私、最近物忘れ激しいから忘備録(ぼうびろく)に記録してんねん。
これでバッチリや!
え?忘備録(ぼうびろく)?
それ備忘録(びぼうろく)の間違いじゃない?
エッ!私、ずっと忘備録(ぼうびろく)ていうてきたけどちゃうのん?
あれ?
私も自信なくなってきちゃった。どっちが正しいのかな?

 

こういう覚え間違いってよくありますよね。

今回はこの「備忘録(びぼうろく)」と「忘備録(ぼうびろく)」について

  • どちらが正しいのか
  • どれくらい間違えられてるか調べた結果
  • なぜ間違えて覚えられているのか

これらについて徹底的に調べてみましたよ。

これであなたの疑問もスッキリ解決!

ぜひ最後までご覧くださいね。

「備忘録」と「忘備録」どっちが正しいの?

で、どっちが正しいんや?
正しいのはやっぱり「備忘録(びぼうろく)」みたいですよ。

備忘録と忘備録どっちが正しい?

 

辞書を引いてみれば一目瞭然。

備忘録と忘備録どっちが正しい?辞書は?

 

 

 

 

 

忘備録では載っていませんでした。

 

ちなみに意味は、「わすれたときの用意に書いておくメモ」です。

 

ネット上の辞書も調べてみましたよ。

ネット上の辞書では?

web上の辞書でも調べてみましたよ。

するとおもしろいことが!!

 

三省堂webdictionary は「備忘録」のみ

 

goo辞書はなんと!!

 

「備忘録」と「忘備録」の両方が載ってました。

 

でも「忘備録」の方には「備忘録」に同じと書かれています。

 

忘備録でも載ってはいますが、きちんと言葉の意味が載ってないということは、やはり「備忘録」の方が正しいのでしょう。

その反面、そうやって「忘備録」も載っているということは、忘備録で辞書を検索する人も多いってことでしょうね。

 

え〜〜〜!今まで知らんとずっと「忘備録」って言ってきたがな〜。
恥ずかしいわぁ。

 

でも、意外と忘備録で覚えている人は多いみたい。

 

「備忘録」が正しいということがわかったところで、どれくらいの人が「忘備録」と覚えているのかちょっと気になったので、調べてみましたよ。

 

グーグルアドワーズで調べてみた!!

 

そこで、グーグルの便利ツール、グーグルアドワーズ(キーワードプランナー)で調べてみました!

 

グーグルアドバルーン?
おばちゃん、カタカナに弱いな〜。アドワーズ!

 

グーグルアドワーズは、1ヶ月間に検索される平均の数がわかるんです。

 

ジャーン!!

備忘録と忘備録どっちが正しい?

 

備忘録と忘備録合わせて、平均して月に約27,000回検索されて、そのうち5,400回が忘備録で検索されてるってことなんです。

割合にすると約2割ですね〜。

 

この2割というデータが、全国民のうち2割の人が間違えているというデータにはなりませんが、それなりに忘備録として定着してしまっているのでしょうね。

 

そうなると、忘備録はなぜこんなに間違えられやすいのかなと思ってしまいますよね。

そんなわけで、なぜ忘備録と覚えられているのかということについて調べてみましたよ。

 

なぜ「忘備録」と覚えている人が多いのか?

そもそもなぜ、2割もの人が忘備録と検索してしまうのか。

わかりやすく説明していきますね。

 

日本語として正しいのは「備忘録」

 

熟語の構造には主に以下の6種類の構造があるんです。

  1. 主述構造(主語+述語)
  2. 補足構造(動詞+目的語)
  3. 修飾構造(修飾語+名詞)
  4. 認定構造(可能の助動詞+動詞・受け身の助動詞+動詞)
  5. 類義語の並列構造(似た意味の名詞・形容詞・動詞が2つ並列したもの)
  6. 対義語の並列構造(反対の意味の名詞・形容詞・動詞が2つ並列したもの)

この中で、備忘録は2の補足構造に分類されます。

補足構造とは、「動詞+「目的語」で構成されているもののことです。

 

補足構造の熟語を見てみましょう。

 

 

飲酒・・・飲む(動詞)+酒(目的語)→酒を飲む

登山・・・登る(動詞)+山(目的語)→山に登る

降雨・・・降る(動詞)+雨(目的語)→雨が降る

 

で、「備忘録」の「備忘」も

 

備える(動詞)+忘れること(目的語)→忘れることに備える

 

という動詞+目的語の構造になっています。

 

でも、単純に日本語そのままで行くと「忘れることに備える記録」で忘備録となるのは自然ですよね。

このことから、そのまま「忘備録」と覚えてしまう人が多いんですね。

 

しかも、上で紹介した熟語の構造 1.主述構造に当てはまりますよね。

だから違和感がないというのも原因でしょう。

 

また、他の人が言っているのを聞いても、形・音・意味が近いので、視覚的にも聴覚的にも間違って覚えやすいのです。1)

 

備忘録と忘備録なぜ間違えて覚える?

 

へぇ〜、そりゃしゃーないな。
なんや難しいことはわからんけど、次からは「備忘録」ていうことにするわ。
他にもうろ覚えの言葉っていっぱいありそうね。
あんた、それ、まちごうてるやないの。
うる覚えやろ?

 

え?と思ったアナタはこちらの記事もどうぞ〜♪
「うる覚え」と「うろ覚え」は方言の違い?!正しいのはどっち?

 

参考:1)言葉研究館 国語の窓 第36号(2008年7月1日発行)

まとめ

では、今回の内容をまとめていきますね。

  • 「備忘録」の方が正しい
  • グーグルでは2割の人が「忘備録」で検索している
  • 「備忘」という熟語は補足構造の熟語なので動詞+目的語の順になる
  • 形・音・意味が近いので視覚的・聴覚的に間違えて覚えやすい

 

今回は「備忘録」と「忘備録」どちらが正しいのかということについてまとめてみました。

意外と間違えて覚えてしまっている言葉って多いんです。

何年も使い続けてきた言葉が間違ってるなんて、びっくりですよね。

 

うちの母にもこの備忘録の話をしたら、「は?忘備録ちゃうの?」と↑に出て来た大阪のおばちゃん並に驚いてました(笑)

何度言っても、「うそ〜ん。忘備録やって!」としつこく言い張ってました。

70近くになってはじめて知る間違い(笑)。

 

それくらい忘備録で浸透してしまってるんでしょうね。

皆さんも恥をかかないように気をつけましょう〜。

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