鬼怒川の洪水に阿蘇山の噴火など、このところ多くの自然災害が発生しています。

もともと日本は火山大国なので地震が多い上に、近年は温暖化の影響でゲリラ豪雨や巨大台風が発生しやすくなっており、それに伴う竜巻被害や土砂災害も増加傾向です。

そんな時に発令されるのが「避難指示」「避難勧告」ですが、その違い、ご存知ですか?


避難指示と避難勧告の違いは?

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「避難指示」は被害の危険が切迫した状態にある時に発令されるもの。
「避難勧告」は災害の危険性が高まっているので、逃げたほうがいいですよ、というもの。

避難勧告と避難指示は似ていますが、避難指示のほうが危険度が上ですので避難指示が発令されたら、速やかに避難を開始しましょう。ただ、どちらとも罰則規定はないので、従わなかったからといって何らかの処罰を受けるようなことはありません。

台風や大雨などによって、避難勧告や避難指示が発令されそうな場合、身体障碍者や高齢者、子供など災害弱者のために前もって「避難準備情報」が発令されることもあります。

「避難命令」ってあるの?

東日本大震災の時、茨城県大洗町では防災無線で「緊急避難命令、緊急避難命令」「大至急、高台に避難せよ」と命令口調で避難を呼びかけました。この無線のおかげで、4メートルを超える津波が来たにもかかわらず、大洗町では津波による死者は一人も出ませんでした。

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しかし、実は日本には避難命令はありません。

大洗町の防災無線は、町長の指示で避難命令という言葉を使ったのです。

避難命令ではありませんが、気象庁により「特別警報」が発表されることがあります。これは大雨、地震、津波、高潮などにより重大な災害の危険性が高まっている際に出されるものです。実際、9月10日の大雨の際、栃木と茨城に発表されました。特別警報が出た場合はただちに命を守る行動をとって下さい

避難準備、準備するものってある?

避難する際に持ち出すものは

貴重品(現金、預金通帳、カードなど)
小型ラジオ
非常食品(缶詰など火を通さなくても食べられるもの、ペットボトルの水など)
応急医薬品
懐中電灯
衣類(紙おむつも)
洗面用具(生理用品も)

重くなりすぎると避難の際に邪魔になります。女性は10kg、男性は15kgを目安にしましょう。

避難について、日頃から家族で確認しておきたいことは?

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災害は場所を選びません。自分たちの住む地域で明日起こる可能性だってあり得るのです。日頃から家族で避難について以下の点を確認しておきましょう。

  • 広域避難場所の確認
    家族で落ち合う場所を決める
  •  徒歩での帰宅ルートを確認
  •  安否確認の方法を確認
    NTT災害用伝言ダイヤル「171」
    携帯電話用「災害用伝言板」
    SNSの活用
    遠方の親戚・友人など連絡先を共有する(三角連絡法)

終わりに

大災害は他人事ではありません。繰り返される大雨による土砂災害によって、避難勧告や警報の出方が変わってきていますので、最新の情報をチェックしておくことが大切です。

by 武藤はづき



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