ハムスターは繁殖力がとっても強い動物です。

私もハムスターを譲ってもらって飼っていたら、だんだんお腹が膨らみ始め、赤ちゃんが産まれた経験があります。

びっくりしました。

まさか妊娠していたなんて!

ハムスターの場合こういうこともたまにあるようですね。

 

私は小さな頃からハムスターを飼育していて、専門的に動物を学んできたので、しっかり育てることができました。

けれど、もし初めての飼育で突然の出産があったら、焦ってしまいますよね・・・。

 

そんな突然の出産に焦っているときでも、安心して臨めるように徹底解説していきたいと思います。

 

今回は、ハムスターの出産

  • 出産時間、赤ちゃんの匹数
  • 準備するもの
  • 出産前の様子
  • 出産後の注意点など

について、私の経験も交えながら紹介していきたいと思います。

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ハムスターの出産時間はどれくらい?何匹くらい産むの?

ハムスターはいつ赤ちゃんを産むの?

ハムスター 出産 夜

ハムスターの出産は普通、夜中や明け方が多いようです。1)

昼間に出産することもありますが、夜間に比べ周囲の環境が騒がしくストレスになり、赤ちゃんを食べてしまうこともあるようです。

見かけたら静かな環境にして、あまり見ないようにしてくださいね。

 

経験から、ハムスターは1匹ずつ生んでいくので、すべて生み終わるのに2~3時間かかると思います。

お母さんは大変ですね。

ハムスターが出産する赤ちゃんの数は?

何匹くらい産むの?
一度に2~15匹産みます。2)

生まれる赤ちゃんの数は結構差がありますね。

一般的に、

  • ゴールデンハムスターは平均9匹3)
  • チャイニーズハムスターは4~6匹3)

とも言われています。

ハムスターの種類によっても違いがあるようですね。

ハムスターの赤ちゃん

ハムスターはほとんどの場合、安産です。

信じてそっと見守ってあげましょうね。

子供を産むと、母ハムスターは神経質になるので、余計なストレスを与えないようにしましょう。

 

飼い主として何かできることはありますか?

いくつかあります。

次で紹介していきますね!

 

ハムスターが出産に控え巣箱など準備するものはある?

なにか 準備することはありますか?
ハムスターが安心して出産・育児できるように環境を整えてあげる必要があります。

 

出産・育児に適した環境
  • 飼育ケージは水槽タイプがよい。
  • 巣箱・巣材は適したものを入れる。
  • 栄養のある餌をたっぷりあげる。
  • 出産間近~離乳するまで、掃除はしない。
  • 出産するハムスターは1匹にしましょう。

順番に詳しく説明していきますね。

 

飼育ケージ

ケージは、金網タイプと水槽タイプがありますよね。

どちらがいいのでしょうか?

水槽タイプのほうが出産・育児には向いています!

金網タイプのケージだと、赤ちゃんが脱走してしまう可能性や手足を引っ掛けて怪我をしてしまう可能性があります。

また、金網タイプだと保温性も落ち、匂いもダイレクトに伝わるので母ハムスターのストレスになることもあるので、水槽ケージをオススメします。

しかし、出産直前の環境の変化は戸惑ってしまうこともあるため、妊娠が分かったら早めに変更してあげられるといいですね。

 

気が付いたときには、赤ちゃんが生まれていた場合は、無理に水槽ケージに移さないでください。

急な環境の変化は母ハムスターのストレスになり、赤ちゃんを食べてしまう原因にもなってしまいます。

ハムスター 出産 ケージ

金網ケージの場合は、ケージに布や段ボールで覆ってあげるといいですね。

少し隙間を作っておくことも忘れずに。

巣箱・巣材

巣箱が小さいと、母ハムスターに赤ちゃんが潰されてしまう可能性があります。

少し大きめな巣箱しましょう。

 

赤ちゃんは最初小さいですが、どんどん大きくなります。

たくさん生まれることもあるので、余裕があるくらいのほうがベストです!

