
先日、夫婦喧嘩の最中、喧嘩とは別なことで揉めてしまいました。
え?
どういうこと?
あらららららら・・・ら?
え?
なんだって?
え・・え・・・え・・・?
声をあらら・・・あららら?
「声を荒げる」「声を荒らげる」どちらが正しい日本語なのか?
この問題について
- 正しいのは
- 意味
- 例文
などを説明したいと思います。
間違えて使っていると、ちょっと恥ずかしいことになりますよ。
- 本来の言い方は「声を荒(あら)らげる」で、読みは「こえをあららげる」
- 「声を荒(あ)らげる」は本来の言い方ではないが、使う人のほうがずっと多い
- 意味は「怒りなどで、荒々しく大きな声を出すこと」
「声を荒げる」「声を荒らげる」意味は?正しい日本語はどっち?
ズバリ、正解は「声を荒らげる」です!

ひらがなにすると、「こえをあららげる」。
「声を荒げる」というのが正解であるかのように広まってしまったのは、読み間違えたまま使っている人が多いからです。
文化庁の「国語に関する世論調査」(平成22年度)でも、「声を荒(あ)らげる」を使うと答えた人が79.9%だったのに対し、本来の言い方とされる「声を荒(あら)らげる」は11.4%でした。
この「荒らげる」、「荒」を「あら」「あ」どちらと読むか・・・、正解は「あら」と読み、送り仮名に「らげる」ともう一度「ら」が必要になります。
また、「ら」が2回つくと発音の面からも言いにくいことから、そのまま「あらげる」と伝わってしまったようです。
声を荒らげるの意味
- 怒りのあまり、激しい声を出す
- 度を越した、激しい声をあげる
- 大声で騒ぎ立てる
- 強い口調で訴える
などの意味があるんです。

意味としては「声を荒げる」も「声を荒らげる」も、同様に捉えていた人が多いでしょう。
類語として、
- 怒鳴り声をあげる
- 絶叫する
- 騒ぎ立てる
- ギャーギャーいう
など。
光景が目に浮かぶことでしょう。
怒りのあまり、抑制がきかなくなり、大きな声でわめき散らすさまですね。
英語表記にすると
- raise one’s voice
- speak angrily
などといいます。
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「声を荒らげる」の使い方は?例文を紹介
- 「急に声を荒らげるもんだから、子供が泣き出した。」
意味:急に大声をあげて騒ぎ立てるものだから、子供が怖くて泣き出してしまった。
- 「大人気なく声を荒らげてしまったが、冷静になって後悔した。」
意味:大人なのに分別なく、度を越して激しく騒ぎ立ててしまったことを、後になって正気に戻ったら、やめておけばよかったと反省した。
- 「店員の態度に、声を荒らげたくなったが、周りの迷惑を考えぐっとこらえた。」
意味:失礼な店員の悪い態度に、怒りのあまり激しく声をあげたくなったが、そうすると周りに迷惑がかかるので、怒りをおさえた。
他にも間違えやすい言葉はあります。
こちらも参考にしてください。
よくある疑問(Q&A)
Q. 漢字で「声を荒げる」と書いたら間違い?
A. 「荒らげる」と、送り仮名に「ら」を入れて書くのが本来の形です。読みも「あららげる」となります。
Q. 「あらげる」は辞書に載っていないの?
A. 使う人が多いことから、辞書によっては「あらげる」も取り上げていることがあります。ただ、改まった場や試験では、本来の「あららげる」を使うほうが安心です。
最後に
ポイントをまとめます。
- 「声を荒(あ)らげる」は本来の言い方ではない
- 「声を荒(あら)らげる」(こえをあららげる)が本来の正しい言い方
- 怒りのあまり、抑制がきかなくなり、大きな声でわめき散らすさまを「声を荒らげる」という
読み方・送り仮名を間違えたまま、それが浸透してしまい、正解が薄れてしまった可能性がある言葉でした。
ただ、わかっている人からすると「国語力がない」と恥ずかしい思いをしてしまう可能性も。
次からは「声を荒らげるのはやめて」と、正しい日本語を使いましょう。