待ちに待った給料日。

我慢していたあれを買おう、今日はこれを食べようなど、ちょっぴり嬉しい日です。

新入社員のAさんも、待望の初任給をもらって嬉しいはずですが…

給与明細を見ながら、難しい顔をしています。

Aさんの先輩であるBさんは、ちょっと声をかけてみることにしました。

 

どうしたの?

基本給は20万円って聞いてたんですけど、実際支給額が少ないんです!

たしかに、満額もらえると思っていたけど、実際はいろいろなものが引かれちゃうんだよね。

そうなんです!

交通費が支給されていたり、保険料が引かれたり…何が書いてあるのか、見方が全然わからなくて

じゃあ、一緒に見てみようか!

 

社会人になっても意外と知らない給与明細の見方…

毎回引かれてしまう税金社会保険料など、知っておきたいところですよね。

 

そこで今回は給与明細について…

  • いったい何が書かれているの?
  • とくにしっかり見ておきたいところ!

ということについて説明します。

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基礎知識!給与明細の見方

それじゃあまずは給与明細を見てみよう!

会社により細かい部分や順序は異なりますが、給与明細は大きく分けて3つに分かれています。

  • 勤怠
  • 支給
  • 控除

そして最後にこれらの総支給額をまとめた集計欄があるのが一般的です。

それでは、一つ一つの項目を説明していきますね。

勤怠

ここには、何日出勤しなければならないか、どれくらい残業したか?などなど…

該当月の出勤データについての記載があります。

就業日数

会社が定める、勤務しなければならない日数のことをいいます。

出勤日数

就業日数に対し、こちらは休んだり休日出勤をするなど、実際に勤務した日数になります。

時間外労働

所定労働時間を超えて勤務した時間、残業時間のことですね。

有給日数

当月に使用した有給休暇の日数(通常の休日とは違い、自分で申請して休んだ日)です。

有給残日数

所有している有給日数から、当月利用した有給の残り日数が表示されます。

代表的なものはこれくらいですね。

出勤日数や利用した有給の日数、遅刻や早退の回数などが実際の勤怠記録と合っているか確認しておきましょう。

支給

ここには、会社から支給されるお給料の明細が書かれています。

基本給

基本となる給料で、手当などを一切含まない一番もととなる給料のことを指します。

通勤費

通勤にかかる支給のことで、交通費通勤手当と呼ばれることもあるんです。

各種手当

手当に関しては、会社によりさまざまですので本当に一般的なものだけご紹介しますね。

 ・残業手当

残業時間に応じて支払われる手当です。

深夜、休日など細かく分けて支給される企業もあります。

 ・役職手当

役職に応じて支払われる手当です。

 ・住宅手当

あくまでも住宅にあててね、といった形で支払われる手当です。

全員一律で支払われたり、住居の形(持ち家か賃貸か実家かなど)によって変わるなどさまざまな形があるので、社内規定を確認してみましょう。

控除

ここには、税金や社会保険料など、給与から差し引かれるものの明細が書かれています。

所得税

収入に応じ、国に納める税金です。

この所得税ですが、本来は1年間の収入に応じた額を支払うものになります。

ですが、毎月ごとに概算で計算することになるので、過不足が生じてしまうのです。

年末調整であとから支払いすぎの場合は戻ってきますし、足りない場合はさらに徴収されてしまいます。

住民税

収入に応じ、地方自治体に納める税金です。

前年度の収入が元となるので、新卒1年目では引かれません。

健康保険料

病院などで提示する保険証など、医療費負担を抑えるためのものです。

厚生年金保険料

老後または障害保険など、年齢や障害などで働けなくなった場合の保険料です。

雇用保険

失業時や育休産休など、働けないときに手当をもらうためのものです。

介護保険料

介護のために必要となる保険料です。こちらは40歳以上からの支払いになるので、新卒では支払いません。

会社によっては自社株の購入、企業年金や社員旅行の積立など、ほかにもさまざまな理由で控除されることがあります。

 

今まではただ眺めていただけだったけど、給与明細ってこんなにたくさんのことが書かれているんですね。

うん。

じゃあ、今度はそのなかでもとくに重要なところを見てみよう。

注意して見るべきポイントはココ!

先ほどは細かく紹介しましたが、実際にしっかり見なければならないポイントは絞ることができます。

給与明細をもらったら、このあたりをよく見てみましょう。

勤怠

ここでチェックしておきたいのは以下の3つです。

出勤日数

実際に出勤した日数が合っていますか?

時間外労働

とくに時間外労働は間違いがあると残業手当に影響するところですので注意して見ておきましょう。

勤務日報やタイムカードなど、実際の勤務記録と合わせて確認しておきたいですね。

有給日数

使用した有給日数は正しいですか?

有給日数は使用の有無のほか、残りの日数も把握しておくことも大事です。

支給

支給の欄では以下の部分に注意しましょう。

基本給

変動はないでしょうか?

基本給は昇級などがない限りほとんど変動がありません。

また基本給は賞与計算の元になりますので、ボーナスの額を計算しておくこともできます。

残業手当

勤怠の部分の時間外労働と合っているでしょうか?

深夜や休日は割増となるため計算方法が変わるため、単純に残業時間と比例しているわけではありませんので、ご注意ください。

手当がその他にもいろいろある人は他の手当も見ておこう!

手当はいろいろな条件で変わります。

資格を取ったから資格手当、昇進したから職能手当、家族が増えたから家族手当などなど…

そういった変化があったとき、該当する手当がきちんと変わったかも確認したいですね。

控除

控除はこちらをチェックしておくと良いですね。

所得税

しっかり控除されていますか?

いくら引かれるのかはこちらで確認することができます。

参照サイト:国税庁 平成30年分源泉徴収税額表

ちなみに「その月の社会保険料等控除後の給与等の金額」とは、以下のように計算されます。

住民税

住民税については「控除されているか?」もしくは「控除されていないか?」を確認する必要があります。

控除されているか確認しなければいけないのは…

  • 2年目以上
  • 特別徴収を選択している

という場合です。

住民税は昨年度の収入に応じて払うものになりますので、社会人1年目は支払う必要がありません

ですが2年目からは発生してしまうので注意が必要です。

さらに、住民税は普通徴収と特別徴収があります。

 

どう違うかというと…

普通徴収・・・自分で住民税を納付すること

特別徴収・・・給与の天引きなどの方法で、会社で支払ってもらうこと

 

特別徴収にしている場合、しっかり控除されているか確認する必要があります

ちなみに、多くの会社が1年目~2年目にかけて給与があがりませんので、住民税分手取り額が減ってしまう方が多いです。

 

 

それから、給与明細は必ずきちんととっておこう!

給与明細はきちんと納税したことを証明する大切な書類でもあります。

もらって中身を確認してもすぐには捨てずしっかり保管しておいてくださいね!

まとめ

それでは、今回のまとめです。

  • 給与明細には勤怠・支給・控除の3つが記載されている
  • 勤怠は当月の勤務データが記載されており、実際の勤務実態とあっているかを確認
  • 支給は会社から支給される給与について書かれており、基本給の変動や手当の中身を確認
  • 控除は給与から差し引かれるものの明細であり、控除の有無を確認

 

毎月もらうものなのに、知らない、よくわからないで、万が一損していたら悲しいですよね。

しっかり見方を覚えて、間違いがないか確認しておきましょう。

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