最近よく耳にするようになった竜巻。この夏も神奈川や千葉、伊豆大島で発生し、屋根が飛ぶなどの家屋への被害やけが人も出ました。

竜巻といえば本場はアメリカ。毎年のように大きな竜巻が発生し、猛威をふるっていますが、日本では起こらないもののように思われていました。しかし実は温暖化に伴い、ゲリラ豪雨同様、日本でも発生しやすくなっており、対岸の火事ではなくなってきています。

竜巻が発生する原因と、竜巻への対策についてご紹介します。

竜巻が発生する原因は?

竜巻が多く発生するのは7月から9月にかけて。台風や前線の影響があるためです。
竜巻が発生する原因は、

地上と上空の温度差
湿った空気
風向き

 

が関係しています。竜巻は近年問題になっているゲリラ豪雨をもたらす、急速に発達する積乱雲から生まれます。

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上空の空気が冷たいと、地表付近の暖められて湿った空気は勢いよく上空に上り、空の上で冷やされて雲を作ります。そうしてできたのが積乱雲です。この積乱雲の上昇気流に、台風などの影響で時として別な方向から風が吹き込み、上昇気流が回転することがあります。
これが竜巻です。

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竜巻が発生しやすい場所ってあるの?

竜巻は実は全国どこにでも発生します。山間部を除く平野部や沿岸部で発生していることが多く、都心部でも発生します。

ただ竜巻は時間にすると数分から十数分、移動距離も数㎞という短命な現象なので、人に見られないまま消えてしまう竜巻も少なくありません。竜巻の姿を見た人がいなければ「すごい突風だった」ということで終わることもあります。

竜巻が発生する前兆ってあるの?

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竜巻が起こる前は

急に空が暗くなる
冷たい風が吹き始める
雷が鳴り始める、雹が降る

 

といった前兆があります。ゲリラ豪雨とも共通しています。

竜巻が発生!避難はどうする?安全な場所ってあるの?

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竜巻で恐ろしいのは、突風で飛ばされてきたもの。石ころ1つでも猛スピードなら弾丸の威力です。

家にいる場合

  • 家中のシャッター、窓、カーテンを閉める
  •  窓のない部屋、落下物の危険がない部屋に避難
  •  頭から布団や毛布をかぶって体を保護

屋外の場合

  • 大きな建物のできるだけ奥に避難する
  •  水路や溝など、地面より低い場所に体を伏せる
  •  姿勢を低くしてバッグなどで頭部を保護

竜巻は直進するので、竜巻の進路に対し直角に逃げるようにしましょう。

最後に

温暖化によって大気が不安定になりやすくなっている日本。
ゲリラ豪雨同様、竜巻も起こりやすくなっています。対岸の火事ではなくなっているので、大きな積乱雲が近づいてきたら注意しましょう。

by 武藤はづき

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