胃の調子がなんだかおかしい、胃痛がする、もしかして胃潰瘍?でも、胃潰瘍って中高年がなる病気でしょ?自分は違うだろう・・・実は胃潰瘍、年齢に関係なく起こる病気なんです。
私自身、胃の不調には長年苦しめられています。胃がムカムカしたり、時々襲ってくる胃痛。病院で胃カメラした方がいいのかなあ?
まずは、病院に行く前に知っておきたい胃潰瘍のこと、セルフチェックで早期発見、早期治療を!
胃潰瘍の初期症状は?セルフチェックで早期発見!
胃潰瘍は、胃酸(食べ物を粥状に消化するために分泌)がなんらかの原因によって胃粘膜まで消化してしまい、胃壁がただれて傷つき、ひどいときには筋肉までえぐりとってしまった状態です。症状の三大特徴としては、痛み、過酸症状、出血といわれ、治癒と再発を繰り返す潰瘍は、ピロリ菌感染による影響も指摘されています。
胃潰瘍には急性・慢性という種類があり、それぞれ痛みや症状、原因が違うので初期症状をしっかりチェックしていく必要があります。
胃潰瘍の症状としては腹痛が最も多く、特に食後に上腹部やみぞおち部分が鈍くうずくように痛んだり、焼けるような痛みを感じることが特徴的です。ただし、必ず食後に痛みが出るわけではありませんし、いたみをほとんど感じないという人も中にはいます。またこの他に、腹部膨満感や悪心、嘔吐、食欲不振、ゲップ、胸焼けなどがあります。まずはセルフチェックをしてみましょう。
- みぞおちに差し込むような、あるいはシクシクする痛みがある
- 空腹時に痛みがあり、ものを食べると痛みがやわらぐ
- 食事をしたあとに痛みがある
- 胸やけやげっぷがよく起こる
- 吐いたものに血が混じったり、血のかたまりを吐く
- 真っ黒な便(タール便)が出る
- 便秘をしている
- 貧血や立ちくらみがある
- 食後に腹部がふくれてきたり、嘔吐(おうと)したりすることがある
- 急に、激しい腹痛が起こる
この10個のチェック項目をみて、症状がある場合には、まずは専門医を受診してみましょう。胃潰瘍以外の病気が潜んでいる可能性もあります。この項目以外でも胃に違和感があったり気になることがある場合には、早めに専門医を受診して相談してみるとよいでしょう。
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急性胃潰瘍の原因は?
- 突然の胃痛.胸焼け
- 吐血
- ストレス.過労.睡眠不足
- 刺激物やアルコールの取りすぎ.喫煙
- 薬の影響
急性胃潰瘍の症状としては、胃痛・胸焼けが突然起こります。吐血をしたり大量に出血をすることもあるのが急性胃潰瘍の特徴でもあります。急性胃潰瘍は、ストレス、過労、睡眠不足だけでなく、喫煙、刺激物やアルコールの取り過ぎによっても起こるものです。また中には、風邪薬などの薬の影響によって胃に負担が掛かってしまい、胃潰瘍を発症することもあるようです。
慢性胃潰瘍の原因は?
- 空腹時に痛みが起こる
- ピロリ菌によるもの
慢性胃潰瘍の症状としては、胃や背中に痛みが慢性的に起こります。一番の特徴は、空腹時に痛みが出ることが多いことです。夜中に痛くて目が覚めるというようなこともあります。
慢性胃潰瘍の場合は、ピロリ菌の感染によって起こることが多く、ピロリ菌が胃に繁殖をすると、炎症を起こし、胃酸やペプシンによる刺激によって粘膜を傷つけて潰瘍になってしまうのです。
ただ、ピロリ菌に感染したからといって必ず慢性胃潰瘍を発症するわけではありません。実は、日本人の中高年の年代の方の8割近くがピロリ菌に感染していると言われていて、ピロリ菌に感染している人の中でも、慢性胃潰瘍を発症するのは3%程です。また、ピロリ菌感染から慢性胃潰瘍の発症には長い潜伏期間があり、幼少期にピロリ菌に感染したのが50代を過ぎて慢性胃潰瘍を発症したというようなこともよくあるのです。
胃潰瘍の治療方法は?
- 薬物療法(自己判断で薬を中止しないこと)
- ストレスや生活習慣の改善
- 質の良い睡眠
- バランスの取れた食事
- 規則正しい生活
- アルコールや喫煙、カフェインの取りすぎに気を付ける
- 外科的手術
胃潰瘍の薬物療法が中心です。使用される主な薬は、H2プロッカーという酸分泌抑制薬を使用しますが、大切なのは自覚症状がなくなったからといって、自己判断で薬の服用を中止してしまわないことです。医師に言われた期間、しっかりと服用していく必要があります。
この他に、ストレスや生活習慣の改善を行うことで、胃潰瘍の治療を行っていきます。ストレスや生活習慣の乱れが大きな原因の一因となる胃潰瘍は、それらを見直していくことで、改善していくことが出来ます。
また、質の良い睡眠とバランスの取れた食事など、規則正しい生活が大切になり、アルコールや喫煙、カフェインの取りすぎなどは、胃に負担をかけやすいですので、控えることが必要になります。
食事療法は、香辛料、高脂肪食を避け、暴飲暴食をしないよう心がけます。一日3回、バランスよく摂取することが大切です。胃潰瘍は、酷くなると外科的手術が必要となる場合もあります。
胃潰瘍の予防と対策
- バランスの良い食事をとる
- 適度な運動
- 十分睡眠
- アルコールを控える
- 禁煙
まずは胃潰瘍にならないように予防と対策を日頃からしておく必要があります。緑黄色野菜をよくとり、納豆や漬物など発酵食品をとり、甘いものや脂っこいものは控えめに腹八分目を心掛けましょう。また、規則正しい生活を送り、適度な運動、十分な睡眠をとり、ストレスのたまらないよう気を付けることが大切です。
最後に
- セルフチェックで早期発見.早期治療を
- 生活習慣の改善.規則正しい生活
- バランスの良い食事
- 暴飲暴食に気を付ける
- ストレスをためない
いかがでしたでしょうか?気になる症状がありましたら、まずは自己判断をせず医療機関への受診をおすすめします。早期発見が早期治療にもつながります。日頃から規則正しい生活を心掛け、毎日の食事から注意していくことが予防にもつながるでしょう。
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