
消費増税、年末調整、ふるさと納税、確定申告……
ニュースや新聞、雑誌などでも税金に関する話題、いろいろありますよね。
とくに年末や年度末が近いと耳にする機会も増えてきます。
「 増税ってことは出費が増えるの?」
「 お金が返ってくるのかな?」
こんな疑問が出てくる方も多いでしょうし、何だか難しそうで、税金のことって意外と知らないことも多いですよね?
いったい消費税ってなんなの?
そもそも税金って何?
子供も払わなきゃいけないの?
ちょっと難しくて、そして身近すぎて、あるいは払うことが当然と思っているから疑問にも思わなかった税金のこと。
お子さんに聞かれて、答えられますか?
この記事では、子供にもわかりやすく、税金について
- どんなものなのか
- 消費税や法人税…私達のまわりの身近な税金
- 税金がないと・・・
- 税金の歴史
について、説明したいと思います。
- 税金は、みんなが安心してくらすための「会費」のようなもの。学校・道路・救急車・消防などに使われています
- 子供もお店で買い物をすると消費税を払っています(今の税率は10%。食べ物や飲み物などは8%)
- 日本の税の始まりは弥生時代ごろ。今のしくみのもとは戦後(1949年のシャウプ勧告)につくられました
税金とは?
みんなが生活するために必要な活動やサービス、建物・・・こういったものを支えるために必要なお金をみんなで出し合うのが、税金です。
すべてのひとがサービスを受けられるように、国民全員から集められるお金のことをいいます。
簡単にいうと、みんなが豊かにくらすための会費のようなものです。
大人に必要なものばかりなんじゃない?

- 備品の購入
- 公園、学校やインフラなど
- 公共のものの整備
などなど。
気づかないだけで、いろいろなものが税金でまかなわれています。
私達の身近な税金
消費税以外にもどこかで払っているのかな
消費税・酒税・固定資産税・自動車税・ガソリン税・相続税…と、色々なところで税金の名前を耳にしますね。
今回はそのなかでも、比較的身近な以下の4つの税について説明します。
- 消費税
- 所得税
- 住民税
- 法人税

消費税
例えば、ノートを買うときに発生した消費税とは、商品を買ったりサービスを受けたりしたときなどにかかる税金で、買った人・・・つまり・・・消費者が負担します。
税率は2019年10月から10%になりました。ただし、お店で買う食べ物や飲み物(お酒や外食はのぞく)や、定期購読の新聞などは8%のままです(軽減税率)。100円のノートなら、消費税10円がついて110円になります。
なお、2027年4月1日から2029年3月31日までの2年間は、飲食料品の消費税率が引き下げられることになっています。くわしい税率は国税庁のホームページで確認してください。
所得税
会社からもらうお給料やボーナス、または自営業のひとが商売でかせいだお金に対してかかります。
会社勤めの人は、お給料から引かれ、会社が支払ってくれることが多いです。
住民税
それぞれ住んでいる都道府県と市区町村に支払う税金です。
これもお給料から引かれ、会社が支払ってくれることが多いです。
法人税
お給料から引いた所得税や住民税だけでなく、会社自体も税金を払っています。
所得税と同じように、会社がもうけたお金に対して法人税という税金がかかります。
それでは、次にそんな厄介に感じる税金がなかったらどうなのか、説明します。
税金がないとどうなる?
もし税金がなくなっちゃったらどうなるんだろう…

「おなかが痛くてそれどころじゃない!!」
「早くしないと家が燃えてしまう!!」
「でも…お金を払わないとやってくれない」
当たり前ですけど、とっても困りますよね。
今、救急車を呼んで病院に連れてってくれるのにお金はかかりません。
これは、救急車の運営が税金でまかなわれているからなのです。
同じように、消防車による消火活動も税金で支払われているんですよ。
先ほどあげた、小学校の例でもそうです。
教科書すべてにお金がかかっていたら、残念ながら通えない子供も出てきます。
税金にあまり詳しくないお母さん、パートをされる場合は、扶養範囲内での働き方も覚えておくことをオススメします。
そもそも税金はいつから始まった?
税金にはどんな歴史があるんですか?
税の始まりは弥生時代、3世紀のはじめの邪馬台国とされています。
卑弥呼が女王を務めていたことで、有名なところですね。
そこで、種もみや絹織物を税金のようなものとして納めていたという記述があるそうです。

その後、国の仕組みとして正式に税が定められたのは飛鳥時代、701年のことです。
租庸調という制度が作られ、農作物や布や絹、そして労働が税とされていました。
そして奈良時代以降、いまでも時々使われる「年貢」が登場します。
税の中心は田畑をもとに計算され、そこから収穫できるものを年貢として納めていました。
そのほか商売をしているひとや手工業製品をつくっている人、また関所を通るための税など、様々な税が生まれてきました。
でも、台風や大雪で収穫できない年はどうしていたんだろう?
悪天候で税収が減るなどで当時の政府の財政は不安定でした。
そのため明治時代に入り、税制はがらっと変わったんですよ。
明治時代に入ると、収穫が不安定な年貢から、貨幣を税金として納めるようになりました。
大きく変わらない土地などに対して、税金がかけられるようになったんですね。
所得税や法人税のもとになる税も、この頃に誕生しています。

そして、戦後に憲法が作られ、三大義務として「納税の義務」が定められます。
1949年(昭和24年)には混乱した日本の経済を立て直すため、アメリカから税の専門家(シャウプ使節団)がやってきて、税のしくみについての勧告(シャウプ勧告)を出しました。翌1950年には、この勧告にもとづいて税制が大きく改められています。
よくある疑問(Q&A)
Q. 子供も税金を払っているの?
A. はい。お店でおかしや文房具を買うときに、消費税を払っています。働いてお金をかせぐようになると、所得税や住民税も納めるようになります。
Q. 消費税が10%と8%なのはなぜ?
A. 2019年10月に税率が10%に上がったとき、毎日の生活に欠かせない食べ物や飲み物などは、くらしへの負担を軽くするために8%のままにしたからです(軽減税率)。
Q. 子供向けに税金を学べるところはある?
A. 国税庁のホームページには、子供向けに税の役割や歴史を説明したページがあります。親子でいっしょに見てみるのもおすすめです。
まとめ
まとめです。
- 税金とはみんなが豊かに暮らすための必要なサービスを続けていくために必要
- 税金がないと、いま受けている公共サービスが有料になってしまう
- 税金はものを買うときやお金を稼いだときなど、いろいろなときに支払っている
- 税金は弥生時代からあった(現在のものは戦後につくられた)
税金がどんなものか、ちょっとだけ身近なものになったでしょうか?
知ったからといって納税が楽しくなる…というわけにはなかなかいきませんが、目的がわかるとちょっと納得ですよね。