今回は日本の「畜産業」について学びます。
- 畜産業の特徴
- おもな家畜の生産地
- 畜産業の問題点
などについて、わかりやすく解説します。
途中に問題もありますので、解きながらしっかり理解を深めましょう。
日本の畜産業の特徴は?
牛や豚・鶏を育てて、お肉や卵、乳などを生産します。
畜産業とは、家畜を飼育する産業のこと。
牛や豚・鶏を育てて、食用となる肉や卵、牛乳・乳製品などを生産します。
乳用牛を飼育し、牛乳や乳製品を生産する農業を( )といいます。
- 営農
- 酪農
- 育種
正解!
不正解...
正解は酪農です。
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畜産業は、農産物生産額の中で最も多くの割合をしめ、米や野菜を上回っています。
それは、戦後、日本人の食生活が洋風化し、肉類や牛乳・乳製品の消費量が大きく増えたためです。
おもな家畜の生産地
畜産業のさかんな地域は、北海道、鹿児島県、宮崎県です。
北海道は、乳用牛と肉用牛のおもな生産地。
特に酪農がさかんで、乳用牛の飼育数は圧倒的な多さです。
肉用牛は鹿児島県、宮崎県を抑えて1位となっています。
乳用牛・肉用牛のおもな生産地となっている都道府県はどこ?
- 北海道
- 沖縄
- 栃木
正解!
不正解...
正解は北海道です。
北海道は乳用牛・肉用牛のおもな生産地となっています。
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鹿児島県は、豚の生産がさかんです。
とくに黒豚が有名です。
鹿児島県では、( )の生産がさかんです。
- 若鶏
- 豚
- 乳用牛
正解!
不正解...
正解は豚です。
鹿児島県では、豚の生産がさかんです。
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宮崎県は、肉用若鶏のおもな産地となります。
宮崎県に続いて、鹿児島県も多く生産しています。
鹿児島県を抑えて、肉用若鶏の代表的な産地となっている都道府県はどこ?
- 宮崎
- 佐賀
- 福岡
正解!
不正解...
正解は宮崎です。
肉用若鶏のおもな産地は、宮崎県です。
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畜産業の問題点とは?
日本の畜産業が抱える問題点は、
- 輸入にたよっている飼料[えさ]
- 畜産物の輸入の増加
の2つです。
1.輸入にたよっている飼料
家畜を育てて、肉や卵、牛乳などを生産するにはさまざまな経費がかかります。
その中でも、多くの割合を占めるのが飼料(=えさ)。
おもに、とうもろこしが利用されています。
日本はとうもろこしのほとんどを輸入にたよっているので、その値段によって畜産物の値段も左右されてしまいます。
日本は、家畜の飼料となる( )のほとんどを輸入しています。
- 米
- とうもろこし
- 小麦
正解!
不正解...
正解はとうもろこしです。
日本は、家畜の飼料となるとうもろこしのほとんどを輸入しています。
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2.畜産物の輸入の増加
国土が狭い日本では、多くの畜産物を育てる場所を十分に確保することができません。
そのため、牛乳以外の畜産物の多くを輸入しています。
海外では大きぼな畜産がおこなわれているため生産量が多く、輸入される畜産物は国産のものと比べて安くなっています。
その結果、日本の畜産業がおとろえてしまうんですよ。
日本の畜産業を守るためにも、重要な問題ですね。
まとめ
ポイントをまとめます。
- 畜産業とは、家畜を飼育する産業のこと
- 乳用牛を飼って、牛乳や乳製品を生産することを酪農という
- 北海道は乳用牛・肉用牛のおもな生産地
- 鹿児島県は豚のおもな生産地
- 宮崎県は肉用若鶏のおもな生産地
- 家畜のおもな飼料であるとうもろこしのほとんどを輸入に頼っている
どの地域で、どんな家畜が飼育・生産されているのかはよく問われます。
しっかり覚えておきましょう!
乳用牛を飼育し、牛乳や乳製品を生産する農業を酪農といいます。