丸っこい体につぶらな瞳のハムスター。

その姿からは想像も付かない恐ろしい習性をもっています。

 

それは、共食い。

 

私は学生の頃、研究室でハムスターを複数飼育していましたが、現場を見てしまったことも多々ありました。

これが家庭のハムスターで起きたらと考えると・・・相当ショックではないでしょうか?

 

ハムスターを3匹一緒に飼っていましたが、今朝見たら1匹食べられていました・・・。

残ったハムスターはどうしたらよいでしょうか?

それは、ショックでしたね・・・。

残されたハムスターのためにも、正しい情報をお伝えしますね。

 

 

この記事では、ハムスターが共食いしてしまう問題について

  • 理由
  • 共食いを防止する方法
  • 供養方法
  • ハムスター共食い経験者の声

など、専門的な知識も交えて紹介したいと思います。

結論

  • ハムスターは縄張り意識が強く、逃げ場のないケージの中ではケンカが続き、その末に共食いが起こることがあります。
  • 防ぐいちばんの方法は1ケージに1匹で飼うこと。赤ちゃんも生後5週間ほどで分けます。
  • 残ったハムスターはすぐに別々のケージに分け、けががあれば動物病院へ。亡くなった子は自分の敷地への埋葬か、火葬・自治体の引き取りで見送ります。

どうしてハムスターは共食いするの?理由は?

そもそも、どうして共食いするの?

ハムスター 共食い 悲しい

それは、ハムスターの習性をよく知る必要があります。

まずは、野生での生活を見てみましょう。

 

ハムスターは野生では基本的に1匹で暮らしていて、他のハムスターと出会うとケンカをします。

オスとメスは子供を作るときだけ一緒にいて、それが終わるとまた1匹ずつで生活します。1)

 

野生では1匹で暮らしているのですね。

また、こんな情報もあります。

ハムスターは巣穴のまわりに、他のハムスターが勝手に入れない自分の縄張りを持っています。

そして、他のハムスターが入ってくると、攻撃します。2)

 

ハムスターは縄張りを持っているのですね。

そう言えば、ゴールデンハムスターは腰のあたりに臭腺があって、一生懸命におい付けしていますよね。

コレも、縄張りのしるしなのですね!2)

 

野生ではケンカをして弱い個体が逃げていきますが、ケージの中では逃げ切れません。

そのため、死ぬまでケンカが続くのです・・・。

死んでしまえば、ただの肉。

ハムスターの共食いは、縄張り争いなど、ケンカの行く末なのです!

ハムスターの共食い

母ハムスターが赤ちゃんを食べてしまうことも。

理由は少し違いますので、赤ちゃんが生まれた場合はこちらも確認してみてくださいね。

 

とても怖くなりました。

共食いをさせないために、なにか方法はありますか?

怖がらせてしまい、すみません。

もちろん、方法はあります!

正しい知識を持って飼育したいですね。

次で紹介していきますね。

ハムスターが共食いするのを防止する方法は?

共食いを防止するためには、どうしたらいいのでしょうか?

2つ方法があります。

 

  • 一匹ずつ飼う
  • ケージを広くする

 

それぞれの点について、詳しく見ていきましょう!

一匹ずつ飼う

ハムスターの飼い方

ハムスターは基本的に1ケージに1匹で飼育する動物です。

赤ちゃんが生まれたとしても、生後5週間ほど経てば、縄張り意識が出てきます。

1匹ずつ分けて飼育しましょう。

ケージを広くする

ハムスターの飼い方

狭いケージのため、ケンカをしても逃げ切れずに共食いが起こります。

ケージを広くしたり、寝床を増やすなどしたら共食いは防げるのでしょうか?
そうですね。

ハムスターの野生での縄張りは、巣穴を中心に半径10~15mと言われています2)。

ケンカが起きたときに逃げ切れないケージの中では、心配が付きまとうこととなりますね・・・。

そのため、特別大きなケージでない限り、分けるということを選択した方が無難です。

 

 

ちなみに、ロボロフスキーハムスターは比較的多頭飼いに向いていると言われています。

どうしても、多頭飼いをしたい場合は、ロボロフスキーハムスターを選ぶとよいでしょう。

まずは、様子を見てケンカするようでしたらすぐに分けてくださいね。

 

・・・とは言え、いつどこで、何が原因でケンカに発展するか、死ぬまでケンカしてしまうかはわかりません。

ハムスターは夜行性なので、夜のほうが活動的です。

十分に注意してくださいね。

 

また、ハムスター同士の相性の問題もあります。

私は研究室時代にたくさんのハムスターを系統維持のため飼育していました。

ゴールデンハムスターを複数まとめていれる場合もありました。

(ご家庭ではオススメできません!)

