ハムスターの赤ちゃんって、とってもかわいいですよね。

私は学生の頃、研究室でハムスターを数百匹飼育していたので、たくさんの出産・育児を経験をしました。

 

けれど、はじめての出産で不安な飼い主さんも多いようです。

 

お母さんハムスターが、赤ちゃんを食べてしまうと聞いて不安何ですが・・・。

それって、冗談?

私脅かされただけでしょうか?

怖いですよね。

でも・・・本当です。

ただ、大切な命がそうなってしまわないために、育てる上で大切なポイントがあるので落ち着いて聞いてください。

 

今回は、母ハムスターが赤ちゃんを食べてしまう問題について

  • 理由
  • 正しい育て方
  • 成長や親離れの時期

など、私の知識や経験も踏まえてお伝えしたいと思います。

 


ハムスターが赤ちゃんを食べることもあるってホント?

ハムスターが赤ちゃんを食べるって聞いたことあるけど、本当かしら?

ハムスター 死亡 不安

残念ながら、ホントです。

でもそれには理由があります。

 

母ハムスターが妊娠中、せっせと巣作りしている姿を見ませんでしたか?

これを、母性行動の中の一つ、営巣行動、といいます。1)

ちなみに、母性行動は他に3つあるとされています。
  • リトリービング(迷いでた子を巣に戻す行動)
  • リッキング(子の性器をなめて排尿、糞を促す行動)
  • 授乳行動

母ハムスターが赤ちゃんを食べてしまうのも、このような本能的行動の一つなのです。2)

 

理由として、こんなことがあげられます。

  • 栄養が足りない
  • 赤ちゃんが小さかったり弱っていたため、育っていけないと母ハムスターが判断した
  • 赤ちゃんに人間の匂いがついた
  • 環境の変化や騒音でストレスになった
  • 隠れる場所がなくストレスを感じた

 

では、どうしたらいいの?

 

次で詳しく紹介していきますね。

 

 

ハムスターの赤ちゃんの育て方

母ハムスターは妊娠中から気が立っていますが、出産後や育児中はもっと気が立っています。

環境の変化にとっても敏感なのです。

普段とは違った接し方が必要になります。

母ハムスターを刺激しないことが大切です。

ポイントはこんなことがあげられます。

  • 掃除しない
  • 触らない
  • あまり見ない
  • 水、餌はたっぷりと
  • 赤ちゃんハムスターが巣から迷い出たら、いきなり触らない
  • 父ハムスターを分けるかどうか

 

ハムスター 驚かす ダメ

詳しく見ていきましょう。

掃除しない

毎日のお世話は、餌やりのみで大丈夫です。

トイレ掃除はどうしても気になる場合は1日1回、できれば2~3日おきくらいにしましょう。

臭いが気になりますよね?

 

ちょっと臭いかな?くらいがちょうどいいのです。

もちろん、お世話は母ハムが寝ているときなどに短時間で終わらせます。

 

絶対にしちゃいけないのは、ケージの床材を変えたり、ケージの水洗いです。

これをしたら、必ずと言っていいほど、子供を食べてしまいます

触らない

母ハムスターにも、赤ちゃんハムスターにも触ってはいけません。

飼い主とのスキンシップや、毎日のお散歩もこの時期は必要ありません。

せめて赤ちゃんが乳離れするまでは触らないようにしましょうね。

あまり見ない

 

赤ちゃん、大きくなったかな?

みんな無事かな?

気になりますよね。

けれど、見ることも母ハムスターにとってストレスになってしまうのです。

 

あまりにも見られる環境というのは、危機を感じます。

そっとしてあげてください。

水、餌はたっぷりと

水、餌が足りないと、目の前の赤ちゃんを食べて補給します。

恐ろしいですね。

でも、それがハムスターの本能なのです。

妊娠中と同じように、栄養の高い餌をあげましょう。

また、お乳を増やすために、牛乳やチーズを増やすといいでしょう。

赤ちゃんハムスターが巣から迷い出たら

 

お母さんのお乳にくっついて赤ちゃんも巣から出てしまうことがあります。

途中で落ちてることがありますが、どうしたらいいでしょうか?

 

赤ちゃんには触らないほうがいいので、まずは様子を見ましょう

母ハムスターが来てくれればいいのですが、忘れている場合もあります。

だんだん体温が下がってしまったり、お乳を飲めずに赤ちゃんが力尽きてしまうこともあるのです。

そんなときは・・・

母ハムスターの糞尿の匂いを手につけて、そっと動かしましょう

割り箸の先にティッシュを巻いて輪ゴムで留めたものを作り、母ハムスターの糞尿をつけて使う方法もあります。

母ハムスターを刺激すると食べてしまうこともあるので、要注意です。

父ハムスターは分ける?

