤興味のないもの、好きでないもの。
どんな贈り物も心のこもった労いの言葉ともてなしには勝てませんが、退職された方がその贈り物を見るたびに、会社での楽しかったこと、嬉しかったことを思い起こしてくれるような、ステキな贈り物が出来るといいですね。
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