10月半ばも過ぎると、デパートやスーパーなど早いところではお歳暮の予約が始まりますね。
あまり知られていませんが、お歳暮には基本的にはお返しが不要となります。
その代わりに大切になってくるのが、お礼状を書くこと。
メールや電話など略式で済ませるのではなく、きちんと書いて感謝の気持ちを伝えたいですね。
今回は、そんなお歳暮のお礼状について、書き方や送る時期などをお話したいと思います。
お歳暮をいただいたらお礼状を。
お礼状は短くても問題ありません。
とりあえず“受け取った”旨を贈り主に伝えることが大切になってきますので、面倒臭がらずに送る必要があります。
連絡が遅いと、贈り主は不安になるものです。
贈った物が果物や海の幸など生ものの場合は特に不安になるので、必ず連絡をしてください。
ごく親しい間柄なら電話やメールなどで「ありがとう」と伝えてもいいですが、本来はお礼状を出すのが正式なマナーです。
手紙の方が丁寧ですが、はがきでも失礼にはなりませんので、受け取ったら早めに出しましょう。
基本的に、お歳暮にはお返しは不要ですが、もしお返しをする場合は、お礼状に「別便にて心ばかりの品をお贈りします」といった旨を記載し、お礼状とは少しタイミングをずらしてお返しをするといいと思います。
お返しの場合は、「お歳暮」ではなく、「寒中御伺」や「寒中御見舞」などにするのがいいでしょう。
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お礼状を送る時期は?
受け取ったら、できるだけ早く相手に連絡するのがいいでしょう。
お歳暮は、日頃お世話になっている方や親戚へ、一年間の感謝の気持ちを込めてお礼の気持ちとともにお贈りする季節の行事です。
お礼状も雪景色や椿の花、蜜柑など、季節感のあるイラストが添えられたはがきで送ると、喜ばれると思います。
お礼状の書き方は?
贈り主が取引先なのか、友人なのかで書き方も変わってきますが、お礼状で外せないのは以下4つになります。
- 届いたことを知らせ、お礼の気持ちを述べる
- いただいた品物の感想や、自分だけでなく家族も喜んでいることを伝える
- 今後のお付き合いをお願いする言葉を入れる
- 相手の健康や状況を気づかう言葉を入れる
【個人編】
拝啓
師走に入りあわただしい日が続いておりますが、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日はお心のこもったお品をいただき、本当にありがとうございました。
新鮮な海の幸に家族一同大喜びしております。奥様にもぜひ宜しくお伝えくださいませ。
これから寒さはまだまだ続くようです。
どうぞお風邪など召さませぬよう、皆様ご自愛いただき、よいお年をお迎えになりますようお祈りいたします。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。
敬具
【ビジネス編】
拝啓
師走の候、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
さて、この度はまことに結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。
このようなお心づかいをいただき恐縮に存じます。
これからもご信頼にお応えできるよう誠心誠意努力してまいる所存でございます。何卒ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
年末余日少なき折から、皆様の一層のご健勝と貴社のますますのご発展を心からお祝いいたします。
とりあえずお礼かたがたご挨拶申し上げます。
敬具
最後に
いかがでしたか。
お歳暮をいただいても、年末の忙しさにかまけついついお礼状を忘れがちになってしまいますが、お礼状はマナーですので、必ず出すようにしましょう。
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