口内炎が出来、痛くて食事が取りずらい!そういう経験をした人は多いと思います。
私自身何度か経験したことがあり、母に「それはビタミンが不足してるんだよ!もっとビタミンをとって!」と言われビタミンサプリを購入して飲んだりしていたんですが・・・実は口内炎の原因はビタミン不足だけじゃないんです!
口内炎のビタミン不足だけではない色々な原因、治療法などをご紹介していきたいと思います。
口内炎の種類と症状・原因・対処法
①アフタ性口内炎
- 最も多い口内炎
- 口の中が痛く、赤くなり、白い潰瘍ができる
- 口腔内を傷つけたり、体の免疫力低下でできる
- 患部を触らない
- うがい薬で除菌
- しっかりとした睡眠や休養をとる
症状
強い痛みを伴う口内炎でも代表的なのが、このアフタ性口内炎です。皮膚の粘膜表面が灰色から黄白色に変色した膜で覆われた5.6mm以下の小さな潰瘍が口腔内のあらゆる場所に発症します。
原因
歯茎や頬の内側、舌や唇、上あご、まれに扁桃腺付近にも発症します。細菌によって起こる炎症が主な原因で、口腔内を噛んだりして傷ができると、その患部に細菌が入り発症します。また、口腔内の粘膜が弱ってたり、栄養不足、ストレスが原因となり、免疫力が低下して、発症することもあります。
対処法
アフタ性の場合、気付いたらなっていたということが多く、対処法として、手足にできた傷と同じで触らないのが一番で、あまり舌などで患部を触らないようにしましょう。また、口の中を清潔に除菌することが必要で、歯磨きでも除菌はできるのですが、もっと効果がある除菌法がうがい薬を使うことです。
ただ、風邪の時のうがいと違い、最初の15秒程口の中の食べかすを取るためにするブクブク洗浄。次に喉をガラガラとしながら除菌をするガラガラうがい。最後に水で口の中のうがい薬をきれいに洗い流す水うがいが必要になります。
また、それ以外にも、ストレスをためない、疲れをためないということが大事なんですが、そうなってしまった場合、しっかりとした睡眠や入浴、気分転換のリフレッシュをすることが早期改善にもつながります。
②カタル性口内炎
- 赤く炎症し、白くただれたりひびわれたりする
- 口臭が気になるようになる
- 入れ歯や犬歯、矯正器具による物理的な原因
- 虫歯や歯槽膿漏など口内衛生状態の問題
- 風邪や胃の不調、疲労によって起こる
- 原因となる要因の排除
- 口内を清潔に戻す
症状
口の中の粘膜が赤く炎症を起こし、白くただれたり、ひび割れたりする症状を起こすのがカタル性口内炎です。痛みは比較的強くなく、唾液の分泌が増え口臭が気になるようになったり、口の中に熱を感じ、味覚が鈍る場合もあります。
原因
原因はいくつか考えられますが、主に入れ歯や犬歯、義歯や矯正器具などが粘膜に当たって刺激を受けた場合や、虫歯や歯槽膿漏、歯周病のように口内の衛生が保たれない場合に多く発症します。
更に、胃の不調、風邪や疲労が原因で発症する場合もあります。その他、乳幼児の場合は指しゃぶり、おもちゃなどの異物を口内に含み不衛生になったりし発症する場合もあります。
対処法
歯科矯正器具が原因で起こった場合であれば、矯正歯科で器具の調整をしてもらうことが大切です。同時に口内炎もみてもらいましょう。虫歯や歯周病による不衛生が原因だった場合は、歯磨きや消毒などで口内を清潔に戻すことが大切です。
③潰瘍性口内炎
- 口腔内の色々な部位に潰瘍が生じる
- 患部は灰白色でかさぶたができる
- 熱が出る
- 口腔内外傷、ホルモン変化、ストレスによって発症する
- 投薬治療が最も改善が早い
- 生活習慣の見直し
症状
歯茎、口蓋、舌などの口腔粘膜の様々な部位に灰色っぽい白色の瘡蓋ができ、潰れると出血します。時間が経過すると、今度は口内の炎症や水ぶくれが生じはじめ、発熱を伴う場合もあります。
