初盆とは故人が亡くなって初めて迎えるお盆のことを指しますが、その供養の仕方・マナーをきちっと把握するのって中々難しいですよね。
筆者は当初「初盆=初めてのお盆」くらいの知識しかありませんでした・・・。そう、香典などの予備知識がゼロだったんです!!しかしそれでは社会人としてマズイということで当時必死こいて勉強したものです(^_^;)
初盆は故人が亡くなって初めての里帰りとして盆棚(祭壇)を設け盆提灯などの飾り付けをして盛大に行われますが、初盆にお伺いする際には「香典はどうしたら良いのか」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
故人との付き合いがどの程度のものかにもよりますが、一般的な相場はどれくらいなのかというのは1番気になるところですよね。相場を知っていれば安心出来ることも多いものです(^^ゞ
今回は初盆に伺った際に恥をかかないために、香典の相場や表書きや薄墨で書くのか、香典の金額相場、盆提灯、新札でもよいのかなどなどその基礎知識について紹介していきますね。
初盆の香典の表書きはどうする?
- 仏様にお供えする物・・・御供
- 仏様に贈るお金 ・・・御仏前
- 初盆の提灯台 ・・・御提灯代
- 僧侶への御礼 ・・・御布施
- 僧侶に渡す交通費 ・・・御車代・御足衣料
という形でそれぞれ変わります。また、仏式では「御仏前」神式では「御玉串料」「御神前」としますが、「御供物料」は宗旨宗派に関係なく用いられます。
次に、それぞれの表書きの種類がわかったところでその書き方についてみてみましょう。
[adsense]
初盆の香典の表書きは薄墨で書く?
初盆の香典の表書きは薄墨がマナーです。
本来墨はしっかりと摺り濃い文字で書くものですが、弔事などでは「悲しみで力が入らない」「悲しみの涙が硯に落ちて墨が薄くなる」といった悲しみを表す意味で薄墨で書く名残が残っており、現在でも薄墨で書くのが正式とされています。
ただし現在では硯を使って文字を書く習慣事態が少なくなり、筆ペンなどを用いて濃い墨で書く人も多くなっています。
では表書きがわかったところでその中身について。
初盆の香典の金額相場は?
一般的な金額相場は5000円~10000円とされていますが、亡くなった方とどれくらい親しい関係であったか・地域や宗派などでも金額も変わってきます。
- 父母 10000~20000円
- 祖父母 10000円
- 兄弟 10000~20000円
- 友人の親族 5000~10000円
上記が一般的な相場ですがお伺いした際の食事の有無でも金額は変わります。上記は食事有りと仮定し設定した金額ですが、食事無しの場合には若干金額を下げても良いでしょう。
ここまで気になる香典について紹介してきましたが、続いては恥をかかないためのマナーとして、盆提灯についてお話していきますね。
盆提灯はどうする?
盆提灯は故人の冥福を祈り供養を表すもので、初盆を迎えた家へ盆提灯を贈る習わしは古くからあります。盆提灯は宗派による違いはないのでお好みのものを選べば良いでしょう。
初盆の場合は白提灯と絵柄の入った提灯を飾りますが、初めて帰ってくる故人の霊が迷わないために目印として飾る白提灯は1つあれば良いので身内の方が用意するのが通例です。
盆提灯を贈る場合
早めの時期に届くようにする(先方のお盆の準備の都合を考慮)
ということを意識してください。
初盆の香典の場合は新札はNG?
初盆など、事前にわかっている法事であれば新札を入れても問題無いとされてはいますが、香典袋に新札を入れることは「不幸を予期していた」「亡くなるのを待っていた」という印象を与えてしまう為あまり良くありません。
もし香典袋に新札を入れる場合には、新札の真ん中に折り目をつけてから包むようにしましょう。
さいごに
初盆のマナーのまとめとして
・表書きを書く時は薄墨で
・香典の金額相場は5000~10000円程度(関係性により異なる)
・盆提灯は相手との関係性で予算を決め、早めの時期に贈る
・新札を入れる場合には折り目をつける
上記をポイントとして抑えておくと良いでしょう。
初盆は地域の文化や慣習によって流れは様々ですが、基本となるポイントは抑えて是非故人の思い出話などをしてゆったりとした気持ちで故人を偲んであげてくださいね(^_^)
【副業に興味ある方必見】隙間時間にライターをしてお小遣いを稼ぎませんか?