 

巣材は、巣作りに必要です

巣箱の中に運び、赤ちゃんのためのふかふかのベットを作るので、多めに必要です。

ゴムの入った人間用の手袋や靴下は赤ちゃんが引っかかって怪我をしてしまうこともあります。

チップを増やしてあげるといいでしょう。

巣作りは、営巣行動といってハムスターの母性行動の一つです。4)

ちなみに、母性行動は他に3つあります。

  • リトリービング(迷いでた子を巣に戻す行動)
  • リッキング(子の性器をなめて排尿、糞を促す行動)
  • 授乳行動

巣作りも大切な行動なのですね。

安心して巣作りできる環境を整えてあげようと思います!

 

今までと同じ餌でいいのでしょうか?
出産に備えて、通常より栄養のある餌をたくさんあげてくださいね。

ハムスター 出産 餌

  • たんぱく質(トウモロコシ・麦)、動物性たんぱく質(ささみ・チーズ・にぼし)、ビタミン(にんじん・ほうれん草)を増やす。
  • 脂肪が多すぎると難産になりやすくなるので、脂肪の多い餌(ヒマワリの種、ピーナッツ等)は減らしましょう。
  • 普段の餌の1.5~2倍程度あげてもOKです。
  • 新鮮な水もたくさんあげましょう。
  • 繁殖用のペレットもあります。

出産~授乳中もたくさん栄養が必要なので、しばらくは意識してあげてください。

掃除

赤ちゃんが離乳するまで(生後3週間ほど)は、トイレ掃除のみにとどめ、ケージ掃除は控えます。

母ハムスターにストレスを与えないようにしましょう。

掃除もストレスになってしまうのですね。

そうですね。

環境の変化や人間の匂い、他のハムスターもストレスになることがあります。

出産するハムスターは分ける

他のハムスターや、父ハムスターは一緒でいいの?

妊娠中のメスは、気が立ってきます。

何匹か一緒にいる場合は分けたほうがよいです。

ハムスター出産 分ける

妊娠すると、ハムスターのメスがオスを追いかけていじめることがあります。

逆に、オスがメスを追いかけ回し、ストレスから流産してしまうこともあるので、メスが妊娠したらオスと分けましょう5)

野生のハムスターもメスだけで生み育てます。

 

ハムスターの多頭飼いは共食いの原因にもなる!?

気になるかたは、こちらもどうぞ。

 

ハムスターはもともと野生でも1匹で生活しています。

妊娠中は特に神経質になるので、分けたほうが安心です。

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そもそも、ハムスターは出産間近の兆候がある?直前の様子は?

妊娠期間は、

  • ゴールデンハムスターは15~18日3)
  • チャイニーズハムスターは20~21日3)
  • ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスターは3週間くらい6)

と言われています。

ハムスターの出産前は何か変化ありますか?
注意深く見ていると、出産の兆候を知ることが出来ます。

出産間近の兆候・直前の様子に分けて見てみましょう。

 

出産間近の兆候

  • 交尾して10日過ぎたころから、メスの下腹部は一目でわかるほど膨らんできます。
  • 歩き方もノロノロとしてきます。
  • 12~14個の乳首も赤くなり膨らみます。

立ち上がったときに、チェックすることができます。

この兆候に気が付いたら、環境を整えてあげましょう。

 

直前の様子

  • 巣作りを熱心にしたり、巣箱から出てこなくなります。
  • ソワソワしたり、少量の出血をすることもあります。
  • 下腹部が大きくなり、歩くときにチップで擦れたりして毛が薄くなることがあります。

出産が近づいています。

餌や水をあげるとき以外はなるべくケージに近づかないようにしましょうね。

 

参考までにこちらも確認してみてください。

お腹全体が丸く膨らんでいますね。

乳首も目立っています。

出産するまではあと少し掛かりそうですね。

 

ハムスターの出産後!注意点は?