原因
潰瘍性の原因には、ウイルス感染や免疫システム系の問題が考えられます。また、舌を噛んでしまって刺激を受けた場合や、歯科治療、口腔内の外傷、ミネラル不足、月経周期のホルモン変化、食物アレルギーによるもの、感情的なストレスによるもの、と様々な原因があります。
対処法
投薬療法による治療が最も改善する可能性が高く、飲み込んでも害のない軟膏タイプの薬を直接患部に塗る方法が一般的。生活習慣の見直しや、栄養バランスや身体的な健康改善も自分でできる対処法として効果的です。
④カンジダ性口内炎
- 口内に白い苔のようなものが広がる
- 痛みを伴い、苔がはがれると赤く炎症する
- 健康状態にある人が発症するのはまれ
- 病気を患ってる人や、抵抗力の低い妊婦や子供、高齢者に多い
- 抗真菌薬剤を含む薬での治療
- バランスのとれた栄養摂取
症状
白い苔に似たものが頬の内側や舌、口蓋などの口内全体に点状や地図状に広がり付着します。食事の時には痛みも伴い、白い苔がはがれると赤く炎症を起こします。
原因
口内でカンジダという真菌(カビ)が通常よりも増殖することで発症します。疲れや抵抗力が落ちている場合に発症することはありますが、健康状態にある方が発症するのは希です。
主に他の病気を患っている場合に発症することが多く、糖尿病や血液疾患、悪性腫瘍やエイズなどの病気を患ってる人や、身体の抵抗力の低い妊婦や子供、高齢者に多く発症し、また投薬の影響により口内常在菌のバランスに異常をきたし発症する場合もあります。
抗真菌剤でのうがいや、軟膏を塗るなどの処置が必要です。基礎疾患がある場合には患部の早期治療を行い、抗生物質やステロイドを使用している場合には、その使用を中止または用量を減らす対処も必要です。免疫低下が原因の場合は、バランスのよい栄養摂取にも気を配り、まれに重大な病気を併発している可能性もあるので、早期に受診をおすすめします。
⑤ウイルス性口内炎
- ヘルペスウイルスによる感染
- 唇や舌などに赤い腫れができ、激しい痛みと発熱を伴う
- スキンシップにより母親から子供に感染する場合がある
- 投薬治療が一般的
- 発熱は数日、口内炎完治までには1週間~10日程度かかる
症状
特に生後6か月以降の乳幼児に発症することが多く、唇や舌などの口内に唇ヘルペスという潰瘍ができ赤く腫れあがり、激しい痛みと発熱を伴う場合が多いです。また口内の皮膚だけでなく、喉などいたるところに発症する厄介な口内炎でもあります。
原因
ヘルペスウイルスに感染することで発症します。主に外部から感染するため、ウイルスを持つ人が子供にキスをしたり、口に含んだ食べ物を赤ちゃんに食べやすくして食べさせるということをした時などによく感染してしまうと言われています。
対処法
投薬治療が一般的で、痛みには鎮痛剤、発熱には解熱剤を使用します。発熱は数日で治まりますが、口内炎が完治するまでには1週間~10日程度かかります。刺激が強い食材は避け、水分補給に気を付けましょう。
⑥アレルギー性口内炎
- アレルギー反応によって起こる
- 症状に合わせた対処療法が必要なため受診を
症状
口の中や耳の中が痒くなったり、喉が腫れることもあります。このアレルギー反応を起こす原因となるものは、果物、野菜、チョコレート、そば、牛乳、金属、化学物質、抗生剤、鎮痛剤等の薬品など、その他様々なものが考えられます。
原因
食べ物により起こすアレルギー反応で、アレルギー物質である食べ物を食べた時に、その食べ物の成分が口の中の粘膜にふれることでアレルギー症状を起こし口内炎ができてしまいます。
治療は症状に合わせた対処療法になります。アレルギーなので抗ヒスタミン剤や副賢皮膚ホルモン剤が代表的な薬になります。
関連記事)玉ねぎでアレルギー?その症状は?
