今回は日本の農業、特に「稲作」について学びます。
- 稲作の特色
- 稲作の作業
- 稲作地域と稲の品種
- 問題点
などについて、わかりやすく解説します。
途中に問題もありますので、解きながらしっかり理解を深めましょう。
日本の稲作の特徴は?
稲作なしでは日本の農業は語れませんよ。
日本の農業は、稲作を中心に発展してきました。
米は、夏にかけて高温になり、降水量が増える日本の気候に合った作物です。
そのため、長い間日本人の主食として重宝されてきました。
稲作の作業
稲作の作業は、1年かけておこなわれます。
- 種もみ選び………塩水に種もみをつけて、しずんだ中身の詰まっているものを選ぶ
- 育苗(いくびょう)…ビニールハウスの中である程度まで苗を育てる
- 田起こし…………田を耕し、肥料を混ぜる(トラクター)
- 代かき……………田に水を入れ、かき混ぜて土を平らにする(トラクター)
- 田植え……………苗を水田に植える(田植え機)
- 中干し……………水田の水を抜き、稲の根を強くする
- 稲かり……………黄金色に色づいた稲をしゅうかくする(コンバイン)
- だっこく…………稲から、もみ(米)をはずす
稲作の作業のうち、田を耕し、肥料を入れる作業を( )といいます。
- 田もみ
- 田植え
- 田起こし
正解!
不正解...
正解は田起こしです。
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稲作の作業のうち、田に水を入れ、かき混ぜて土を平らにならす作業を( )といいます。
- 代かき
- 地ならし
- 整地
正解!
不正解...
正解は代かきです。
田に水を入れ、かき混ぜて土を平らにならす作業を代かきといいます。
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稲かりに使う機械を何といいますか?
- トラクター
- コンバイン
- 田植え機
正解!
不正解...
正解はコンバインです。
稲かりには、コンバインが使われます。
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コンバインは、稲かりと稲からもみをはずす( )という作業を同時におこなうことができます。
- 育苗
- 精米
- だっこく
正解!
不正解...
正解はだっこくです。
コンバインは、稲かりと稲からもみをはずすだっこくという作業を同時におこなうことができます。
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稲作のさかんな地域はどこ?
稲作のさかんな地域と、そこで育てられる稲の品種です。
- 石狩(いしかり)平野・上川盆地:北海道…「ななつぼし」「きらら397」「ゆめぴりか」
- 仙台平野:宮城県…「ひとめぼれ」
- 秋田平野:秋田県…「あきたこまち」
- 庄内(しょうない)平野:山形県…「はえぬき」「つや姫」
- 越後(えちご)平野:新潟県……「コシヒカリ」
米どころで有名な新潟県の越後平野では( )という品種の米が作られています。
- あきたこまち
- ひとめぼれ
- コシヒカリ
正解!
不正解...
正解はコシヒカリです。
新潟県の越後平野では「コシヒカリ」という品種の米が作られています。
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「はえぬき」や「つや姫」といった品種の米が作られているのは、山形県の( )平野です。
- 庄内
- 石狩
- 仙台
正解!
不正解...
正解は庄内です。
「はえぬき」や「つや姫」といった品種の米が作られているのは、山形県の庄内平野です。
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稲作の問題点とは?
稲作中心の日本の農業でしたが、戦後、日本人の食生活が洋風化し始めます。
そのため、お米があまるようになり、政府は休耕や転作といった減反(げんたん)政策をとっていました(1970年代〜2018年)。
- 休耕……田に稲を植えないこと
- 転作……稲を別の作物の栽培に切りかえること
だから、休耕や転作をすることで対応していたんですよ。
食生活の洋風化によりお米があまるようになったため、1970年代から2018年に終了するまで、( )政策がおこなわれていました。
- 減反
- 縮小
- 削減
正解!
不正解...
正解は減反です。
食生活の洋風化によりお米があまるようになったため、1970年代から2018年に終了するまで、減反政策がおこなわれていました。
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まとめ
ポイントをまとめます。
- 日本の農業は稲作(米作り)を中心に発展してきた
- 田起こしとは、田を耕し、肥料を入れる作業のこと
- 代かきとは、田に水を入れ、かき混ぜて土を平らにする作業のこと
- 稲かりで使うコンバインは、稲かりとだっこくを同時におこなうことができる
- 越後平野(新潟県)の「コシヒカリ」、庄内平野(山形県)の「はえぬき」「つや姫」が有名
- あまるようになった米に対応するために政府は減反政策をおこなっていた
とくに、稲作の作業や使われる機械は重要なポイントです。
また、稲作のさかんな地域・稲の品種などもしっかり覚えておきましょう。
田を耕し、肥料を入れる作業を田起こしといいます。