人間のように、後産(赤ちゃんを生んだ後、胎盤が剥がれて出てくること)の処理は必要なの?
ハムスターは、赤ちゃんを生んだ後の処置は自分で行うので、飼い主さんがやることはないですよ。

ハムスターの赤ちゃんは出産直後は薄い膜に包まれていますが、すぐに母ハムスターが食べてしまいます。

胎盤も食べてしまうので、飼い主さんが目にすることはほとんどないと思います。

チップに血がついていることもありますが、大量出血でない限り心配は要りません

 

母ハムスターは出産後、とても神経質になっています。

以下の点に注意しましょう。

  • 赤ちゃんに人間の匂いが付かないようにする。
  • あまり見ないようにする。
  • 掃除は赤ちゃんが離乳するまで控えましょう。
  • 水・餌はたっぷりと与える。
  • 静かな環境にする。
  • 室温は、暑すぎず、寒すぎないようにする。

ハムスターはストレスを感じたり、育てられないと判断したときは、赤ちゃんを食べてしまったり育児放棄をする習性があります。

 

育児は母ハムスターに任せ、出来るだけそっとしておいてくださいね。

ハムスターの赤ちゃんは、生後1週間は母乳のみで育ちます。

育児放棄をされると、人工保育は難しいと言われています。

 

ハムスターの赤ちゃんがお母さんに食べられてしまうことも!

こちらも是非確認してくださいね。

 

参考文献:
1) ハムスター・リス・ウサギ 飼い方・育て方図鑑 p.84-85
2) ハムスター・ウサギ・リスなどの飼い方 p.62
3) 実験動物の技術と応用 入門編 p.117
4) 最新実験動物学 p.48
5) ハムスター・ウサギ・リスなどの飼い方 p.61
6) はじめてのハムスター p.4-8

まとめ

ハムスターの出産についてまとめます。

  • ハムスターの出産は、夜中や明け方に多い。
  • 産子数は、ゴールデンハムスターは10匹前後、ドワーフハムスターは7匹以下。
出産・育児のための環境づくりをしましょう。
出産・育児に適した環境にする
  • 飼育ケージは水槽タイプがよいが、金網タイプの場合は布や段ボールで覆いを作るとよい。
  • 巣箱は大きめで余裕のあるものがよい。
  • 巣材も必要なので、チップを増やす。
  • 通常より栄養のある餌を、通常の2倍程度与える。
  • しかし、太りすぎは難産になるので脂肪の多いヒマワリの種は減らす。
  • 出産間近~離乳するまでは、掃除をしない。
  • 出産するハムスターは1匹にする。

 

出産の兆候はこちらです。
出産間近の兆候
  • メスの下腹部が膨らんでくる。
  • 歩き方もノロノロしてくる。
  • 乳首が赤くなり膨らんでくる。

 

出産直前の様子
  • 巣作りを熱心にして、巣箱からあまり出てこなくなる。
  • ソワソワする。
  • 少し出血することもある。

 

注意することはこちらです。
  • ハムスターは出産後とても神経質になっている。
  • ストレスを感じたり、育てられないと判断したときは、赤ちゃんを食べてしまったり育児放棄をする習性がある。
  • 育児は母ハムスターに任せる。
  • 赤ちゃんに人間の匂いが付かないようにする。
  • あまり見ないようにする。
  • 赤ちゃんが離乳するまで掃除はしない。
  • 水・餌はたっぷりと与える。
  • 静かな環境にする。
  • 室温は暑すぎず、寒すぎないようにする。

 

ハムスターは割りと簡単に妊娠・出産をしますが、すべての子が育つかどうかは環境で大きく変化します。

また、出産を繰り返すのもメスには負担になりますし、子供もどんどん増えていきます。

計画性を持って育ててあげたいですね。

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