先日、夫婦喧嘩の最中、喧嘩とは別なことで揉めてしまいました。

声を荒げないで!
いや、それをいうなら、声を荒らげるだろ。

え?

どういうこと?

だから、声を荒げるじゃなく、声を荒らげるだろ!

あらららららら・・・ら?

え?

なんだって?

もうお前みたいなバカとは口をききたくもない。

え・・え・・・え・・・?

声をあらら・・・あららら?

 

「声を荒げる」「声を荒らげる」どちらが正しい日本語なのか?

今回は、この問題について

  • 正しいのは
  • 意味
  • 例文

などを説明したいと思います。

間違えて使っていると、ちょっと恥ずかしいことになりますよ。

「声を荒げる」「声を荒らげる」意味は?正しい日本語はどっち?

荒げるには、「ら」がつくのかどうかという問題です。

ズバリ、正解は「声を荒らげる」です!

 

声を荒らげる

ひらがなにすると、「こえをあららげる」

「声を荒げる」というのが正解であるかのように広まってしまったのには、読み間違えたまま使っている人が多いからです。

この「荒らげる」、「荒」を「あら」「あ」どちらと読むか・・・、正解は「あら」と読み、送り仮名に「らげる」ともう一度「ら」が必要になります。

また、「ら」が2回つくと発音の面からも言いにくいことから、そのまま「あらげる」と伝わってしまったようです。

では、「声を荒らげる」の意味を説明します。

声を荒らげるの意味

  • 怒りのあまり、激しい声を出す
  • 度を越した、激しい声をあげる
  • 大声で騒ぎ立てる
  • 強い口調で訴える

などの意味があるんです。

声を荒らげる

意味としては「声を荒げる」も「声を荒らげる」も、同様に捉えていた人が多いでしょう。

 

類語として、

  • 怒鳴り声をあげる
  • 絶叫する
  • 騒ぎ立てる
  • ギャーギャーいう

など。

光景が目に浮かぶことでしょう。

怒りのあまり、抑制がきかなくなり、大きな声でわめき散らすさまですね。

 

英語表記にすると

  • raise one’s voice
  • speak angrily

などといいます。

 

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「声を荒らげる」の使い方は?例文を紹介

では実際、「声を荒らげる」の例文を紹介しましょう。
  • 「急に声を荒らげるもんだから、子供が泣き出した。」

意味:急に大声をあげて騒ぎ立てるものだから、子供が怖くて泣き出してしまった。

 

  • 「大人気なく声を荒らげてしまったが、冷静になって後悔した。」

意味:大人なのに分別なく、度を越して激しく騒ぎ立ててしまったことを、後になって正気に戻ったら、やめておけばよかったと反省した。

 

  • 「店員の態度に、声を荒らげたくなったが、周りの迷惑を考えぐっとこらえた。」

意味:失礼な店員の悪い態度に、怒りのあまり激しく声をあげたくなったが、そうすると周りに迷惑がかかるので、怒りをおさえた。

 

 

 

 

最後に

ポイントをまとめます。

  • 「声を荒げる」は間違い
  • 「声を荒らげる」が正解
  • 怒りのあまり、抑制がきかなくなり、大きな声でわめき散らすさまを「声を荒らげる」という

 

読み方・送り仮名を間違えたまま、それが浸透してしまい、正解が薄れてしまった可能性がある言葉でした。

ただ、わかっている人からすると「国語力がない」と恥ずかしい思いをしてしまう可能性も。

次からは「声を荒らげるのはやめて」と、正しい日本語を使いましょう。

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