マイナンバーカードをなくした、あるいは盗まれたかもしれない。そんなときは、悪用を防ぐために、まず「一時停止」の電話をするのが最優先です。この記事では、一時停止の連絡先、警察への届け出、再交付までの流れを順番に整理します。

この記事でわかること(結論)

  • 気づいたらすぐ、24時間365日受付のコールセンターに電話してカードを一時停止する
  • 次に警察へ遺失届(盗まれた場合は被害届)を出し、受理番号を控える
  • 再交付は市区町村の窓口で申請する。手数料や必要書類は自治体で異なるので、事前に確認する
  • 見つかった場合は、本人がカードを持って窓口へ行き、一時停止を解除する(2026年11月時点の自治体案内にもとづく)

気づいたらまず一時停止|連絡先と受付時間

マイナンバーカードの紛失・盗難に気づいたら、探す前でもかまいませんので、先に一時停止の連絡をします。一時停止をすると、カードに搭載されている電子証明書の利用も止まります。

一時停止の連絡先

自治体の公式案内(例として東京都世田谷区のページ)では、次の連絡先が案内されています。いずれも24時間365日の受付です。

連絡先 電話番号 通話料
マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178 無料
個人番号カードコールセンター 0570-783-578 有料
IP電話などでつながらない場合 050-3818-1250 有料

まずは無料のフリーダイヤルにかけ、つながらないときに別の番号を使うと覚えておくと迷いません。番号は変わることがあるため、念のため、デジタル庁やJ-LIS(地方公共団体情報システム機構)、お住まいの市区町村の案内ページでも確認してください。

一時停止したカードは、見つかっても解除まで使えない

一時停止をしたカードは、解除の手続きをするまで、カードも電子証明書も使えません。見つかったときは窓口で解除できるので、「落としたかも」と思った時点で先に止めておくほうが安全です。

警察への届け出|遺失届と受理番号

一時停止ができたら、最寄りの警察署または交番に行き、遺失届を出します。盗まれた可能性があるときは、そのことを伝えて被害届(盗難届)を相談します。

  • 届け出のあとに渡される受理番号(遺失届の受理番号)は、再交付の申請で聞かれるので、控えておく
  • 落とした日時・場所、カードのことを具体的に伝えるほど、拾得物との照合に役立つ
  • 警察に届けられた落とし物の保管期限は3か月。気づいたら早めに届ける(警察庁の遺失届情報サイトの案内)

世田谷区の案内では、再交付の申請に「遺失届の受理番号の受領書」が必要な書類として挙げられています。受理番号の控えは、写真に撮っておくと安心です。

再交付の申請|必要なものと手数料

再交付は、お住まいの市区町村の窓口で申請します。必要書類や受付場所は自治体で異なります。以下は世田谷区の案内の例です。

必要書類の例(世田谷区の案内)

  1. 遺失届の受理番号の受領書(紛失・盗難の場合)
  2. 顔写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm、6か月以内に撮影した無帽・正面・無背景のもの)
  3. 本人確認書類(区の案内にある組み合わせ)

代理人が申請する場合は、別の書類が必要になることがあります。窓口へ行く前に、自治体のページや電話で確認しましょう。

手数料

同じ世田谷区の案内では、再交付の手数料は次のとおりです。

種類 手数料
通常 1,000円(電子証明書の発行手数料を含む)
特急発行 2,000円(電子証明書の発行手数料を含む)

これはあくまで1つの自治体の例です。自治体によって金額や内訳の案内が異なるため、お住まいの市区町村の公式ページで確認してください。

流れをチェックリストで確認

  1. コールセンターに電話して、マイナンバーカードを一時停止する
  2. 警察署・交番で遺失届(盗難なら被害届)を出し、受理番号を控える
  3. 市区町村の窓口で再交付を申請する(書類・手数料を事前に確認)
  4. 新しいカードを受け取る
  5. 古いカードが見つかったら、窓口で一時停止の解除を相談する

再交付で新しいカードを受け取ったあとに古いカードが見つかったときの扱いは、自治体によって案内が異なる場合があります。見つかった時点で、窓口に確認してください。

カードを持ち歩く前にできる予防

紛失に備えて、次のようなことをしておくと、いざというときに慌てずに済みます。

  • 一時停止のフリーダイヤルの番号を、スマートフォンの連絡先に登録しておく
  • カードは財布の奥など、落としにくい場所に入れる。普段使わないなら持ち歩かない
  • 暗証番号をカードと一緒にメモして持ち歩かない

財布ごと落とした場合は、カード類の止め方がまとまっている記事も参考にしてください。クレジットカードの紛失については、クレジットカードを紛失したら?悪用を防ぐ手順と再発行・補償・連絡先で詳しく説明しています。海外で身分証をなくしたときの考え方は、パスポートを紛失したら再発行はどうする?海外の場合は?も参考になります。

よくある疑問(Q&A)

Q. 家のどこかにあるかもしれないが、まだ探したい。先に止めてもいい?

A. 止めて問題ありません。見つかったときは、窓口で解除の手続きをします。家で見つかった場合は、警察への遺失届は不要になることもありますので、そのときの状況に応じて警察や窓口に相談してください。

Q. 夜中に気づいた。朝まで待ってもいい?

A. 一時停止の電話は24時間365日の受付です。夜中でもすぐ連絡できます。窓口での再交付申請は、市区町村の受付時間内になります。

Q. 手数料は全国同じ?

A. 自治体によって案内が異なります。この記事の1,000円・2,000円は、世田谷区の案内の例です。お住まいの市区町村の公式ページで確認してください。

Q. 再交付までどのくらいかかる?

A. 通常発行と特急発行などで日数が異なり、自治体によっても違います。この記事では日数の目安は示していません。申請する窓口で案内を受けてください。

参考にした公的な情報

  • 世田谷区「マイナンバーカード(個人番号カード)を紛失したとき(一時停止、紛失届、再交付申請等)」
  • デジタル庁「マイナンバーカードまたはスマートフォンの紛失・盗難にあったとき」
  • 警察庁「遺失届情報サイト」

連絡先、手数料、必要書類は変わることがあります。手続きの前に、デジタル庁・J-LIS・お住まいの市区町村の案内で現在の内容を確認してください。

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