柿は秋に旬を迎える古くから知られている日本に馴染みの深い果物です。
昔の家には柿の木が植えられているとこもありますよね。私の祖母の家にも柿の木があるので、秋になると柿が大量に送られてきます。
酸味がなくて、甘い柿はついつい食べ過ぎてしまうのですが、あるとき柿を食べ過ぎてお腹を壊したことがあるんです。
私の場合、お腹がとても緩くなってしまい「もしかして、柿の食べ過ぎ?」とそこで初めて調べて、気付きました。
柿を食べ過ぎると便秘や下痢になるって聞いたことありますか?私のように柿を何個も食べ過ぎて、お腹を壊したなんて経験しない限り、そんなに知りませんよね。
柿って栄養がたっぷり。栄養豊富なのに、なぜ柿を食べ過ぎると便秘や下痢になるのか、気になりますよね。
- 便秘や下痢になる原因の正体とメカニズム
- 柿の適度な量
- 柿を食べる時の注意点
今回はこの3つにポイントを絞ってご説明していきます!あまりお腹の調子が良くない…という方は是非参考にしてください!
柿を食べ過ぎると便秘になるってホント?
柿を食べ過ぎると便秘になります。その原因はタンニンという成分です。
柿を食べたときに感じる渋い苦さの正体は、この「タンニン」です。
そのタンニンは腸に特別な膜を張ります。その膜が腸の刺激を弱めるので便秘になってしまうのです。だからといって、適量食べる分には便秘にならないので、心配ありません。
反対に下痢になる人もいるってホント?
実は、柿を食べ過ぎると下痢になるというのも本当です。
「下痢は柿に含まれる水溶性食物繊維の一種である、ペクチンによるもの」という見解をネットでよく見かけました。ところが、ペクチンの働きを調べたところ、どうもペクチンのせいではないのでは?と思いました。
「食物繊維」ときくと便通をよくしてくれるイメージがありますよね。この「食物繊維」のイメージから摂り過ぎたら下痢になってしまうという見解が生まれたのかもしれません。
- 水溶性食物繊維
- 不溶性食物繊維
食物繊維にはこの2種類があります。
柿に含まれるペクチンは水溶性食物繊維。保水性があるので、便がやわらかくなったり、かさが増したりする効果があります。これは確かに便秘解消に効果があります。
そもそも下痢や便秘は腸の機能が低下することで起こります。先ほどご説明した、タンニンという成分はその腸の動きを抑制してしまうため、人によっては下痢や便秘を引き起こします。
つまり、便秘や下痢の原因はタンニンによる、腸の機能低下。要は、適度に食べることが大事だということです。
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柿は1日に何個まで食べていい?目安は?
柿は大きいものなら1個まで!2個以上は食べ過ぎ。
大きさにもよりますが、大きいものなら1個で十分。小さいものでも2個目からは食べ過ぎになってしまうので、1日1個が目安です。
また、柿には食物繊維以外にも豊富な栄養がつまっています。柿に含まれるビタミンCの量はレモンの次に匹敵するそう。
アンチエイジング効果で有名なポリフェノールなんて、ぶどうの5倍も含まれている!カリウムはむくみの解消になりますし、二日酔いにも効果があるそう。
1日に必要な栄養が1個でいろいろ摂取できちゃう、万能な柿。いいこと尽くしですがくれぐれも食べ過ぎにはご注意。
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最後に
- 便秘、下痢の原因は「タンニン」
- 適度な量を食べれば便秘解消に効く
- 1日1個が目安!食べ過ぎは便秘、下痢のもと
いかがでしたか?便秘や下痢はつらいですよね…。でもどうせなら、美味しく食べて健康になりたいですよね!
ちなみに、便秘でお困りの方には「干し柿」がおすすめです!柿を干すことにより、カロチン・食物繊維が増大します。タンニンが増えることはないので、安心です。干し柿は糖の摂り過ぎになるので、妊婦さんは控えるか甘柿にしましょう。
ペクチンという水溶性食物繊維はリンゴ・もも・キウイ・いちごなどにも含まれます。柿が出回らない時期には、これらで腸内環境を整えるのもいいですよ!
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