手入れを少しさぼっただけで庭はすぐ雑草だらけになってしまいますよね。
だからといって、除草剤を撒いたりコンクリートにしたくない・・・と考える人も多く、どうしたらいいか悩みの種になりがちです。
我が家の庭も以前は雑草と砂利だらけでしたが、現在は手入れをしてグランドカバーを植えました。
庭で子供を安心して遊ばせられるようになり、何より私もガーデニングが楽しくなりましたよ。
今回は、グランドカバーについて
- どんなものなのか?
- 植えてはいけないもの
- 適しているもの
などについて説明したいと思います。
グランドカバーとは?
グランドカバーとは、地面を覆うように広がって生息する植物の総称です。
名前の通り、グランド(地面)をカバー(覆う)する植物のことですね。
代表的なものは芝ですが、ほふく性のある植物や、地面を覆うくらいで背丈の短い植物などが使われます。
- 雑草対策になる
- 雨風で土が流れたり飛ぶのを防ぐ
- 横に広がる性質のものは、緑のカーペットになる
- 踏まれても大丈夫な強い品種が選ばれる
- 芝のように広くカバー
- 庭の小道やちょっとした隙間を緑で演出できる
- 見た目がいい
いいことづくめですよね!
手入れがほとんど不要な植物が多いのも嬉しいポイントです。
グランドカバーを追加混植
イワダレソウ、クローバー、クリーピングタイム、ポリゴナム
左側は真冬にシャベルもさせないくらいカチカチに凍った場所。
この中で越冬し復活出来る植物が自然と残るはず。春が楽しみ #ガーデニング#田舎暮らし pic.twitter.com/G24Hom0QbC
— A-rue (@arue_jpn) 2018年9月27日
このように、数種類のものを混ぜて植えてもかわいらしいですね!
こんなお庭にしたいけど、何を植えたらいいのかな・・・。
植えてはいけないものもあるのかしら?
グランドカバーは、何でもいいわけではありません。
実は、知らずに植えると大変なことになる植物もあるんですよ。
植えてはいけないものもあるって本当?
グランドカバーに植えてはいけないもの・・・それは、繁殖力が旺盛でどんどん増え続ける植物です!
- ランナーや地下茎で増える植物
- 種が大量にこぼれ落ち、翌年いっせいに発芽するもの
- 根が少しでも残っていたら復活するもの
このような植物は、手に負えなくなってしまう可能性があります。
ただし、庭一面をその植物にしたい場合には、いいかもしれません。
どんな庭にしたいのかを考え、隣家の庭まで繁茂しないように配慮しましょう。
こんな植物は注意!
- ミント
- ツルニチニチソウ
- カタバミ
- ドクダミ
ミント
ミントは清涼感のあるハーブで人気がある一方、繁殖力がとても強いことでも有名です。
ミントが増えすぎ~(^_^;)
抜かなきゃ💦 pic.twitter.com/k3tO9ZgWGf— しろ にゃんこ【高プロ+種子法廃止+水道民営化+カジノ法案反対❗】 (@cattail_siro) 2018年5月5日
通常のミントは背丈も高く、グランドカバーには向かないのですが、ペニーロイヤルミントという品種はグランドカバーにも使用できます。
ツルニチニチソウ
元気いっぱいの緑色の葉に、紫のかわいらしい花が咲くため、庭に植えるかたも多いです。
ただし、2株植えただけで庭全体に増え続けた、なんてことも。
とても丈夫で強く、増え続けます。
ツルニチニチソウの威力…
グランドカバーにはいいけど勢いよすぎて隣家に侵入しまくり💦
去年はミントとともに刈り取ったのに両者復活orz pic.twitter.com/AWhCB5jQcz— 花音@鬱 (@minadukicanon) 2016年7月29日
恐ろしいですね・・・。
刈り取っても復活するほど強いのですね。
カタバミ
小さな丸い葉に黄色い花の咲く、かわいらしい野草です。
ピンクのカタバミ栽培の闇は深い(終わりが見えない… pic.twitter.com/dVi7oNRrZV
— ペス (@kani_e_s) 2018年3月6日
地上に這うように茎を伸ばして増え続け、地中の根は深く、根絶が難しい植物とされています。
ドクダミ
とても強く地下茎を伸ばして増えるため、庭のあらぬところから生えてきます。
ドクダミ 独特の臭いがある。また繁殖力も強いので庭などに植える際には注意が必要。pic.twitter.com/hCxSooqcwy
— 植物備忘録bot (@HanaBibouroku) 2018年10月9日
臭いもきついため、グランドカバーには不向きです。
強すぎるものは植えないほうがいいってことですね。
では、どんなものが適しているのかしら?