⑦ニコチン性口内炎
- 最初は赤くなり、その後口蓋部分が分厚くなる
- 煙草が原因
- 喫煙本数を減らしたり、禁煙するのが一番の治療
症状
最初は赤くなり、口の粘膜や口蓋部分が白くなり、分厚くなっていき、痛みは伴わない場合が多いですが、しみることがあります。
原因
ニコチン=煙草。その名の通り、煙草が原因で起こる口内炎で、煙草の乾燥した空気が口の中を乾燥させ、煙草の吸気による熱気が火傷状態を作ることがあります。これは短期的ではなく、長期的、習慣的に煙草を吸っている人が多いようです。
対処法
治療は口腔内を清潔にすること、喫煙本数を減らす、もしくは禁煙することが一番の治療法です。
口内炎を早く治す方法ってある?
口内炎になると一番困るのが食べ物を食べる時に感じる痛み、これは少しでも早く治さないと日常生活にさえ差支えがありますよね。
①十分な栄養と休息
口内炎は免疫が落ちてるサインでもあります。ビタミンB2、ビタミンB6などが有効で、その他、ビタミンCや鉄分、亜鉛なども抵抗力を上げるために効果があります。同時に、十分な睡眠と休息をとり、免疫力をUPさせましょう。
②口の中を清潔に
日頃から、歯磨きやうがい薬を使ううがいをするのが口腔内を得清潔に保つポイントです。
痛みを伴う場合は、歯磨きもままならないかもしれませんが、うがい薬を使いしっかりうがいし、うがい後には水で汚れを洗い流すため、水うがいも大切です。
③薬を使う
口内炎用の薬には、飲みこんでも大丈夫な軟膏タイプ、患部に貼るパッチタイプのものなどがあります。傷口を保護することで外部からの刺激が和らぎ痛みが少しおさえられるでしょう。
④入れ歯や矯正器具などに注意
原因となる入れ歯や矯正器具の調整が必要です。歯科医院に相談し、同時に口内炎もみてもらいましょう。
[adsense]
効果的な民間療法は?
- はちみつを塗る
- みかんを食べる
- お酢を飲む
- 梅干しをつける
- ティーツリーオイルを垂らす
- 大根おろしをつける
- ビタミン剤
- 塩水でうがい
- ヨーグルトを塗る
- うがい薬でうがいをする
- 緑茶でうがいをする
自分でできる口内炎の予防方法は?
- 1日1回10分以上の歯磨き
- よく噛んで食べる
- ビタミンB、C、鉄分の摂取
- 疲れをためない
- ストレスをためない
できてしまうと痛みを伴うこともある口内炎。日頃から口内炎にならないように予防しておきたいですよね。
まずは自分でできることから、毎日10分以上時間をかけ丁寧な歯磨きをしましょう。口の中の清潔を保つことが一番です。
またビタミンB、C、鉄分を中心にしっかり栄養をとり、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進され口腔内が清潔に保たれることにつながります。
そして、疲れをためない、ストレスをためないことが大切です。日頃から自分なりのストレス解消法、リラックス法を見つけておきましょう。
関連記事)玉ねぎでアレルギー?その症状は?
まとめ
いかがでしたでしょうか?口内炎といっても様々な種類、色々な要因があります。まずは、日頃から口内炎にならないための歯磨き、栄養補給、ストレス解消を心掛けたいものですね。
また口内炎になった場合は痛みを我慢し、放置していると更に悪化してしまう場合もあるので、適切な対処をしてください。
私も、以上の事を心掛け、日頃から免疫力UPさせるため、生活習慣を見直していきたいと思います。
【副業に興味ある方必見】隙間時間にライターをしてお小遣いを稼ぎませんか?