今日は、中学受験でも重要な京浜工業地帯について学びます。
- 京浜工業地帯の位置は?
- どういう特徴があるのか?その理由は?
- 京浜工業地帯のおもな都市
などを解説します。
途中、解説だけでなく、問題もありますので、あわせて解きながら理解していきましょう。
京浜工業地帯の位置
京浜工業地帯と聞いて、どの辺りが思い浮かびますか?
う〜ん、全く想像できません。
「京」は東京、「浜」は横浜と覚えておきましょう!
京浜工業地帯の中心となっているのは、東京都と( )県でしょう?
- 千葉
- 埼玉
- 神奈川
正解!
不正解...
正解は神奈川です。
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京浜工業地帯の特徴とその理由
京浜工業地帯の特徴として、何が盛んか分かりますか?
やっぱり機械かな?
確かに機械も多いです。
ただ、この地域ならではの特徴が別にあります。
ただ、この地域ならではの特徴が別にあります。
京浜工業地帯は、かつては工業製品出荷額が日本一でした。
しかし、人口集中や公害などの影響で、現在は他の工業地域に追いこされています。
この地域ならではの特徴は、印刷業の割合が高いところです。
東京が日本の首都であり、政治・経済・文化の中心地となっているため、新聞社や出版社といった出版物を印刷する工業が盛んです。
他の工業地帯と比較して、京浜工業地帯の出荷額の割合が多いのは?
- 機械
- 金属
- 印刷業
正解!
不正解...
正解は印刷業です。
政治・経済・文化の中心地となっている東京があるため、印刷業の割合が高くなっています。
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京浜工業地帯のおもな都市
京浜工業地帯のおもな都市は、東京湾の沿岸に集まっています。
- 東京都大田区(機械金属加工)
- 川崎(製油・鉄鋼・石油化学)
- 横浜(自動車・造船)
- 横須賀(自動車)
- 藤沢(自動車・電気機器)
- 平塚(自動車)
- 相模原(自動車部品)
製鉄+石油化学が盛んな都市は「かお、くらい」で覚えよう!
製鉄と石油化学の両方が盛んな都市は、京浜工業地帯の「川崎市(=か)」、北九州工業地帯の「大分市(=お)」、瀬戸内工業地域の「倉敷市(=くら)」の3つ。
覚えておきましょう!
自動車工業も盛んです!
特に臨海地区に位置する2つの都市を押さえておきましょう。
特に臨海地区に位置する2つの都市を押さえておきましょう。
自動車工業が盛んなのは、臨海地区にある( )市と横須賀市です。
- 横浜
- 川崎
- 鎌倉
正解!
不正解...
正解は横浜です。
臨海地区に位置しているのは、横浜市と横須賀市です。
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まとめ
ポイントをまとめます。
- 京浜工業地帯は、東京都や横浜市を中心とした神奈川県の臨海部に広がっている
- 京浜工業地帯は印刷業の出荷額の割合が他の工業地帯に比べて多い
- 川崎市では製鉄+石油化学が盛んである
- 横浜市、横須賀市では自動車工業が盛んである
特に、印刷業の割合が他の工業地帯に比べて多いことをしっかり覚えておきましょう!
京浜工業地帯は、東京都や横浜市を中心とした神奈川県の臨海部に広がっています。