どんなものがグランドカバーに適しているの?
- 踏まれても丈夫
- 這うように横へ広がるほふく性のもの
- 多年草(冬になっても根が枯れずに、2年以上そだつもの)
- 常緑(冬になっても落葉せずに、緑色の葉が残るもの)
- 日陰でも育つ
- その土地に合ったもの
グランドカバーに適している植物は、丈夫で長い間緑色が楽しめるものがいいとされています。
人が歩く場所に植える場合は、踏まれるのに強く背丈の短い植物がオススメです。
- 花が咲く植物
- ハーブ
- 多肉植物
花が咲くと変化が見られて嬉しいですよね!
食用に用いたり、香りも楽しめるハーブもオススメです。
多肉植物は、ぷっくりした葉がとてもかわいらしく癒されますよ。
迷っちゃうな~。
#グランドカバー のイワダレソウ
隙間に生えた雑草を抜いて、背が伸びちゃってる所は上の方だけ鎌で切った。
クリーピングタイムと比べると隙間がないから雑草抑制は出来てるんだと思う。
今年広がってくれると来年の草取り楽になるだろうと期待してる。#田舎暮らし は#草刈り が大仕事… pic.twitter.com/zInKLD4Z4J— A-rue (@arue_jpn) 2017年7月18日
グランドカバーに人気のイワダレソウです。
白く小さな花がかわいいですね。
このモコモコ感が好きなんですよね〜
繁殖力すごい! pic.twitter.com/MDGGaTqbvi— うみ (@umi_torataro) 2018年4月22日
多肉植物のセダムです。
もこもこしていて、とてもかわいらしい庭になりますね。
セダムは寒さに強いですが、踏まれるのに弱い一面も。
強いのですぐに復活しますが、あまり踏まれない場所に植えるといいですね。
✿ハーブガイド本日の一押し!リュウノヒゲ(タマリュウ)。花壇の縁取りやグランドカバーに用いられ、半日陰でも日向でも場所を選ばず育てることができ、冬でもきれいな緑色の葉を見ることができます。あまり草丈も高くならず、丈夫なのでお家の寄せ植えや花壇などに利用してみてはいかがですか? pic.twitter.com/lWKYTXJNPO
— 神戸布引ハーブ園 (@herbguideKOBE) 2018年2月20日
タマリュウを植えると、和風な庭を演出できますよ。
踏まれるのに強いので、駐車場沿いに植えるかたも多く見られます。
フォロワーさんのツイートで
名前が出てた「ワイルドストロベリー」
多年草でグランドカバーになり
花も実も可愛く、そして庭作業中に摘むと美味しいw
オススメな植物です♪#ガーデニング #花 #写真 #flower #写真好きな人と繋がりたい
#ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/iws4kfolcK— 泰 (@kskbtit) 2017年5月28日
ワイルドストロベリーのように、花と実が楽しめるグランドカバーもオススメです。
我が家も一部に植えています。
玄関前アプローチタイルの横にグリーピングタイムを植えています。
ローマンカモミールも混ぜて植えましたが、冬の寒さで枯れてしまいました。
グリーピングタイムは薄紫色の花が咲き、かすかにタイムの香りが楽しめます。
まとめ
まとめます。
- グランドカバーとは、地面を覆うように広がって生息する植物の総称
- 雑草対策や雨風で土が飛ぶのを防いだり、庭を緑で演出することができるなど、メリットが多い
- 植えてはいけないもの・・・繁殖力が旺盛でどんどん増え続けてしまう植物
- 適しているもの・・・丈夫で常緑の植物
庭の特性(日当たり・水はけ・広さなど)をよく見て、どのような庭にしたいのか考えて、グランドカバーの品種を選ぶといいですね。
庭にグランドカバーを植えてみてはいかがでしょうか。
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