日本では、北海道から沖縄まで全国各地の土地や気候に合わせ、様々な野菜が生産されています。
今回は、そんな日本の野菜について、中学受験で役立つ
- 生産のやり方
- 生産量
- 工芸作物
などを学びます。
問題も用意していますので、解きながら知識を深めていきましょう。
日本の野菜の生産のやり方とは?
日本では、その土地や気候に合わせて、さまざまな野菜が生産されています。
- 近郊農業
- 促成栽培
- 高冷地農業
近郊農業
千葉県・茨城県・兵庫県など
大都市の周辺でおこなわれている農業で、近郊=都市にごく近い郊外という意味で、「近郊農業」といわれます。
大都市の周辺というだけあって、新鮮な野菜をすぐに運ぶことが可能です。
野菜や草花を生産する千葉県などでは、大都市の近くにあることをいかした、何農業がさかんですか?
- 近郊農業
- 観光農業
- 高冷地農業
正解!
不正解...
正解は近郊農業です。
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促成栽培
高知県・宮崎県など
春先でもあたたかい気候をいかし、ビニールハウスの中で、夏野菜(なす・ピーマンなど)を、時期を早めて生産しています。
高知県や宮崎県では、春先でもあたたかい気候をいかして、なすやピーマンなどを早づくりする何栽培がさかんですか?
- ハウス栽培
- 促成栽培
- ビニール栽培
正解!
不正解...
正解は促成栽培です。
成熟を促すという意味で、ビニールハウスの中で栽培する、促成栽培がさかんです。
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高冷地農業
長野県・群馬県など
夏でもすずしい高原では、高原野菜(キャベツ・レタスなど)を、時期をおくらせて生産します。
長野県や群馬県では、夏でもすずしい気候をいかして、キャベツやレタスなどの何野菜を生産していますか?
- 葉物野菜
- 夏野菜
- 高原野菜
正解!
不正解...
正解は高原野菜です。
キャベツやレタスなどの高原野菜を、旬の時期をずらして生産することで、旬の時期よりも高く売ることができます。
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日本の野菜の生産量は?
促成栽培がさかんな宮崎や高知ですが、
- 宮崎と高知の両県どちらも・・・ピーマン
- 宮崎だけ・・・きゅうり
- 高知だけ・・・なす
という見分け方をすると、何の生産量がどの県かという目星をつけやすいでしょう。
ピーマンの生産量が多い都道府県として、上位にくる都道府県の組み合わせとして正しいものは?
- 群馬県・熊本県・高知県
- 埼玉県・群馬県・宮崎県
- 高知県・宮崎県・茨城県
正解!
不正解...
正解は高知県・宮崎県・茨城県です。
促成栽培がさかんな宮崎県や高知県、そして茨城県でピーマンの生産量が多くなっています。
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いちご・すいか・メロンは、くだもののイメージが強いものの、実は栽培方法が定義上野菜に当たるため、野菜です。
いちごは、ブランド名が有名で、
- 栃木の「とちおとめ」
- 福岡の「あまおう」
- 熊本の「ゆうべに」
など(他にもありますが)が、思い浮かぶと思います。
栃木・福岡・熊本で生産量の多い野菜は?
- トマト
- すいか
- いちご
正解!
不正解...
正解はいちごです。
いちごの生産量が多く、それぞれのブランドがあります。
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レタス・はくさい・キャベツなどの高原野菜は、寒冷地農業がさかんな長野や群馬、茨城の生産量が群を抜いて多いです。
長野県・茨城県・群馬県で生産量の多い高原野菜は?
- キャベツ
- レタス
- はくさい
正解!
不正解...
正解はレタスです。
寒冷地農業がさかんな長野県・茨城県・群馬県では、高原野菜であるレタスの生産量が多いです。
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そして、たまねぎやにんじん(じゃがいももですが)、根菜(土の下の野菜)は北海道で生産量が多いです。
だいこん・にんじん・たまねぎの生産量が全国1位の都道府県は?
- 鹿児島県
- 北海道
- 千葉県
正解!
不正解...
正解は北海道です。
北海道では、だいこん・にんじん・玉ねぎの生産量が、全国1位です。
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日本の工芸作物とは?
工芸作物とは、そのまま食べる野菜ではなく、工場で加工されたり、工業の原料となる作物のことです。
工芸作物の多くは、日本各地の特産物となっています。
てんさいや、い草って何ですか?
また、い草は、畳(たたみ)の表部分に使われている、湿地や浅い水中に生える植物です。
茶・てんさい・さとうきびなど、工場で加工されたり、工業の原料となったりする作物を何作物といいますか?
- 工芸作物
- 加工作物
- 原料作物
正解!
不正解...
正解は工芸作物です。
そのまま食べる野菜ではなく、工場で加工されたり、工業の原料となる作物のことを、工芸作物といいます。
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北海道が100%の生産量をほこる工芸作物は?
- さとうきび
- てんさい
- こんにゃくいも
正解!
不正解...
正解はてんさいです。
北海道では、工芸作物のてんさいの生産量が100%です。
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まとめ
ポイントをまとめます。
- 近郊農業・・・大都市の周辺でおこなわれている農業
- 促成栽培・・・春先でもあたたかい気候をいかし、ビニールハウスの中で、夏野菜(なす・ピーマンなど)を、時期を早めて生産
- 高冷地農業・・・夏でもすずしい高原では、高原野菜(キャベツ・レタスなど)を、時期をおくらせて生産
- 工芸作物は、工場で加工されたり、工業の原料となる作物のこと
覚えることは多そうですが、ポイントとして、どの野菜が何県で生産量が多いのかというのは、農業のやり方を含めて覚えるといいでしょう。
大都市の近くで行われる近郊農業がさかんです。