観察していると、よくケンカをするハムスター同士、というのがいました。

逆に相性がよく、一緒に飼育できる場合もありました。

経験から、オス同士の方がケンカが多かったです。

オスの方が縄張り意識が強いのかもしれませんね。

 

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ハムスターの供養は?

食べかけられたハムスターはどうしたらいいのでしょうか?
この場合、飼い主さんのお気持ちを第一に考えます。

ハムスターの体がどのくらい残るかにもよりますが、方法としては2つあります。

 

  • 埋葬する
  • 火葬する

飼い主さんが納得される方法がよいでしょう。

埋葬する

自宅の庭やプランターの土の中に、静かに埋めてあげましょう。

飼い主さんのすぐ近くで、いつでも会えますね。

庭に埋めるときは、においや動物に掘り返されないよう、できるだけ深く掘りましょう。土に還らないもの(ビニールやプラスチックなど)は一緒に入れないでくださいね。

なお、公園や河川敷、他人の土地に埋めるのはやめましょう。法律にふれる場合があります。

火葬する

業者さんに頼めば、お骨が残る場合もあります。

  • お骨を手元に置いておく方法
  • 散骨する方法
  • ペット霊園にお願いする方法

などもあります。

最近では、ハムスター等小型の動物も火葬できるところが多いようです。

しっかりお骨が残るかどうか、事前に確認してくださいね。

また、市区町村によっては、有料でペットの遺体を引き取ってくれるところもあります(お骨は返ってこないことが多いです)。方法や料金は地域で違うので、お住まいの市区町村の案内を確認してください。

実は多いハムスターの共食い経験者

ハムスターが共食いしてしまったことがトラウマになりそうです・・・。

そうですよね・・・。

他にもハムスターの共食いを経験された人がいるので、見てみましょう。

やはり、1ケージに入れすぎると共食いが起こるようですね・・・。


トラウマになりますよね・・・。


共食いを止めるのも一苦労ですもんね。

 

参考文献:
1) ハムスター・ウサギ・リスなどの飼い方 p.42
2) ハムスター・リス・ウサギ 飼い方・育て方図鑑 p.44

よくある疑問(Q&A)

Q. 共食いのあと、残ったハムスターはどうすればいいですか?

A. まずは1匹ずつ別のケージに分けましょう。体にかまれた傷がないか、食欲や元気があるかを見て、けがや様子のおかしいところがあれば、ハムスターを診てくれる動物病院に相談してください。

Q. 今は2匹で仲良くしています。分けたほうがいいですか?

A. 仲良く見えても、ある日突然ケンカになることがあります。特に夜は目が届きにくいので、ケージを分けて飼うほうが安心です。

Q. 共食いした子は、またほかのハムスターを襲いますか?

A. 1匹ずつで飼えば心配はありません。共食いはハムスターの習性によるもので、その子が悪いわけではないので、これまで通りかわいがってあげてくださいね。

まとめ

ハムスターの共食いについて、まとめます。

共食いする理由
  • ハムスターは縄張り意識が強く、飼育下ではどちらかが死んでしまうまでケンカが続く。
  • 共食いは、ケンカの末、死んでしまったハムスターを食べてしまうことによって起こる。

 

対策
  • 1匹ずつ分けて飼育する。
  • ケージを広くする。
  • ロボロフスキーハムスターは多頭飼いもできるが、十分注意する。
ハムスターの供養
  • 自宅の庭やプランターに埋葬する
  • 業者さんに頼んで火葬する。
  • 市区町村の引き取りを利用する(地域で方法が違う)。

 

可愛いハムスターは手軽に飼育できる動物ではありますが、やはり動物にも命があります。

ハムスターの習性や野生での生活を考え、「共食いすることがある」ということを理解して飼育しましょうね。