日本の農業は、まだまだ多くの問題点があります。
今回は、そんな日本の農業について、中学受験で役立つ
- 問題点
- 食の安全
などについて説明し、問題を解きながら知識を深めましょう。
日本の農業の問題点とは?
日本の農業の問題点として
- 自給率
- 高齢化
- へりつづける農家の数
などがあげられます。
自給率
日本の農業は、近年「その土地で生産される食べ物を、その土地で消費しよう」という【地産地消】という考えが広まっています。
しかし、実際のところ、日本は海外から多くの農作物を輸入しているため、自給率はおよそ40%にすぎません。
日本の農産物、自給率は何%でしょう?
- 60%
- 40%
- 20%
正解!
不正解...
正解は40%です。
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小麦や大豆は自給率が少なく、ほぼ輸入にたよっているということが分かります。
日本の食料自給率が少なく、ほぼ輸入に頼っている農産物は何と何でしょう?
- 米・鶏卵
- 小麦・大豆
- いも類・野菜
正解!
不正解...
正解は小麦・大豆です。
小麦と大豆の自給率は低く、多くを海外からの輸入にたよっています。
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高齢化
農業は、大変きつい作業です。
また、天候(自然災害)や作物の病気などによっても、収入(しゅうにゅう)は不安定です。
そのため、若い後継者(あとつぎ)が不足しています。
よって、農業の高齢化が進んでしまうというわけです。
農業就業人口(販売農家)%です。
65歳以上の年齢が増加し、高齢化が進んでいることが分かります。
また、そもそもの農業就業人口じたいが減少していることが分かります。
日本の農業では、若いあとつぎが不足し、農業で働く人にしめる65歳以上の割合が増えることを、農業の何化が進んでいるというでしょう?
- 高齢
- 多様
- 若年
正解!
不正解...
正解は高齢です。
日本の農業では、後継者がへり、65歳以上の割合が増える高齢化が進んでいます。
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へりつづける農家の数
上の表からも、農業をする人の数が減っていってるのが分かりますが、そうなると日本の農業は輸入にたよらなければいけなくなるわけです。
小麦・大豆・とうもろこしなどの日本の最大の輸入相手国は、どこでしょう?
- アメリカ
- オーストラリア
- 中国
正解!
不正解...
正解はアメリカです。
小麦・大豆・トウモロコシなど、多くの農産物をアメリカから多く輸入しています。
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日本の農産物輸入の相手国の第一位は、ほとんどがアメリカ合衆国ですが、「野菜」はどこの国からの輸入がもっとも多いでしょう?
- オーストラリア
- 韓国
- 中国
正解!
不正解...
正解は中国です。
野菜の輸入先第一位は、中国です。
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食の安全とは?
近年、「食の安全」を求める消費者の声が高まっています。
- 有機農業(有機栽培)
- 産地表示
有機農業(有機栽培)
化学肥料や農薬を使わず、動物のフンなどからつくられるたい肥を使います。
化学肥料や農薬を使わず、動物のフンなどからつくられるたい肥などを使った農業を、何農業といいますか?
- 有機農業
- 自然農業
- たい肥農業
正解!
不正解...
正解は有機農業です。
動植物質の肥料(有機肥料)で、安全かつおいしい農産物を作る栽培方法を、有機農業。オーガニックといいます。
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産地表示
農産物の、産地の表示を義務づけています。
また、農産物の生産から、運ばれるまでを消費者に伝える仕組み(トレーサビリティ)も、取り入れられてます。
農産物を店頭で売る際、食の安全のため、何の表示が義務づけられていますか?
- 生産者
- 価格
- 産地
正解!
不正解...
正解は産地です。
食の安全のため、産地表示が義務づけられています。
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まとめ
ポイントをまとめます。
- 日本の農産物自給率は、およそ40%
- 小麦や大豆は自給率が少なく、ほぼ輸入にたよっている
- 日本の農業は、あとつぎ不足し、高齢化が進んでいる
- 近年、「食の安全」を求める消費者の声が高まっている
- 食の安全のため、有機農業(栽培)・産地表示をする取り組みが行われている
農産物の輸入先として、アメリカに多くをたよっているということも、覚えておきましょう。
日本は海外から多くの農産物を輸入しているため、自給率はおよそ40%です。