うる覚えなんだけどさあ、先週の赤いピアスしてたでしょ?
あれ、今私がしてるのと色違いじゃない?
あっ、本当だ!
ちょっと待って、それより気になることが・・・。
そうだっけ?
意外と曖昧に使ってしまっている日本語、多いですよね。
その中で「うる覚え」と「うろ覚え」。
正しいのはどっちなのか?
意味など、ちゃんと分かっていますか?
今回は、そんな「うる覚え」と「うろ覚え」、に関する疑問をスッキリ解決いたします。
参考にしてください。
うる覚えとうろ覚え!正しいのはどっち?
実は・・・日本語として正しいのは「うろ覚え」です。
「うる覚え」という言葉が浸透してしまったのには、諸説ありますが、大きく分けて2つの理由が考えられます。
- 方言
- 言い間違い
方言
これはもともと正しい日本語であった「うろ覚え」が方言として、「うる覚え」として使われるようになったため、広まったといわれているんです。
関西・茨城などで使われている方言という意見もありますが、これも実際にはどうか微妙なところではあります。
というのも、方言として「うり覚え」という言葉もあるんです。
言い間違い
インターネットの普及に伴い、「うる覚え」と間違えたまま検索しても「うろ覚え」としての答えが出てくるために、間違えたまま広まり、どちらが正解かがぼやけてしまったまま広まったという説もあるんです。
たしかに、文章に「うる覚え」と表記されていたら、それを自然に読んでしまい、間違った日本語として認識されないまま広まってしまったということですね。
まあ、広まった理由はどうあれ、うる覚えは間違いで、日本語として正しいのは「うろ覚え」なんです。
うろ覚えの意味は?
うろ覚えは、
- 不確実な記憶
- ぼんやりと覚えていること
- 曖昧な記憶
などという意味があります。
うろ・・・空・虚・洞を語源としています。
また、曖昧・怪しげななどの意味のある「うろん」という言葉として使われていたものが、省略されて「うろ覚え」として使われるようになったという説もあるんです。
つまり、
- たしか・・・
- 多分・・・
- きっとそうじゃないかな・・・
などという気持ちがある記憶のことを指すということですね。
使い方
使い方としては、「うろ覚えだから、自信がない」などという時に使われます。
「うろ覚えな記憶なんだけど」などという言葉は、そもそも「うろ覚え=曖昧な記憶」という意味を持つので、日本語としては記憶という言葉を2回使うことになり、ちょっとおかしいですね。
最後に
まとめます。
- うろ覚えが正しい日本語
- うる覚えは、方言や言い間違いが広がったという説がある
- うろ覚えは、不確実な曖昧な記憶という意味がある
日常使っている言葉だけど、実は間違った日本語・・・ということも結構ありますよね。
ですが、指摘されると恥ずかしくなってしまいます。
しっかり覚えておきたいですね。
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