丸っこい体につぶらな瞳のハムスター。

その姿からは想像も付かない恐ろしい習性をもっています。

 

それは、共食い

 

私は学生の頃、研究室でハムスターを複数飼育していましたが、現場を見てしまったことも多々ありました。

これが家庭のハムスターで起きたらと考えると・・・相当ショックではないでしょうか?

 

ハムスターを3匹一緒に飼っていましたが、今朝見たら1匹食べられていました・・・。

残ったハムスターはどうしたらよいでしょうか?

それは、ショックでしたね・・・。

残されたハムスターのためにも、正しい情報をお伝えしますね。

 

 

今回は、ハムスターが共食いしてしまう問題について

  • 理由
  • 共食いを防止する方法
  • 供養方法
  • ハムスター共食い経験者の声

など、専門的な知識も交えて紹介したいと思います。

どうしてハムスターは共食いするの?理由は?

そもそも、どうして共食いするの?

ハムスター 共食い 悲しい

それは、ハムスターの習性をよく知る必要があります。

まずは、野生での生活を見てみましょう。

 

ハムスターは野生では基本的に1匹で暮らしていて他のハムスターと出会うとケンカをします。

オスとメスは子供を作るときだけ一緒にいて、それが終わるとまた1匹ずつで生活します。1)

 

野生では1匹で暮らしているのですね。

また、こんな情報もあります。

ハムスターは巣穴のまわりに、他のハムスターが勝手に入れない自分の縄張りを持っています。

そして、他のハムスターが入ってくると、攻撃します。2)

 

ハムスターは縄張りを持っているのですね。

そう言えば、ゴールデンハムスターは腰のあたりに臭腺があって、一生懸命におい付けしていますよね。

コレも、縄張りのしるしなのですね!2)

 

野生ではケンカをして弱い個体が逃げていきますが、ケージの中では逃げ切れません

そのため、死ぬまでケンカが続くのです・・・。

死んでしまえば、ただの肉。

ハムスターの共食いは、縄張り争いなど、ケンカの行く末なのです!

ハムスターの共食い

母ハムスターが赤ちゃんを食べてしまうことも。

理由は少し違いますので、赤ちゃんが生まれた場合はこちらも確認してみてくださいね。

 

とても怖くなりました。

共食いをさせないために、なにか方法はありますか?

怖がらせてしまい、すみません。

もちろん、方法はあります!

正しい知識を持って飼育したいですね。

次で紹介していきますね。

ハムスターが共食いするのを防止する方法は?

共食いを防止するためには、どうしたらいいのでしょうか?

2つ方法があります。

 

  • 一匹ずつ飼う
  • ケージを広くする

 

それぞれの点について、詳しく見ていきましょう!

一匹ずつ飼う

ハムスターの飼い方

ハムスターは基本的に1ケージに1匹で飼育する動物です。

赤ちゃんが生まれたとしても、生後5週間ほど経てば、縄張り意識が出てきます。

1匹ずつ分けて飼育しましょう。

ケージを広くする

ハムスターの飼い方

狭いケージのため、ケンカをしても逃げ切れずに共食いが起こります。

ケージを広くしたり、寝床を増やすなどしたら共食いは防げるのでしょうか?
そうですね。

ハムスターの野生での縄張りは、巣穴を中心に半径10~15mと言われています2)

ケンカが起きたときに逃げ切れないケージの中では、心配が付きまとうこととなりますね・・・。

そのため、特別大きなケージでない限り、分けるということを選択した方が無難です。

 

 

ちなみに、ロボロフスキーハムスターは比較的多頭飼いに向いていると言われています。

どうしても、多頭飼いをしたい場合は、ロボロフスキーハムスターを選ぶとよいでしょう。

まずは、様子を見てケンカするようでしたらすぐに分けてくださいね。

 

・・・とは言え、いつどこで、何が原因でケンカに発展するか、死ぬまでケンカしてしまうかはわかりません。

ハムスターは夜行性なので、夜のほうが活動的です。

十分に注意してくださいね。

 

また、ハムスター同士の相性の問題もあります。

私は研究室時代にたくさんのハムスターを系統維持のため飼育していました。

ゴールデンハムスターを複数まとめていれる場合もありました。

(ご家庭ではオススメできません!)

観察していると、よくケンカをするハムスター同士、というのがいました。

逆に相性がよく、一緒に飼育できる場合もありました。

経験から、オス同士の方がケンカが多かったです。

オスの方が縄張り意識が強いのかもしれませんね。

 

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ハムスターの供養は?

食べかけられたハムスターはどうしたらいいのでしょうか?
この場合、飼い主さんのお気持ちを第一に考えます。

ハムスターの体がどのくらい残るかにもよりますが、方法としては2つあります。

 

  • 埋葬する
  • 火葬する

飼い主さんが納得される方法がよいでしょう。

埋葬する

自宅の庭やプランターの土の中に、静かに埋めてあげましょう。

飼い主さんのすぐ近くで、いつでも会えますね。

火葬する

業者さんに頼めば、お骨が残る場合もあります。

  • お骨を手元に置いておく方法
  • 散骨する方法
  • ペット霊園にお願いする方法

などもあります。

最近では、ハムスター等小型の動物も火葬できるところが多いようです。

しっかりお骨が残るかどうか、事前に確認してくださいね。

実は多いハムスターの共食い経験者

ハムスターが共食いしてしまったことがトラウマになりそうです・・・。

そうですよね・・・。

他にもハムスターの共食いを経験された人がいるので、見てみましょう。

やはり、1ケージに入れすぎると共食いが起こるようですね・・・。


トラウマになりますよね・・・。


共食いを止めるのも一苦労ですもんね。

 

参考文献:
1) ハムスター・ウサギ・リスなどの飼い方 p.42
2) ハムスター・リス・ウサギ 飼い方・育て方図鑑 p.44

まとめ

ハムスターの共食いについて、まとめます。

共食いする理由
  • ハムスターは縄張り意識が強く、飼育下ではどちらかが死んでしまうまでケンカが続く
  • 共食いは、ケンカの末、死んでしまったハムスターを食べてしまうことによって起こる。

 

対策
  • 1匹ずつ分けて飼育する。
  • ケージを広くする。
  • ロボロフスキーハムスターは多頭飼いもできるが、十分注意する。
ハムスターの供養
  • 自宅の庭やプランターに埋葬する
  • 業者さんに頼んで火葬する。

 

可愛いハムスターは手軽に飼育できる動物ではありますが、やはり動物にも命があります。

ハムスターの習性や野生での生活を考え、「共食いすることがある」ということを理解して飼育しましょうね。

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