日本は高齢化社会になり、70歳を過ぎてもまだ車を運転することが当たり前のようになっています。しかし、ニュース等でも目にする、高齢者の運転による交通事故。

うちも、義父が80歳で、つい最近まで運転していたので、他人事ではありませんでした。また、実父も65歳、今は元気で問題ありませんが、遠く離れて住んでいる為、きちんと運転できているのか?目が届かないため今後のことも心配です。

そこで今回は、高齢者の運転免許について・・・

  • 免許の有効期限は?
  • 高齢者講習や検査の流れは?
  • 免許を自主返納するとどうなるの?

以上について、分かりやすくご説明したいと思います。


高齢者の運転免許の有効期間は?

運転免許証の有効期限って高齢者の場合どれくらいなんですか?
普通は無事故無違反のゴールド免許だと有効期間は5年ですよね。でも、それが高齢者になると違ってきますので、ご説明します。

menkyo

70歳以下 更新期間内の誕生日の前日までの年齢が69歳以下 有効期間5年
71歳 更新期間内の誕生日の前日までの年齢が70歳 有効期間4年
72歳以上 更新期間内の誕生日前日までの年齢が71歳以上 有効期間3年

これは、あくまでもゴールド免許の場合の有効期間になります。

高齢者講習はどんなことをする?

高齢者は免許更新時に高齢者講習があるんですよね?どういうことをするんですか?
70歳以上の方は、高齢者講習を受けてからの免許更新になります。また、75歳以上の方は高齢者講習の前に講習予備検査がありますので、それぞれについてご説明します。

70歳~74歳の方が受ける高齢者講習

  • 講習時間:3時間
  • 受講料:5,600円(事務手数料)※2016.8現在
講習内容
  • ビデオ等で交通ルールの再確認
  • 動体視力や夜間視力の測定
  • 実際に運転し、指導員からの助言を受ける
  • 危険な点などを話し合う

75歳以上の方が受ける講習予備検査と高齢者講習

  • 講習+検査時間:3時間30分
  • 受講料:5,850円(検査費+事務手数料)※2016.8現在
それぞれに分けてご説明します。
講習予備検査

3つの検査を受けてから、記憶力・判断力が、低下してる方、少し低下してる方、心配ない方、と分けられ、それぞれに合った講習を受けることになります。

しかし、この検査は医師が行うものではないため、記憶力・判断力が低下してると判断されても、免許更新は行われますが、講習前に交通違反で減点があり、予備検査でも問題があった場合等は、警察から連絡がきて、医師の診察を受ける必要があり、その際、認知症と診断されたら、免許は取り消しとなります。

講習内容

70歳~74歳の方が受ける講習にプラスして、講習予備検査の結果に基づき、それぞれの検査結果に合った助言などがされます。

講習予備検査ってどんな検査?

講習予備検査の3つの検査とはどんなものですか?

種類別にご説明しますね。
時間の見当識

検査時の年月日や曜日や時刻を記入します。時計や携帯は検査の前にしまいますので、しまう時に時間をしっかり覚えておくのがポイントです。

手がかり再生

4枚のボードに4種類のイラストが描かれたものを見て、説明を受け、一旦そのボードはしまわれます。その後、次の問題用紙を渡されます。その用紙にはたくさんの数字が書かれていて、指示された数字を消していくだけの簡単なものです。この問題にはあまり意味はありません。

その後、次の問題で最初に見たイラストの名称を覚えているだけ書きます。時間は3分間です。

次に渡される用紙にはイラストに関するヒントが書かれているのでそれをヒントにもう一度最初のイラストの名称を書きます。

時計描写

まず、時計の文字盤を書き、指定された時刻の時計の針を書く検査です。

jidousyagakkou

では、もし自主返納をする場合はどうすればいいのか、またどんな特典があるかについてみていきましょう。

高齢者の運転で気をつけたいことなどについてはこちらの記事がおすすめ
高齢者の運転はいつまで?気をつけたいポイントは?

運転免許を自主返納するとどうなる?

ある程度の年齢になり、免許証を自主返納すると特典などあるのでしょうか?
免許証自主返納のし方や、特典などについてご説明します。

自主返納のし方

運転免許センターにて手続きが出来ます。家族の代理申請はできず、必ず本人が行う必要があります。

返納時に必要な書類は以下の通りです。
  • 運転免許証
  • 住民票・健康保険証・本人あての郵便物
  • 運転免許証交付手数料

など料金や必要書類も各自治体の免許センターまでお問い合わせください!

自主返納特典

各県の市町村によって、特典は異なります。それぞれの特典の例をご紹介します。

  • 予約乗り合いタクシー・コミュニティーバス回数券の交付(5,000円分)
  • 補聴器等の割引
  • 美術館等の入園料割引
  • バス割引
  • タクシー割引
  • 住民台帳カードの交付手数料無料
  • 温泉施設割引

自主返納してから何カ月以内に申請という決まりがあったりもします。これ以外にも色々あったり、地域によって異なるため、お住まいの地域の市役所、警察署などで予め確認してから、自主返納すると良いでしょう。

menkyo

また、返納後に、免許証以外の身分証明書として、運転経歴証明書をもらえます。

運転経歴証明書

免許証は身分証明のかわりにもなりますよね。そこで、返納後にも身分証明のかわりとして使用できる運転経歴証明書が発行されます。これは、希望する人に発行されるもので、返納前の5年間の運転経歴を証明する書面になります。

注意点
  • 運転免許証を自主返納した方が対象
  • 有効期間を過ぎ、失効した人は申請できない
  • 運転経歴証明書を持っていても運転は出来ない
  • 有効期限や更新手続きはない
ありがとうございました。大変参考になりました。

最後に

  • 70歳以下は有効期間5年、71歳は4年、72歳以上は3年
  • 70歳~74歳の方は高齢者講習を、75歳以上の方はそれに加え、講習予備検査が必要
  • 自主返納すると地域により、様々な特典がある
  • 身分証明書のかわりとなる運転経歴証明書がもらえる

いかがでしたでしょうか?実際、乗らなくなっても自主返納する方は少ないので、私も地域の特典を調べて、義父に免許証の自主返納をすすめてみたいと思います。



関連記事はこちら!