ハムスターの種類によって異なるので、分けて説明しますね。

 

 

ゴールデンハムスター、チャイニーズハムスターの場合

母親のみで育てます。

父親は育児に参加しません。

母ハムスターが妊娠しているかも?と気づいたときに分けてしまったほうがいいと思います。

父ハムスターが赤ちゃんに触ると、母ハムスターのストレスになり赤ちゃんを食べてしまうことがあるからです。

母ハムスターはそのままにして、父ハムスターを出してくださいね。

 

 

ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスターの場合

父親も育児参加します。

ジャンガリアンハムスターは一緒のままの方が生存率が上がるとの報告もあるようです。

しかし、オスメスを一緒に入れておくと妊娠を繰り返し、母ハムスターの体力消耗にもなりかねません。

またケンカやトラブルも起こりやすくなるので、心配なら妊娠を確認した時点で離してしまったほうがいいかもしれませんね。

 

ハムスターの赤ちゃんはいつから親離れできる?

ずっと同じケージで飼っていて大丈夫かしら?

縄張り意識が強いので、ケージは分けたほうがいいですよ!

まずは、赤ちゃんの成長を見てみましょう。

赤ちゃんハムスターの成長

  • 生後4日 毛が生え始める、体重も倍くらいになる
  • 生後5日 耳が開く
  • 生後7日 よちよち歩き、母親の餌の残りをかじり始める
  • 生後2週間 目が開き、毛も生え揃ってくる
  • 生後3週間 お乳を飲まなくなり、親と同じ餌を食べ始める
  • 生後3~4週間 親とは別のケージに分ける
  • 生後5週間 ケンカをするようになるので、1匹ずつ別々のケージに分けて、大人のハムスターと同じ飼い方にする3)

 

生後3週間ほどでお乳を飲まなくなるのです。

参考までに、こちらもどうぞ。

シリアンハムスター(ゴールデンハムスター)の哺乳期間は21日(14~15日でも可能)で、離乳時体重は30~40gほどである。

チャイニーズハムスターの場合、哺乳期間は18~20日で離乳時体重は10~15gである。離乳はこれより少し時期を早めてもよい。4)

 

とあるように、ハムスターの種類によっても少しずつ、ずれていますね。

だいたい20日前後、自分で餌を食べれるようになったら親離れできると考えられます。

そうなったら、ケージの掃除もして大丈夫ですので、そのときに赤ちゃんにそっと触ってみるのがオススメです。

もちろん、個体差もありますので、まだ離乳していない子や、小さな子には触らないほうがいいですよ!

 

こんなことも・・・

 

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怖いですね・・・。

赤ちゃんが弱ってしまい、食べられてしまったのでしょうか。

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やっぱり赤ちゃんが生まれると嬉しいですよね!

みんな元気に育ってほしいですね。

参考文献:
1)2)最新実験動物学 p.48
3)ハムスター、ウサギ、リスなどの飼い方 p.63
4)実験動物の技術と応用 入門編 p.117

まとめ

ポイントをまとめます。

まずは、赤ちゃんを食べてしまう理由です。
母ハムスターが赤ちゃんを食べる理由
  • 栄養が足りない
  • 赤ちゃんが小さかったり弱っていたため、育っていけないと母ハムスターが判断した
  • 赤ちゃんに人間の匂いがついた
  • 環境の変化や騒音でストレスになった
  • 隠れる場所がなくストレスを感じた
 
続いて、お世話のポイントです。
赤ちゃんが生まれたら、お世話のポイント
  • 掃除しない
  • 触らない
  • あまり見ない
  • 水、餌はたっぷりと
  • 赤ちゃんハムスターが巣から迷い出たら
  • 母ハムスターを分けるかどうか

 

赤ちゃんの成長は早く、だいたい20日前後で親離れできます。

それまでは掃除をせずに、暖かく見守りましょうね!

 

ハムスターはその見た目のかわいさから、赤ちゃんを食べている姿を目撃してしまうと余計にショックを受ける人もいるみたいですね。

トラウマになってしまう人もいるようです。

私もはじめて見たときは、目を疑いました。

昨日までたくさんいたのに、次の日覗くと一匹もいなくなっていたことも・・・。

ハムスターのことをよく考え、よりよい環境で育てていきたいですね。



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