ねえねえ!
この前、風の噂で聞いたんだけど、家を建てたの?
そうだよ!
でも・・・風の噂って?
あら?
何かおかしかったかしら??
その場合「風の噂」じゃなくて「風のたより」じゃないかな?
・・・と上の会話のように疑問を持つ方も多いはず。
私もよく「風の噂」を会話の中で使ってたので、まさか
「風のたより」では?
という指摘があるとは思いませんでした。
・・・この2つ、一体どのように違うのでしょうか?
そこで!
今回は「風の噂」と「風のたより」について
- 意味
- 英語表記
- 正解
- 広まった理由
など、気になることにお答えします。
風の噂の意味とは?
「風の噂」の似た言葉で「風のたより」ってあるけど・・・
2つとも意味はどうなってるの?
さっそく、それぞれの意味を見ていきましょう
風の噂
- 人づてにハッキリとしない情報を得ること
- それ自体を見たわけでなく人に聞いた話のこと
風のたより
- どこからとなく伝わってくる消息や噂
など。
これを見る限り
「風の噂」=「噂」=「風のたより」
ということになりますが、
- 風の噂=人づてに聞いたものの、信ぴょう性は不確かだが、そう噂される情報
- 風のたより=聞きたくて聞いたわけではないが、自然と耳に入ってきた情報
というのがわかります。
英語訳は?
風の噂=「Rumors of wind.」
Rumorsは噂って意味。
ちなみに風のたよりは・・・
風のたより=「A little bird told me・・・」
直訳すると「小鳥が教えてくれたのよ♪」とかわいらしい表現。
聞くだけでほっこりしてきますね♪
風の噂・風のたより!正しいのはどっち?
「風の噂」
という言葉は、どこにも記載されていなかったんです!
・・・実は
「風の噂」は正しい日本語ではありません!
辞書には
「風の噂」
は載っておらず、どれを調べても「風のたより」としか明記されていないのです。
また、他にも同じような意味で
- 風聞(ふうぶん)
- 風伝(ふうでん)
- 風のつて
など、さまざまな言葉があります。
私も恥ずかしながら、はじめて聞く言葉もありました。
「風のたより」などインターネットや辞書で調べると、必ずと言っていいほど同義語で出てきます。
そして、これらの言葉に共通しているのが
すべてにおいて「風」という文字が入っているということ!
慣用句での「風」とは「噂」と表現される事が多いです。
正しい日本語ではないの?
でも風の噂というタイトルの書籍を見たことありますよ?
実際にそのような物を私も見かけたことがあります。
書籍にも「風の噂」という言葉が使われている・・・。
ここまでくると間違えた日本語と言っても、私たちのなじみ深いものになっている言葉。
まるで和製外来語のように、違和感なく使われていますね。
ですが、さすがに書籍では「風のたより」というタイトルの方が圧倒的に多いようです。
風の噂と使われるようになった理由
理由は諸説あります。
- 話のでどころをぼやけさせたいので使った
- 手紙を使わなくなって「たより」という言葉に、変化をもたらしたかった
などですね。
まとめ
それでは、今まで書いてきた事をまとめてました。
- 正しい言葉は「風のたより」
- 「風の噂」の意味・・・・人づてにハッキリとしない情報を得ること、それ自体を見たわけでなく人に聞いた話のこと
- 「風のたより」の意味・・・どこからとなく伝わってくる消息や噂
- 「風の噂」の英語・・・・Rumors of wind
- 「風のたより」の英語・・・A little bird told me
- 「風の噂」が使われるには諸説ある
いかがでしたか?
今まで使っていた言葉が、正しい日本語ではないということにビックリ!
という人もいるんじゃないでしょうか?
もちろん私もその一人です。
普段からの会話の間違いに、気づくと少し恥ずかしいですよね。
次に噂話をする際に、皆さんも意識してみてはいかかでしょうか
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