PASMO(パスモ)をなくしたとき、気になるのは「再発行できるのか」「残っていたお金はどうなるのか」「いくらかかるのか」の3つではないでしょうか。結論から言うと、名前を登録した記名PASMOは再発行できますが、無記名PASMOは再発行できません。ここでは、PASMOの公式案内(2026年11月時点)で確認できた範囲で、手続きの流れと費用を整理します。
- 再発行できるのは記名PASMO。無記名PASMOは紛失再発行ができない
- 費用は再発行手数料520円とデポジット500円で合計1,020円(一体型PASMOは手数料520円のみ)
- 紛失の申し出のあと、再発行登録の翌日から14日以内に窓口で再発行の手続きをする
- 残額・定期券・オートチャージ機能は、紛失手続き完了時点のものが新しいカードに引き継がれる
PASMOをなくしたら再発行できる?記名式と無記名の違い
PASMOには、持ち主の名前や生年月日などを登録した「記名PASMO」と、登録していない「無記名PASMO」があります。再発行できるかどうかは、この違いで決まります。
| 種類 | 紛失時の再発行 | ポイント |
|---|---|---|
| 記名PASMO | できる | 公的証明書などで本人確認をして、窓口で手続きする |
| 無記名PASMO | できない | バス定期券付きの無記名PASMOも同様 |
| 一体型PASMO(クレジットカード一体型) | できる | 窓口とクレジットカード会社の両方で手続きする。デポジットは不要 |
無記名PASMOは、持ち主が特定できないため止めることができず、残額も戻りません。これから新しく買う場合は、なくしたときに再発行できる記名式を選ぶと安心です。
PASMOを紛失したときの手続きの流れ
記名PASMO(一体型以外)の流れは、PASMO公式の案内では次のとおりです。
手順1 駅やバスの窓口で紛失を申し出る
PASMO・Suicaエリアの駅やバスの窓口で、紛失を申し出て申請書を書きます。本人確認のため、運転免許証などの公的証明書を見せます。係員が再発行の登録をして、再発行整理票を渡してくれます。この整理票は再発行のときに必要なので、なくさないようにしましょう。再発行整理票は再発行してもらえません。
手順2 14日以内に窓口で再発行の手続きをする
再発行登録の翌日から14日以内に、窓口で再発行整理票と公的証明書を見せて、費用を支払います。期限を過ぎると、もう一度紛失の申し込みからやり直しになります。
手順3 新しいPASMOを受け取る
手続きが終わると、新しいPASMOが発行されます。
知っておきたい注意点
- 紛失の申し込みは、あとから取り消せない
- エリア外の駅や営業所では手続きできない。事業者によって受付時間や取扱いが異なる場合がある
- 鉄道の定期券が付いている場合は、その定期券を発行した鉄道事業者で手続きする
- バス定期券がある場合は、バス事業者で「IC定期券内容控」の再発行が必要
再発行にかかる費用|1,020円の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 再発行手数料 | 520円 |
| デポジット(預り金) | 500円 |
| 合計 | 1,020円 |
一体型PASMOは、再発行手数料520円のみで、デポジットはかかりません。クレジットカード会社への連絡が必要で、新しいカードと案内状を窓口に持っていく流れになります。
残高・定期券・オートチャージはどうなる?
PASMO公式の案内では、紛失手続きが完了した時点の残額、定期券、オートチャージ機能が、再発行されたカードに引き継がれるとされています。一方、紛失に気づいてから手続きをするまでの間にカードが使われた分は、引き継がれる残額に含まれません。気づいたら、早めに窓口へ行きましょう。
なくしたPASMOが見つかったら
- 新しいカードに再発行する前に見つかった場合、デポジットは返却されません
- 再発行のあとに見つかった場合は、見つかったカードを窓口に持っていくと、デポジット500円が返却されます(公的証明書が必要)
- 一体型PASMOは、デポジットの返却がありません
PASMOの探し方|落とし物として届いていることも
再発行の前に、落とし物として駅や警察に届いていないかを確認するのも一つの方法です。探し方の考え方は、同じ交通系ICカードのSuicaの記事で詳しく書いています。駅の窓口や警察の落とし物検索の使い方など、PASMOにも応用できる部分があります。
- Suicaを紛失したら?残高はどうなる・落とし物の探し方・再発行手数料1,020円
- ICOCAを紛失!再発行できる?手数料1,020円・残額・連絡先まとめ
- PiTaPaを紛失したら?再発行の手数料・日数とチャージ残高・定期券の扱い
なお、警察に届けられた落とし物の保管期限は3か月です(警察庁の案内)。
スマートフォンのモバイルPASMOは手続きが別
スマートフォンに入れているモバイルPASMOの紛失・故障は、カード型とは手続きが異なります。モバイルPASMOの公式案内で確認してください。
よくある疑問(Q&A)
Q. 無記名PASMOをなくした。残高は戻る?
A. 無記名PASMOは紛失再発行ができません。残高を戻す手続きもできないため、落とし物として届いていないか、駅や警察で探してみてください。
Q. 再発行の窓口はどこでもいい?
A. PASMO・Suicaエリアの駅やバスの窓口で手続きします。エリア外の駅や営業所では手続きできません。定期券付きの場合は、その定期券を発行した事業者で手続きします。
Q. 14日を過ぎてしまったら?
A. 再度、紛失の申し込みからやり直しになります。期限内に窓口へ行きましょう。
Q. 手数料を払わずに済む方法はある?
A. 再発行の手続きをする場合、手数料520円が必要です(一体型を含む)。再発行の前に見つかれば、費用はかかりません。
参考にした公式の情報
- PASMO「PASMOの紛失再発行」(PASMOカード)
- 警察庁「遺失届情報サイト」
手数料や手続きの条件は変わることがあります。手続きの前に、PASMO公式サイトや鉄道会社・バス会社の窓口で確認してください。